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ケニア旅行記 8/10 vol.39

ジャンボ!!!のんちゃんです

今日も女性グループに訪問しました

8:30までに迎えに行くって言われてたけど9:30過ぎても来なくて、コーディネーターさんも連絡つかずどうしようかと思ってたら、車が壊れたから遅れたってお迎えきた

それだけでも面白いのに、5人乗りの車に7人で乗ることになって、キッツキッツで車乗りました

運転席と助手席の間って席あったっかねっ感じですね

女性グループに行く前に、団体の拠点?っていうのかわかんないけどそこに連れてってもらった

マネージャーさんと挨拶してメンバーにも挨拶
大学に通う人、大学に行くまで(資金面で)待機してる人もいて、そんな19歳のメンバーも団体の一員として活動しているそうです


今日訪問した女性グループは23人
25-60歳の女性たちが集まって、ビーズワークやお金管理、一部農業などしてるらしい

マサイの人大好きみんないい人

2021年にできたこのグループは、51週くらいごとにメンバーを迎え入れてる
年単位で女性グループに入るか決めるんだと思います

女性グループでの活動内容は、どこでもほとんど同じっぽいです
今日の場所も、お金を回収してノートに書いて管理してた

この女性たちがビーズワークを始めたのは、お金を稼ぐため
この辺りでは放牧がメインだけど、その放牧も気候変動による干ばつの影響を受けている
お金を稼ぐことが困難な中で、男性も十分なお金を稼げないから、女性がビーズワークをすることでお金を稼いでいる

早期結婚、早期妊娠はやはり大きな問題で、若い奥さんがこの辺でも多い
1人が5,6人の子供を産んだらその責任を持つのは妻で、離婚という概念は存在するけどかなりレア
離婚してしまったら1人で5,6人の面倒を見ないといけないし、一応離婚したら新しい人と結婚することはできるみたいだけどそんなことはめったにない

ずっと疑問だった、何で年寄りが10代の奥さんを貰うかについても聞いてみた

「文化だから」

そうだろうなとは思ってた、けどそう返されてしまうと何も言えない
たくさんの奥さんを持つことは、お金をたくさん持っていることにも繋がるから一種のステータスらしい
100頭の牛を持ってたらお金持ちだから、たくさんの奥さんをもらうことができる
人数制限はなさそうで、20人を超える奥さんを持ってる人もいるらしい

そしてうわぁって思ったのが、お金のない親は10代の子供を金持ちに嫁がせることでお金をもらっていること
嫁がせるためには子供を作らせる、子供ができたら逃げられないから結婚せざるを得ない状況にさせるらしい
子供たちへのレイプを親が、大人たちが率先してさせてる、子供を売る、こんな気持ち悪いことが文化としてあるんです

団体が女性グループを作って、女性たちにお金の管理や稼ぎ方を指導しているのも、長期目標としてこの文化を無くすことが含まれていると私は思う
短期目標では、今生きるためのお金(教育費や医療費など)を稼ぐための仕事だけど、お金を稼いで女性たちが少しずつ自立した生活を送るようになることで、早期結婚、早期妊娠を減らすことにつながると思います

ただそんな女性たちにも問題はあって、それが販路不足
ビーズを作って販売する技術を持ってるけど、それを売る場所が圧倒的に足りてない
マーケットで売るにも、仲介がふえると原価が安くなって元が取れなくなる
(ここの話はん?って私たちも思ったところで、元がとれる値段で売ればいいと思うけど、そうもいかないんだと思います)

以前までは近くに販路があって、観光客も来てたらしいけど、去年から警察によって禁止されたかなんかで完全に販路が失われてるらしい

女性たちのために始めた女性グループだけど、販路がなければ稼ぎもなく、結局進歩することがない
だから販路を見つけることは最も重要な課題で、日本でもこれを広めてくれと言われました

これを読んだ方は少しでもケニアの、アフリカの現状について考え、周囲に広めていただけると幸いです


そんな感じで、今日の女性グループではついにビーズアクセサリーをオーダーすることに成功しました
名前入りのブレスレットや細めサイズのブレスレット、ヘアバンドにイヤリング、全部色やデザイン選ばせてもらって、全部で1700シリングでした!

すごい試着させてくれるよねぇ

細かく言うと、ブレスレットが400シリング、細めのブレスレットが300シリング、ヘアバンドが600シリング、イヤリングが400シリング
とんでもやすいけど、こっちの感覚ではそれなりの金額
私たちが払うことで少しでも彼女たちのお役に立てれば嬉しいです

これ作ってってイメージ画像見せたら作れるらしいよ

最初は微妙な雰囲気だったけど、最後はめちゃめちゃ歓迎してくれるのがマサイ
ものすごい歓迎ムードで、またまたネックレスをもらってしまいました
多分、今日買ったどのアクセサリーよりも高いネックレス貰ってしまった
前回のところでは何も買わずにネックレスだけ貰ってしまったので、私たちにできることはこの事実を多くの人に知ってもらって、みんなをケニアに旅行に行かせることですね!!!
ケニアめっちゃいい国です!!行ってくれ!!!頼みます!!!


その後は小学校に訪問
ちょっと遅くなっちゃったから生徒いないやーって言ってたけど、団体が関与してる活動の状況を確認に来たとのこと(おそらく私たちに紹介するのが主な目的な気もします)

こうやって遊ぶんだよ!って教えてくれたけど多分滑りたかっただけ

ここでの活動のメインは、植林活動
団体が水を引いてきて、学校の子どもたちが木を植え野菜を育てている
木炭を作って販売するために木が伐採されるけど、気候変動の影響で新しい木も生えず木は減り続ける
将来の世代である子供たちに木を植えることと必要性を教えることで、緑を増やす活動をしているらしい

植林

ただ問題もあって、それは野生動物からの攻撃
乾燥している地域で育つ木や作物を狙って、シマウマやキリン、ゾウがやってくるらしい
特にゾウは学校を囲うフェンスも壊すため、昔は綺麗なフェンスだったけど今はぐちゃぐちゃだった
ゾウによって木も倒されていて、せっかく育てたのに何度も一からやり直してる

なんで野生動物が自分たちの住処から離れた人間の生活場所を襲うのか
それは気候変動の影響
気候変動で動物たちの食べ物が減少して、人間が育てる食べ物をとりに行かざるを得ない
そもそもこの地域は保護区と保護区の間で動物たちが行き来して生活してた場所
そこに人間が後から入ってきて、学校や教会、家を建てたから動物たちにとってはなんじゃこれって感じ
産業発展によって農地や工場が増えた影響で、人が住む場所も増えたけど動物にとっては突然きた邪魔者だよね

そんな動物たちが人間を襲わないように、政府が電気フェンスなど作って動物たちの移動範囲を変えようとしてる
けどゾウは80年くらい生きる中で親や仲間を殺した相手を覚えていて、その人にあったら反撃してくるから下手に手出しもできない
だから人殺したゾウを殺すときは仲間ごと殺すんだなって思ったけども、食べない理由は分かんないので!チャットできいてみようとおもいます(ちなみにゾウを倒す動画を入手しました、マジでマンモス倒す人たち、見たい人はお声がけください)
キリンも40年くらい生きるらしく、長く生きる動物たちの行動を変えるのは長い時間がかかりそうです

なんにせよ気候変動で食糧が減って人の地に来ることは拒むことも難しいので、気候変動に対応した生活を送ることが最も大切なことのようです

団体のお兄さんも、日本をはじめとしたアメリカなどの大きな国が産業発展する過程で引き起こされた気候変動の影響を直に受けるのは私たちのような地域
けど気候変動を止めることもできないから、この変化に私たちも対応しないといけない
伝統的な生活を送ることができない状態になっているから、考えを変えて新しい暮らしを作ることが大切なんだ的なこと言ってました

このとき、大きな国の産業発展が影響を与えることについてどう思ってる?って聞きたかったんですけど、すんごいタイミングで私の右目にコバエみたいな虫入ってきまして、もう痛くて痛くて、大粒の涙ってこれのことかってくらい涙流して戦ってました
最終的に友達が目視で見えるレベルの異物が目に入ってるから取ってくれて、目薬刺して、それでも痛くて、けど私のせいで待たせるのも申し訳ないし、だいじょぶだいじょぶ言いながら泣きながら車に戻りましたね

この時点で私は全てのことを忘れた
頑張って思い出してるよ

目が落ち着いてきた頃にランチ場所に到着
いつも行くマーケットにランチ食べれるとこあったんやと思いつつ美味しいご飯を食べました

団体の人に宗教何って言われ、いつも通り何もないよって言ったら全く理解されず、今日はどんなに説明しても全く理解してもらえなかったです
oh my godとか使うのと言われ、使うねって言ったらそのgodなにって言われて、いや知らんって言うこの繰り返し
知らない言い過ぎて、コミュニケーションできないからご飯食べなよ!って言われました
だって知らんもん、、、なんの宗教がいいのとか、生まれたら何の宗教を持つのとか、、持ってないのに聞かれても知らんやん、、、ないって言ってるのになんなんだよ、、、

日本人に宗教の話するのタブーにしてくれ


まぁそんなこんなで日本の宗教観尋問を乗り越えてきたのが水源

前papaのファームに行った時に教えてもらった場所とはちょっと違う場所だけど、そこでも水が出る森には塀があった
ただ今回はその水を管理する団体の方ときたので、塀の中入っていいと許可が出た
ちなみに友達塀全く登れなくて、団体のにーちゃんすんごい爆笑してた

塀の外にも水が垂れ流れてるところがある
ここの水は飲めるのに無料!
他のとこ有料なのにここ無料なんかいって思ったよね
ちなみに飲んでみたんですけど、軟水
冷たいけどつめた!ってほどでもなくてあんまおいしくない
柿崎の水の方が美味しかった

中は森って感じ
水が湧き出てるから緑がたくさんです
そして何とびっくり養蜂していたた!!!
この養蜂も団体のプロジェクトの一つで、ビジネスではないって言ってたけど販売はしてるらしい
明日購入できるようにチャット送ったので、多分ハチミツ買える楽しみです
この蜂はセキュリティのために飼育してる
立ち入り禁止の場所なので、そこに人が入ってきて木を伐採して木炭にしないように、木を触ったら振動で蜂が刺すから設置してるっぽい
動物対策の意味合いも多少あるかと思います
セキュリティがメインだけどついでにはちみつ取れるしラッキーくらいの気持ちのようです
一応、収入源の一つって言ってたからビジネスやんけと思いつつ、まぁビジネスかそうでないかは人によるのでしょう
この蜂は、6,7ヶ月くらいではちみつ溜まるからその時に箱開けるらしい
アフリカミツバチだよとか言ってたけど、正式な名前は知らなさそうではちだよはち!って言ってました

一歩間違えれば水の中
私の靴はメッシュ加工なので水没した
はちだよはち

水源は複数箇所あって、13年前に団体がパイプで色々なところに水が行き渡るシステムを使ったらしい
一個のパイプはナイロビまで続いてるらしく、機械で押さず重力で流れてるんだって言ってた
多分標高高いから標高の低いナイロビの方に降りてってるって話だと思います

足元開けたら水たくさん
右側の水出てないとこアリの巣
パイプ

なぜかめっちゃ写真撮ってくれて、ここはばえるからねって感じでひたすら撮ってた
一個のパイプにアリが巣を作ってて、それを手でかき出してたんだけどやってみなよと言われ、まぁやるかと思ってやろうとしたら友達に全力で止められました
B型肝炎受けてないからね!?倒れたら運ぶの私だからね!?って止められて、一応噛むか聞いたらちょっと噛むけど痛くないよちょっとだよって言ってたので泣く泣く断念

ポートレートで取ってるから彼だけピント合って私たちボヤボヤなのすごくジワる


この団体のにーちゃんたち2人とも日本に忍者がいると思ってて、忍者だからできるよ!って言ってきました
とりあえず忍者じゃないので無理や
そして友達が塀登れないのは、空手をやってないからって理由になってた
途中で私が滑ると、空手やってるのにどうした!!?って言われて空手関係ないわと思いましたね
面白い人たちしかいませんねケニアには


そんな感じでお家に帰宅
その足でマーケットにワンピース取りに行きました
すごいいい感じ!1700シリングで素敵なワンピース作ってもらえたよ
ただこれね、めっちゃ着にくい
私、補助ないとこの服着れない面白すぎる
着る時は誰か助けてね。

最近地毛どんなんか忘れてきた


あと、今日もキリンいました
もう毎日キリンいるんだけど最高なんだけどなんなん
今日のキリンさん近かったですねぇ、道路渡ってたよ普通に

必死にキリンとる私


夜は大好きちゃぱてぃ
朝もチャパティだったから、今日はチャパティで始まりチャパティで終わるいい日だったね


本日の学び:

空手は運動神経を向上させる

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