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30代からの海外移住、20代と真逆のことをやって現地での仕事、生活を獲得してきた會澤貴美代さん

海外で働く人ラジオのエピソード9はシドニーで起業してオーストラリアと日本の架け橋を担っている「WomenCanFly.Co」の創業者の會澤貴美代(あいざわ・きみよ)さんです。

會澤貴美代(あいざわ・きみよ)のプロフィール
高校時代にニュージーランドへ短期留学し、広大な大地と異文化に感銘を受ける。以降、働きながら海外旅行や海外留学に。

その後、公益財団法人都市活力研究所にてライフサイエンス、起業家支援、オープンイノベーション及びインバウンド関連の地元産業を活性化させることを目的とするアカデミーやセミナーを産学官で連携し運営。

2018年渡豪し、地元日系WEBメディアで訪日外国人観光客向けアウトバウンド事業を担当。その後、ローカルIT企業にて日本市場マーケィングを担当。働きながらビジネススクールに通い2019年11月、「個々が輝く未来の選択肢を増やす」とモットーに「WomenCanFly.Co」をシドニーにて創業。

オーストラリア留学生のサポートに魂を込めている。学校選びや学生ビザのサポートから、グロースマインドセット、ITスキル、キャリアアップの3つの柱とする英語の履歴書セミナーやプログラムを提供している。

留学生支援事業と合わせて日系企業様のPR事業が主なサービスとなる。
活動を通して留学生、個人が1つでも多く活躍できる機会が海外で増えるよう日々、奮闘している。

會澤さんが日本から海外に移住するのに非常に多くのハードルを乗り越えています。
英語の取得から面白い話が聞けます。
是非とも楽しんで聞いてください。



社会人になってからワーホリで英語を身につけた

9:40 学生時代英語の勉強はしてなかった
学生時代はめちゃくちゃ遊んだからTOIECは450点くらい。成績が良くなかったから学校研修にもいけないぐらいの英語レベルでした

10:24 2年間カナダにワーホリに行ってTOIECは450点から900点まで伸びた
2年間家族を含めて、日本人とはコミュニケーションをせずに英語漬けになった時一番伸びた。常に英語を聞いていて、英語が自然な状態に自分を置いた時に語学力が伸びた。

11:54 ワーホリは遊んでいるイメージがあるから、そうならないようにと思っていた
日本の友達は仕事頑張っているし。「ワーキング」「ホリデー」なので遊びに行くというイメージがある。そのように思われないように自分にプレッシャーをかけていた。
英語が伸びていない時期があった。頑なにやっているのは合っているのか?ともがいていた時期があった。いろんなことを犠牲にしているのに
そういう時に友達と遊んでいたら英語が伸びたという話が耳に入ってくる
その時はキツかった

20:55 周り全員から反対された海外移住を決断した考え方

30代になっていく中、海外に行くことを友達、家族に反対された。結婚、仕事でのキャリアアップを勧められていた。
みんなが反対されるのを自分への物差しとして、自分が本当に後悔しないのかを自分に何度も投げかけた。最終的には、70歳の自分がどう思うかを考えてみて、海外に行くことをエイ!と決めて海外移住を決めた

25:00 最初の海外の仕事を得たのは旅行先で出会った会社で仕事

海外移住を検討しているとき、オーストラリアに旅行をした。そこで連絡をして出会ったウェブメディアの会社と連絡を取り続け、関係を築いていった。渡豪した時にはインターンで雇ってもらうことになった。
渡豪した翌日から働き始めた。

海外でチャンスを引き寄せた行動4つ

30:10 食わず嫌いせずにいろんな情報が自分に入るようにした
初めは誰も知り合いがいなかったから、現地の人が1年間どういうふうに過ごすのか分からなかった。

初めは飲食店関係のメルマガに登録して情報を得るようにした。起業家のメルマガにも登録し、セミナーにも参加した。情報が自分に入ってくるようにした。

初めの1年は自分に情報が入ってくるようにすることを無茶苦茶意識した
セミナーも100回以上は行った。どこにチャンスがあるかわからない、どこにローカルの人と知り合えるか分からない。初めの1、2年はしていた。

32:30 現地で使えるネットワークを築くためにやったことが今も生きている
オーストラリアはLinkedinで起業家、投資家と簡単につながることができる。でも、それはただつながるだけ。

どんなセミナー、起業家プログラムに参加した後に起業家、投資家の方とSNSで繋がったあとのコーヒーキャッチアップを申し込んだり、質問したりしてリアルなつながりに変えていった。恥を捨てて連絡して会ってくれる人は会ってきた。セールスピッチを常に言うようにしていた。

セミナーに参加するだけじゃなくて、次につながるようにエレベーターピッチを準備して、自分が何をしているのか、何をしたいのかを伝わるようにしていたというのは大きいかなと今から考えると思う

35:20 学生ビザだったからオーストラリアでの生活が有限だった。だから行動が変わった
失うものはない、ビザにも期限がある。学生ビザは通学しているディプロマが終わるとビザも終わるので時間が限られてる。1年、2年刻みでこのオーストラリアの時間が有限であることを意識していた。苦しい思いもした。

有限と思えたからこそ、「ちょっと嫌」だ「英語がネイティブじゃないから恥ずかしい」と思っても「来年ここにいないかもしれないから話しかけないと」と思いドンドン話しかけられたのは、今振り返るとプラスに働いたと思う。

マイナスのことをプラスに持っていった

41:25 今までの真反対のことをしようと決めて、今までの自分と違う行動をした
20代の自分は、行動に移すのが遅いタイプだった。英語が話せるようになってから、海外に行こうとか準備が整ってから行動するタイプだった。

30代でシドニーでしかできないことをやろうと決めてきた。同時に今までやってきた自分の価値観と真反対のことをしようと決めていた。今までは自分がしてきた選択肢が20代の自分を作ってきた。同じようなものの考え方、トライの仕方をすると同じような10年になると思ってた。

恥ずかしいと思った時こそ英語のピッチしてみるとか、ビジネススクールのピッチをしてみる。すごく1年目からトライしていた。

ビザに制限があるけど、起業し、投資家たちに連絡をしていた。

やってよかったのは、20代の時なら行動する前に準備をしたり時間をかけていたが、当たって砕けろでとにかく早く行動することをした。期間が限られている学生ビザで時間が限られていて、せっかく海外に来ているから可能性が低くても行動をしまくる。

44:20
せっかく海外に来ているから可能性が0.1%かもしれないけど、チャレンジしよう!チャレンジしたことで時間を使って無駄にしていると思うかもしれないけど、チャレンジしたこと自体経験になる。それが近道につながるんじゃないかと思う。

50:00 オーストラリア政府は学生、起業家向けのプログラムをたくさん用意している

大学が無償のプログラムを用意しているから、全部申し込んだ。
昨日は起業家として出て、今日は学生として出て、明日は社会人として出席した。
投資家、投資銀行の方たちと今、繋がっているのは、当時恥を忍んでアプローチしたからだと思う。
チャンスがたくさんあると思う。

51:38 オーストラリアは最低賃金は高いし、物価も高いけどチャンスもある

合理的だと思う。
野菜をスーパーで買うとそれほど高くないのに、サンドイッチをスーパーで買うと$15とかになっている。人件費が乗っているお値段なんだと分かる。高いけど、それがきちんとお給料になって返ってきている。

55:30 日本ならありえないことが当たり前にある
こうだろうというのがないから、きちんと対話をして双方で決めていくことが大事

57:29 メッセージ

1回でしかないかもしれない海外に行くならいろんなことにチャレンジして、スポンジのように吸収してほしい
即戦力が問われるから、やったということが大事。
やろうと思ったというのはやってないと同じ。やらない言い訳を探さずにやる理由を探して
経験をして、すべて自分の糧にして海外で頑張ってほしい
「自分は自分にできることを最大限やっているかどうかを自問自答すること」

番組で話している内容と時間

4:36 今までのキャリア
9:11 英語はどのようにして身につけたの?
14:33 いつ頃から海外で働きたいと思うようになったのか?
15:29 海外勤務を考えてからチャンスを得るまでの期間
24:38 海外で働くようになったきっかけ
29:56 チャンスを得るためにしたこと
39:19 大変なことを切り抜けるコツ
46:22 移住した直後どうだったのか
51:24 今、海外で生活、仕事してどう思いますか?
51:18 得た学び・成長はありますか
57:29 視聴者たちへのメッセージ

関連リンク

note: https://note.com/shoeg/
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