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コミュニケーションが全く取れなかった私①

私は発達障害を持っています。診断名は自閉症スペクトラムとADHDで、幼少期から人と関わることに抵抗を感じていました。
小さい頃は人見知りが激しく、家族以外の人を見ると固まったり、逃げたがっていたらしいです。

2歳の半ばから、保育園に入園しました。私の両親は、保育園で友達ができたら人見知りも改善されるだろうと考えて入れたらしいです。しかし、人見知りは改善しませんでした。同級生が話しかけてきても答えることなく逃げてばかりで先生には「なんで無視するの?」とよく怒られていました。集団行動がとにかく苦手でいつもひとりぼっちでした。また落ち着きがなく、昼寝の時間にも走り回ったりウロウロして先生に怒られていました。家では保育園で友達を作りたいと言ってたそうで、人と関わりたいけど声が出ないと困っている様子だったらしいです。

この症状は場面緘黙症といい、特定の場面で声が出せなくなるというものです。

私は場面緘黙症に18年間苦しんできました。

高校2年生の時、父から話し方教室に通ってみないかと誘われました。実は父も元場面緘黙症で、私のことをずっと気にかけていたそうです。父は場面緘黙症は克服したものの、まだコミュニケーションに苦手意識があるそうなので、一緒に通うことにしました。

そこでは、主にスピーチを学びました。緊張はしましたが、父や周りの人が応援してくれたおかげで声を出すことができました。これが克服への第一歩となりました。





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