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無料で『LGBTの就活・転職の不安が解消する本』を全文公開、4/2まで

翔泳社では3月27日(金)から4月2日(木)まで、『自分らしく働く LGBTの就活・転職の不安が解消する本』を無料で全文公開します。

上記リンク先ページにて閲覧できます。なお、閲覧時に翔泳社サービス(SHOEISHA iD)への会員登録が必要です。

本書では、LGBT向け求人サイト「JobRainbow」を運営する星賢人さんが、就活生や転職者から寄せられた不安や悩みに回答。人生の大切な一部である仕事において、自分らしく働くためのヒントを提案してくださっています。

「カミングアウトするかしないかは決めておいた方がよいのでしょうか?」
「企業説明会でLGBTに関することを聞いても大丈夫でしょうか?」
「職場環境を見るとき、どこに気を付ければよいでしょうか?」
「カミングアウトをせずにうまく隠す方法はありますか?」
「仕事内容はあっているのですが、職場になじめずに転職を考えています」

こうした質問に星さんが1つずつ答えつつ、やりたいことを実現するために何をすればいいのか、そもそもどのように働けばいいのかといった疑問にも、キャリアプランやライフプランの作り方と合わせてアドバイスを送っています。

自己分析や業界研究のやり方、インターシップの注意点、エントリーシートの書き方から、さらに入社後の働き方まで、しっかりとカバーしています。

巻末には下記に挙げるLGBTフレンドリーな企業18社の紹介も。

アメリカン・エキスプレス・インターナショナル, Inc.
イケア・ジャパン株式会社
LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン・ジャパン株式会社
株式会社資生堂
株式会社チェリオコーポレーション
株式会社TENGA
株式会社丸井グループ
株式会社物語コーポレーション
佐川急便株式会社
JTBグループ
セガサミーホールディングス株式会社
ソニー株式会社
ソフトバンク株式会社
日本航空株式会社
野村ホールディングス株式会社
P&Gジャパン(プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン株式会社)
PwC Japanグループ
freee株式会社

就職活動で不安のある方は、ぜひこの機会に本書をチェックしてみていただければと思います。

※下記ページにて全文公開中です。

この記事では、本書がどういう本かもっと知りたい方のために「はじめに」を抜粋して紹介します。

はじめに  2020年2月 星賢人

「あなたみたいな人は、うちの会社にはいない」

 あるトランスジェンダーの女性が、企業の面接官からいわれた言葉です。彼女は、私が学生時代に代表を務めていたLGBTサークルのメンバーでしたが、この言葉をきっかけに就活をあきらめ、大学も中退してしまいました。

 私はその後、「すべてのLGBTが自分らしく働ける社会を創ろう」とLGBT向け求人サイト運営と、企業向けLGBT研修コンサルティングを行う株式会社JobRainbowを立ち上げました。現在は300社以上の企業と月間35万人を超える利用者をマッチングし、利用者の「自分らしく働く」をサポートしています。

 事業をはじめて4年が経ち、就活や転職がうまくいかなかったり、自分らしく働けないことに悩んでいるLGBTから、日々相談を受けています。

「就活のどのタイミングで自分のセクシュアリティを伝えたらよいかわからない」
「どんな格好や振る舞いで面接に行けばよいか教えてほしい」
「レズビアンだと伝えたら精神に問題のある方は受け入れないといわれた」
「オフィスでゲイだとうわさにされ、居づらくなって休職してしまった」
「Xジェンダーであると職場で上司にバラされたので、転職を考えている」

 本書は、こうした不安や課題を感じているLGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーのみならず、XジェンダーやAセクシュアル、パンセクシュアル、クィア、クエスチョニング等を含むすべてのセクシュアルマイノリティ)に応える就活・転職の実用書です。

 働くということは、お金を稼ぐためだけではなく、人生を豊かにするうえでのキーとなるものです。そこで、本書では働く主体となる自分がどのような人間なのかを知り、将来のキャリアプランとライフプランを描くことからはじめます。

 これは「カミングアウトをするべきか?」「ダイバーシティな企業を選ぶべきか?」「環境よりもキャリアを優先すべきか?」といった意思決定の軸となります。

 そのうえで、エントリーシートや面接において、自己PRや志望動機を適切に表現するテクニックをお伝えしつつ、LGBTの就活生・転職者が陥りやすいミスやネガティブマインドの解決策を提示していきます。

 加えて、内定取消や不当な扱いを受けたときの対処法、入社後に職場をLGBTフレンドリーな環境にするための実践的な方法もお話しします。

 このように、本書のゴールは内定ではありません。人生において「自分らしく働く」を具体化するサポートを、この一冊で完結できるようにしました。

 ですので、就活・転職のイメージがわかない、いまの就職のあり方に疑問を感じている、「自分らしく働きたい」と思っている、といったLGBT以外の方や、メンバーがいきいきと働ける職場をつくりたいと思っている企業担当者にとっても、役立つ内容となっています。

 そもそも「就活・転職はLGBTとは関係のないテーマだ」と思われる方もいるかもしれません。実際、セクシュアリティと採用・働くことはまったく関係ありません。私もそう思います。

 しかし、LGBTであることを理由とした内定取消、同性パートナーシップの否認、ホモネタの横行といったフェアではない職場環境があるのも事実です。LGBTの側ではなく、社会が無関係にはさせてくれないのです。

 このような社会の中、理想論を振りかざすのではなく、いま、この瞬間に不安を感じたり、ふさぎ込んでしまっているLGBTに向けて、就活・転職というテーマを通して少しでも前を向いて、安心して生きられる社会をつくりたい。この一心で、本書を書き上げました。

 私自身、ゲイとしていじめられた経験があります。就活も一度は失敗しました。でも、勇気をもって一歩ふみ出せば、景色が変わりました。

 セクシュアリティほどセンシティブなテーマは、そうそうありません。本書で紹介したノウハウは、LGBT以外のマイノリティの悩みを抱えているすべての人にも応用できるものだと、ひそかに思っています。

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