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海外転勤したいならやるべき3つのこと 濱本佳奈さん

海外で働く人ラジオは海外で働く日本人たちが、海外移住を通して得た知見、Know-Howを本人の体験を通して学び取っていく、そして、海外移住をしたい日本の方達、海外進出をしたい日本企業を応援するPodcast 番組です。
今回のゲストはオーストラリア・メルボルンに移住をした濱本佳奈さんです。
濱本佳奈(はまもとかな)さんのプロフィール

2024年、26歳で仕事の転勤を通じて、メルボルンに移住。
小学校はインドのアメリカンスクール、中高は神奈川県の一貫校で過ごした帰国子女。
米国大学を卒業し、就職のため日本に帰国。以後、海外転勤を目指してキャリアを積む。2024年にその機会が訪れ、メルボルンに転勤!
海外移住を目指している方に少しでも役に立てれば嬉しいです!

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下の文章は佳奈さんがインタビュー前に書かれた内容ですが、インタビューではこれに加えて話していることが多いので、ぜひ聞いてみてください。

3:39 学生時代に海外経験はされましたか?

はい、小学校時代にインドのアメリカンスクールに通い、
大学はアメリカの東海岸の大学で過ごしました。

5:36 今までのキャリア

新卒で戦略コンサルティングファーム、ベインアンドカンパニーに入社し、3年間、多々の業界に渡るGrowthプロジェクトに携わりました。
その後、フードデリバリー業界へ転職。ウォルトの親会社、ドアダッシュに転職し、そこでは日本市場進出の戦略・オペレーションに携わりました。
ドアダッシュを通じてオーストラリア支社に転勤となり、そこでは新規事業の立ち上げに関わりました。ドアダッシュでは2年ほど勤めてから、デザインソフトウェア会社のキャンバに転職し、企業戦略のチームに入りました。

11:30 英語はどのようにして身につけたの?

とても恵まれており、小学校時代に海外経験があったため、インドのアメリカンスクールで英語を学びました。

13:27 いつ頃から海外で働きたいと思うようになったのか?

正直、米国大学を卒業した際、米国で就職したいと思っていたのですが、中々就職先が決まらず、日本に帰国して就職することになりました。なので、新卒の頃から海外で働きたいと思っていましたね。

15:30 海外で働きたいと思ってからチャンスが来るの時間

新卒でアメリカの企業に就職し、充実したTransferProgramがあったので、チャンス自体はあったのですが、コロナの影響でそのProgramが一旦停止になったため、実際、海外で旗rけるチャンスが訪れたのは日本に帰国してから4年後でした。

海外で働くようになったきっかけ

17:35 実際に海外で行くことができたきっかけ、チャンスはどうだったのか?

ドアダッシュに転職する際に、キャリアの目標として海外転勤があるという旨を伝え、それを応援してくれるマネージャーのミカさんが推してくれたことがきっかけです。1年間日本の事業に携わった後、海外でのオポチュニティを後押ししてくれました。

チャンスを獲得するためにどのようなことをした?

そのチャンスを獲得するためには、日本事業への貢献と実績を残すことに注力しました。また、海外の支店のチームと働く機会がある度には、積極的に手をあげ、海外支店の方とのネットワーキングも心がけていました。

海外転勤のチャンスを得るための行動3つ

3つあると思います。
1つ目は海外転勤が目標であることを、色々な人に言っておくこと
海外転勤のオポチュニティがあった際、自分の名前を思い浮かんでもらえるために、キャリアの目標を明確に言い続けることは大事だと思います。少し政治的な部分も入ってしまうかもしれませんが、社内で海外転勤の採用に携わっている人たちを見つけ、その人たちを積極的にアプローチするとよりチャンスが来やすくなると思います。
2つ目はアンテナを常に張ること
海外転勤のオポチュニティは毎日あるわけではないと思うので、機会が訪れた時に俊足にキャッチできるよう、色々な人と常にキャッチアップをして、海外支社での採用が公募になる前に、情報入手ができる状況を作っておくことが大事だと思います。
3つ目は実績を残し、人材として価値があることを示すこと
これは日々のことですが、日本で携わっている事業にできるだけ貢献することにより、チャンスが訪れた時に選ばれし者になれる確率を高くしておくことも意識していました。その中で、自分のチアーリーダーが誰なのか、自分の仕事を評価してくれ、海外転勤を後押ししてくれる人が誰なのかを明確にしておくことも大事だと思います。

21:09 ビザはどうされたのですか?

ビザは会社が担ってくれ、482というショートスキルビザで申請しました。

27:55 海外に移住すると決まったからやったことありますか?

移住したのは自分本人だけ?それとも家族もいた?

転勤として移住したのは自分本人だけです。

移住の費用、手間とかはどうしたの?自分?会社がサポートした?

移住の費用は会社がサポートしてくれました。但し、2年以内にやめた場合は、移住費用を返金しないといけない、というルールがありました。

大変だったこと、今ならこんな近道があるなどありますか?

ビザ申請はとても大変でしたね。必要書類を集めるだけにすごく時間がかかりました。正直これは残念ながら近道がない気がしますね、、、

30:50 移住した直後を思い返してみてどうでしたか?

率直に感じたこと

最初の2週間は達成感と嬉しさでいっぱいでしたね。ただ、誰も知らない国に移住したので、最初の1−2ヶ月は一人でいることが多く、孤独な日々を過ごすことが多かったです。その際は、たまにホームシックになったり、本当に移住が正しかったのか考え直したりすることがありました。

33:21 大変だったこと

仕事面では、働き方としては日本よりはリラックスしていたので、それに対してはプラスだったのですが、オーストラリアのBanterカルチャー(特に男性同士の)になかなかついていけず、少し疎外された気持ちになることも多々ありました。
また、勝手に西洋の人の方が自分より頭が冴えているという勝手な劣等感があったため、最初の方は実績を出すのに苦労しました。
プライベートの面では、最初の1−2ヶ月は結構孤独に感じることが多く、一人で時間を過ごせる力を身につけるチャレンジングな時期ではありましたね。

39:45 今だったら、大変だったことに対してどう対処しますか?

仕事面においても、プライベートにおいても、大きな変化があるときは、最初の1ヶ月はハニームーン時期、3ヶ月目くらいには変化の決断を後悔したり、落ち込んだりし、6ヶ月目にやっと変化に慣れて、自分の新たの生活として楽しめる とよく言われます。少しネガティブな体験や思いがあっても、この6ヶ月の変化の波のどの位置にいるのか、客観的に自分の経験を見つめることができるようになると、ポジティブに物事を考えられるようになるんじゃないかなと思います。

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42:33 よかったこと

やはり長い間目標として持っていたことを達成することは、誇りに思いました。
また、誰も知らない場所に来て、0から自分の生活を作り上げたので、自我をなりたい象に向けて形成していく最適な環境に身をおけたなと思います。そういう意味では海外移住は、自己成長には大きく貢献したと思います。

44:17 今、日本ではない国で生活、仕事してどう思いますか?

生活面

WorkLifeBalanceは日本より断然良いので、「生活」ができている気がします。
ただ、食に関しては日本に帰りたくなることはありますね。

46:11 経済面

経済面では、物価は高いですが、給料もその分高いので、困ることはありません。

精神的

仕事だけの生活ではなく、仕事外での世界もあるので、メンタルはとても好調です

50:05 得た学び、成長はありますか?

数えきれないほどたくさんあります!!!

53:48 海外で働くことに興味を持っている視聴者たちへのメッセージ

(企業で)海外で働くには日本支社で実績を積んでから、社内転勤する道のりは一番最短ルートだと思っています。少し政治的・戦略的に動かないといけないことはありますが、色々な人を巻き込み、積極的に働きかけていたら、必ずチャンスは訪れてくると思います。ぜひ頑張ってください!応援しています!

関連リンク

note: https://note.com/shoeg/
Apple Podcast: https://apple.co/3HHlqxK
Spotify Podcast: https://podcasters.spotify.com/pod/show/kaigaihatarakuhito
YouTube: https://www.youtube.com/watch?v=fDfPINqYXIg&list=PLZdV80y4ZXfJ09-gd2gVMpCajpAHxgFjn

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