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SHODENSHA COMICS通信 1月号 ~編集部員たちの日常をゆる~くお届け!

こんにちは。SHODENSHA COMICS編集部です(サムネイルの写真は各編集部員たちのデスクの住人です)。

今回は、編集部の日常をお届けする「SHODENSHA COMICS通信」第1号をお送りします。

当編集部では企画会議とは別に、定例会議というラフな会議も行っています。そこでは進行中のお仕事の話に加えて、最近ハマってるものや、疑問に思っていることについてざっくばらんに雑談をしたりしています。

その会話の中で、新しい価値観や作品に活かせそうな要素を発見し「わ~~~~~なるほどおもしれ~~~!」と感じられることが多々あるので、とてもありがたい時間です。

今月話題に上がった作品はこちら。

◆『リコリス・ピザ』

15歳の少年と、25歳の女性の年の差ラブストーリーです。主人公・ゲイリーは、子役を経たのち、ウォーターベッドやピンボールマシンの販売に乗り出したりと、一攫千金を狙った事業の道へ歩き出します。

編集部では「ハイスぺ男子」ってやっぱりモテるよね、という話題になったのですが、一方で「何か欠けてる部分がある男子」のほうが萌えるという人もいました。それから、最近俺様キャラって見なくなったな…コンプラ的にアウトなんかな…などとみんなで考えたり…。

今の窮屈な時代の中で、理想の恋人像や愛され方が日々変化しているので、こういった映画の中からも素早く察知していきたいものです。

◆『ぼっち・ざ・ろっく!』

編集部には20代前半から30代後半の男女が所属しているのですが、世代の差はあっても、やっぱりアジカンって最高だよな………という話になりました。最終話の『転がる岩、君に朝が降る』結束バンドver.はかなり涙腺にきました。

近年、リバイバルブームがさらに盛り上がっていますよね。『東京ミュウミュウ』のリメイク版アニメが放送されたり、『今夜はブギー・バック』がカバーVer.でCMに起用されて話題になったりと、懐かしいコンテンツが若い世代にも広がっていく様子を、この数年で度々見かけました。

本当に素敵なものには、時代や世代を問わない普遍的な良さがあります。その良さを取り込みながら、また新しい作品づくりに繋げていきたいです。

◆『十二国記』

少女小説は初めて読むという編集がどハマりしたシリーズ。世界の理屈までを練り込んで考え尽くされたハイファンタジーで、キャラクター同士の関係性にも萌えるし、一言では説明できない面白さがすごいです(「とにかく読んでくれ…!」のタイプのやつ)。

全シリーズ合わせて15冊あるのですが、一度読みだすと止まらなくなって、見る間に睡眠時間が削られてしまいます。Netflixのドラマみたい…。

睡眠よりも物語の続きを優先してしまうような作品はそう多くないので、そういう作品と出会えると、とても嬉しくて、幸せで、満たされた気持ちになります。人間の三大欲求のひとつを凌駕する面白さってことですもんね。

こんな雑談をしている中で、編集長・山田がこんなことを言っていました。「面白い作品には、”驚き”が散りばめられていると思う」。先の展開を想像してワクワクできる余白を残しつつ、その想像を裏切る読めない展開を描く。読み進めるたびに驚きがあって、思わずページをめくりたくなるものが「面白い」ということ。

この話を聞きながら、(冒頭にも描いたみたいに)「わ~~~~~なるほどおもしれ~~~!」と膝を打ちました。ちなみに、記事の筆者も自分にとっての「面白い」とは何か、考えてみたのですが、”知りたいと思うこと”かな…と思いました。キャラクターの人生、物語の展開、自分の中にはないものの見方…。それらに興味を持ってもらえて、初めて最後まで読んでもらえる作品になるのではないかと思います。

こんな風に編集者たちは、摂取したエンタメや誰かとの会話を、目いっぱい作品に還元していけるよう、日々奮闘しています。

沢山の人を驚かせる作品を作るため、作家さんと編集部員たちの旅はつづく…。


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