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社会福祉士の資格試験、翔泳社の対策本で合格率3割の難関を突破しよう

国家資格の必要な福祉職の1つ、社会福祉士。この記事では資格取得を目指す方に、翔泳社の人気シリーズである福祉教科書を紹介します。

社会福祉士の資格試験は例年では2月上旬に行なわれます。受験の申し込み受付は9月上旬から10月上旬にかけて。合格率は約3割と、難関の資格で複数回受験する方もいます。確実な合格には、早めに試験の出題範囲を把握し、勉強を始めることが不可欠です。

社会福祉士の試験は19科目、精神保健福祉士の試験は17科目あり、そのうち11科目が共通しています。翔泳社では共通科目の対策本として『福祉教科書 社会福祉士・精神保健福祉士 完全合格テキスト 共通科目 2021-2022年版』を刊行しており、社会福祉士の専門科目では『福祉教科書 社会福祉士 完全合格テキスト 専門科目 2021-2022年版』があります。

今回は社会福祉士の専門科目について解説した『福祉教科書 社会福祉士 完全合格テキスト 専門科目 2021-2022年版』から、資格や試験を説明したパートと、中身がどんな感じかが分かる実際のページを紹介します。

数ある対策本の中から、自身に合ったものを選ぶ際の参考にしていただければと思います。なお、社会福祉士を目指す方は問題演習を中心に勉強されることが多いため、問題集として『福祉教科書 社会福祉士 完全合格問題集 2021年版』も刊行しています。

以下、『福祉教科書 社会福祉士 完全合格テキスト 専門科目 2021-2022年版』(翔泳社)から「社会福祉士の資格・試験について」と「第12章 社会調査の基礎」を抜粋します。掲載にあたって一部を編集しています。

社会福祉士の資格・試験について

社会福祉士は、「社会福祉士及び介護福祉士法」を根拠法とする国家資格であり、福祉分野における最上位の資格です。求められる知識は高度で幅広く、社会福祉士は専門職として水準の高さを示すことができます。

社会福祉士の職務内容

■社会福祉士とは

社会福祉士は、高齢者や障害者、児童など社会的に弱い立場にある人がサポートを必要とするときに、まず相談に応じ、次に地域に働きかけ関係者と連携し、また社会資源を活用してニーズに合った援助を行うソーシャルワーカーです。

根拠法の「社会福祉士及び介護福祉士法」によると、社会福祉士とは「専門的知識及び技術をもつて、身体上若しくは精神上の障害があること又は環境上の理由により日常生活を営むのに支障がある者の福祉に関する相談に応じ、助言、指導、福祉サービスを提供する者又は医師その他の保健医療サービスを提供する者その他の関係者との連絡及び調整その他の援助を行うことを業とする者」とされています。

■社会福祉士の職場

社会福祉士のもつ専門的知識と技術は幅広く、活躍の場は多岐にわたり、行政機関(地方自治体や社会福祉協議会)や各種福祉関係施設、医療施設、民間企業など様々あります。また、地域包括支援センターへの配置が義務づけられたり、受刑者の高齢化が問題となっている刑務所への配置が決まったりなど、社会福祉士の活躍の場は着実に広がっています。

さらに今後高齢化が進む日本では、独居老人が増加し、成年後見人の需要が高まることが予想されています。このため独立して個人事務所を構える人も増えると考えられます。

社会福祉士になるには

■受験資格

受験資格は、福祉系大学・短大で「指定科目」を履修したかなど、細かく12のルートに分かれています。福祉系大学で「指定科目」を修めていない場合は、相談援助の実務経験や、養成施設での研修の修了が求められます。

この実務経験の施設や職種、また養成施設については、公益財団法人社会福祉振興・試験センター(以下、試験センター)のホームページに一覧表があります。

■社会福祉士資格取得ルート

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■社会福祉士の登録について

社会福祉士試験に合格したら、厚生労働省の社会福祉士登録簿への登録を受けなければなりません。ここに登録すると、社会福祉士登録証が交付され、社会福祉士を名乗ることができるようになります。

試験の実施方法

受験手続の詳細は受験要綱で確認してください。受験要綱は、試験センターのホームページhttp://www.sssc.or.jpなどで確認することができます。

■試験の場所

試験は、年に一度、次の24の都道府県で行われます。

北海道、青森県、岩手県、宮城県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、石川県、岐阜県、愛知県、京都府、大阪府、兵庫県、島根県、岡山県、広島県、香川県、愛媛県、福岡県、熊本県、鹿児島県、沖縄県

■出題方式

出題は1択又は2択(5つの選択肢から1つ又は2つを選択する)方式で、解答はマークシート方式で行われます。

■出題数

科目ごとの出題数は、表の通りです。また、配点は1問1点です。

「共通科目」は、精神保健福祉士試験と同じであり、この精神保健福祉士の資格を持っている人が社会福祉士試験を受験する場合、申請によって共通科目が免除されます。

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■試験時間

これまでの試験時間は、共通(午前10:00〜12:15):135分、専門(午後13:45〜15:30):105分、計240分となっています。

試験日・受験者数

■試験日

毎年、2月上旬に予定されています。

■受験申込書類の提出期間

毎年9月上旬〜10月上旬となっています。試験センターから受験申込書類「受験の手引」を取り寄せたら、書類をそろえて期間内に提出します。「受験の手引き」の請求は7月下旬から早めに行います。

■受験手数料

社会福祉士(共通科目+専門科目)を受験:15,440円
社会福祉士(専門科目のみ)を受験:13,020円
社会福祉士と精神保健福祉士を同時に受験:28,140円(社会13,980円+精神14,160円)

■合格発表

毎年、3月中旬に試験センターに掲示され、合格者には合格証書が、不合格者にはその旨の通知が郵送されます。また、試験センターのホームページに期間限定で、合格者の受験番号と合格基準点、正答が公開されます。

■受験者数・合格率

第22回〜第32回の受験者数、合格者数、合格率を示します。

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第12章 社会調査の基礎

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