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人がやらないことをやってチャンスを引き寄せ、シンガポールに9年駐在-成長している環境に身を置く刺激的なライフスタイルの葛山智子さん

海外で働く人ラジオエピソード8のゲストはシンガーポールに9年間生活しているグロービスアジアパシフィックの責任者の葛山智子さんです。

葛山智子のプロフィール
名古屋大学教育学部卒業、オハイオ大学経営大学院修士課程(MBA)同大学院スポーツ健康学部スポーツマネジメント修士課程(MSA)修了

大学院卒業後、ナイキ・ジャパン、アマゾン・ジャパン、外資系コンサルティング会社を経てグロービスに参画。グロービスでは、経営戦略・マーケティング領域の研究・プログラム開発に携わると共に、G1 グローバルなどの世界会議の立ち上げ・運営を行う。

2014年よりグロービスの東南アジア統括会社グロービスアジアパシフィック(在シンガポール)に駐在。現在はグロービスグループ経営メンバーを務めるとともに、東南アジア統括拠点会社のプレジデント兼 CEOとして、海外事業をリードする。特にシンガポール・タイなど東南アジアのリーダーシップ開発・人材育成事業に携わりながら、「経営に関するヒト・カネ・チエの生態系を創り、社会の創造と変革を行う」というグロービスビジョンの実現に向け邁進している。

葛山さんはお話がとても上手で中身が濃いので、たくさん有益なことを話していただきました。本記事でさっと紹介します。より詳しくはPodcast、YouTubeを聴いてください

Apple Podcast: https://apple.co/3HHlqxK
Spotify Podcast: https://podcasters.spotify.com/pod/show/kaigaihatarakuhito

下のことは私が面白いと思ったものの一部を取り上げています。そして、話している時間に直接リンクをしているので、気になったところから聞いてみるのも面白いかもしれません。


英語を上達する方法は好きなことと結びつけてた

16:50 英語を勉強する方法
好きな海外ドラマを毎日、1時間か2時間見る。これを何年もやっていた

20:00 英語講師として登壇するために英語を勉強した時のエピソード
今だから笑えるけど、なんでこんなに英語勉強しなきゃいけないという気持ちと、なんか自分は馬鹿なんだなという落ち込み。日本語だったらこんなにいけるのに、英語になった瞬間ほとんど喋れてないじゃんという情けなさ。情けないけど、頑張るしかないねと思うところもあって
今、ちょっと感謝しているのは、英語講師登壇しなくてもいいよって誰も言ってくれなかったのが良かったと思っている。そこで英語がんばなくていいよって言われてたら、人生が変わってたといま思う

英語が話せることで広がる世界

22:30 ディスカッションできるレベルの英語って重要
みんな他の国で第一言語は他の言葉で、その人たちと英語でものすごくディスカッションしてくれる。その人たちと真剣にディスカッションしてくれるので、世界がパッと広がる感覚はある
ディスカッションできるレベルの英語ってものすごく大事なように思えます

チャンスを引き寄せる普段の行動、思考

24:50 人があまりやりたいと思わないことをやってい
25:30 
人があまり進んでやらない仕事をやっていると、あ、この人ってこういうことをするんだと
認識されるようになる。そして、そういう仕事は大変だから早く終わらせたいので、頭を使って速く終わらせようとする。その積み重ねが人に覚えてもらえると思う
26:15
やると決めたらとことんやる
27:15
人生は冒険した方が楽しい。そして、冒険をリスクだと全く思っていない
冒険しない方がリスクだと思っている。
後悔はやらないことに対して起きることが多いから、やる方を選ぶ。
おそらく、周りの人達は「あの人リスク取っているなぁ」と思われている可能性が高い

他責でなく自責

28:20
今、ポジションないよね。行けないよねで終わるんじゃなくて、
なんだったら、自分でポジション作っていっちゃった方がいいんじゃないかと思っている
ないんだったら、自分で作ってでも 海外に行ってみようという気持ち、行動をとってみるとか、そういう方が面白いと思う

29:25 かつての上司から学んだことの1つ
行きたいポジションがないんだったら提案すればいいじゃないかという考えの上司だった。
そうだ!会社には提案していいんだ。承認されるかどうかは分かりませんけど

自分たちはどういう存在なのかを発信していくブランドコミュニテケーション

30:21 自分たちはどういう存在なのかを発信していくブランドコミュニテケーション
自分たちはどういう存在なのかを発信していくコミュニケーション
コミュニティを大きくしていく、ネットワークを築いていく活動である。
自分がどういう人でありたいのか、どういうことをやりたい人間なのか、それに応じて完成性の持ち方などをプロデゥースするとご縁が舞い込んでくる

32:18 なりたい自分は
自分がやりたいことをやり続けた方がいい、全員、本人も嬉しいことだと思う
あとは海外にご縁があって来ているので、世の中の人にもっともっと伝えていきたい

仕事もプライベートも一番大事なことは精神的に身軽でい続けること

39:03 執着しないで手放し上手
自分で自分がどういう思考回路を回すかわかっていて、いろんなことを考えすぎる傾向ある
だから、その反対でいる身軽でいるということをやりたいんだということを思っている
その時にあまり固執しないというか、手放すという感覚が戻すごくすき
手放すという感覚をものすごく持つようになりました。

40: 21 新しいものを買うと、他のものを捨てるんですよ
自分の人生もそうで、先に手放すと次の新しいものが入ってくる感覚はあって
手放すのから心の余裕ができるというのと、手放すので、次やりたいことに向かって自分が活動しているんだと思う。だから新しいものがまた入ってくる。だから手放す作業を結構やっているかもしれません



溜め込んでくると動けなくなる感覚というのがものすごく出てくるのは、これは精神的なものですが、物理的には体重が増えると動きづらくなる。逆もしかりでちょっと痩せると動きたくなる

似たようなことを書いている有名な記事:

42:37 手放すことは怖いのが普通
手放すということは、実は恐れがあるあることで、自分の過去の経験とか手放すのはものすごく怖いから手放さないとか、手放すことは怖いこと
怖いと思うことは正しい感情反応である。そこから次何をするということになった時は、いろんな人に相談し、対話の中で最後は決断をするのがいいんだろうと思っています。

海外に住んで誰と会って、過ごすかが明確になった

47:58
海外に住むと家族、親しい人との付き合い方をいい意味で見直すきっかけになる。日本にいる時間が限られているので、誰と会って、誰と過ごすのかを明確になった

移住して大変だったこと

48:59 1年目は本当に辛くて5キロぐらい痩せた。
思い描いていた生活と現実に起きることのギャップが大きすぎて、それに自分がついてこれないことがあった。心のどこかでは、こんなはずじゃなかった。本当に来たこと自体が良かったのかとかそんなことばっかり考えていた。
想定通りならないことがあまりにも多すぎるし、ふって頭をよぎるのが日本にいた方がもっと楽だったんじゃないかという甘えの気持ち
日本にいた方がいいんじゃなかったかという比較をしていた。その次に考えるのは、あれが悪かったんじゃないか、これが悪かったんじゃないかという悪かったこと探しをする。そしてどんどんブルーになる。
植山も同じことを経験しお酒に走った。
1年目は大変だったが、あるべくしてあった経験だったと思う。そして、そこからは上がるしかない。

移住直後良かったこと

53:59 日本では経験できないことを経験し、頭と体をすごく使ったと実感した。

海外で生活、仕事してどうですか?

55:35
シンガーポールにいると毎日いろんなことが起きるので退屈しない
仕事、プライベートでも東南アジアはすごく変化しているので刺激的だ。すごい成長速度なのでそれを目の当たりにしながら仕事するのは面白い

56:06 成長率の違う日本とシンガーポールに行って感じること
東南アジアは成長率が高いから刺激を受ける。日本は成長率が違うから、日本にいると考え方とか打つ戦略に関して影響を受ける。
久しぶりにシンガーポールに行って、戦略のあり方を考え直さなければいけない。自分たちの思考を否定するのもどういう環境にいるのかが大事
10倍と考える面白さがある。そういうことが考えられる場が海外はありますね

異文化との接触で感じる不便こそ最高のイノベーションの機会

1:02:45
シンガポールに住んでいて日本と比べて不便なことが多い、だからこそ自分が快適に過ごすように日常的に工夫をする。例えば、シンガーポールの宅急便は時間通りに来ない。だから家にいなくても受け取れるようにする。フードデリバリーも汁物を頼むと100%汁がこぼれて配達されるという。だからその後汁物は頼まない。

仕事も同様に、日本でやっていたプロセスでは回らない。だから現地に合った方法を探して美しいプロセスを作ってみた。

不便がないと考えることをしない。慣れた環境だと考えなくても生活できる。
日本では考えられないような経験をし、今度はそんな経験をしないようにどうするかを考える。そうすることで自分自身が新しいこと何かなと考えていることに気づいた。
そんな生活環境が自分をイノベイティブにしていく。自分がクリエイティブ、イノベイティブでいることが楽しいと思っている間は海外にいたいと思う。

メッセージ

海外で住みたい、勉強したい方はぜひ海外に出てください!迷わず海外に出ることを選んで欲しい、なぜならすでにそこに興味があるから。来ると最初は辛いかもしれませんが、その先にその決断をして良かったなと思えるポイントがたくさんきます。
海外に来てからこそ分かる世界という感覚を共有できる人が増えると嬉しい。
世界という感覚が広がることで、日本の良さが海外に出るし、海外で活躍したことが日本に戻ってくるので、そのようなエコシステムを皆さんと一緒に作っていきたい
縁があって海外に出たので、海外に出たい人たちをサポートしたいです。

番組で話している内容と時間

4:29 今までのキャリア
15:15 英語はどのようにして身につけたの?
23:09 いつ頃から海外で働きたいと思うようになったのか?
23:34 海外勤務を考えてからチャンスを得るまでの期間
24:20 海外で働くようになったきっかけ 
37:03 海外に移住すると決まったからやったことありますか?
44:17 移住に対しての家族の受け止め方は
48:56 移住当初、大変だったこと
53:56 移住当初、よかったこと
55:03 今、海外で生活、仕事してどう思いますか?
1:02:42 異文化との接触で感じる不便こそ最高のイノベーションの機会 1:12:33 視聴者たちへのメッセージ

関連リンク

note: https://note.com/shoeg/
Apple Podcast: https://apple.co/3HHlqxK
Spotify Podcast: https://podcasters.spotify.com/pod/show/kaigaihatarakuhito
YouTube: https://youtu.be/sBHbE-HnSCY
Twitter: https://twitter.com/shoeg


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