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「老人ホームと認知症」


僕の働いている老人ホームでは新しいく入ってくる入居者さんは最初の頃はとても元気でなんでも自立してやっていのに数ヶ月経つと認知症が進む人がほとんどなんです。


10代20代の頃は見るものすること全てが初めてなことが沢山ありました。

学校で試験だとか覚えることも山ほどあるから頭がフル回転していたと思います。

今考えると脳にとってはいい刺激だったはずです。
そして40代50代になってくると仕事も家事も大体毎日が同じことの繰り返しであまり覚えることが少なくなってしまいます。
そうなると脳にとってはあまり刺激もなくなって脳も働かなくなります。



私たち人間は歳と共に身体、体力、筋力は衰えて来るのを感じると思います。
10代20代の頃と比べて全体的に機能が衰えてくるのは当然です。

そこで運動をして体力や筋肉をつけたりします。
脳も使わないと次第になまけてきます。そして色んなことが少しずつ忘れやすくなったりします。

老人ホームも毎日が同じことの繰り返しです。

フロアでは少ない職員で全体を見守らないといけないのですが、その中でも
身体が動ける人より車イスや歩行が不安定な人に優先になってしまいます。

どうしても転倒リスクのある人に介護に回ります。排泄して汚染されてたら着ていた衣服を着替え介助をしたりケアしないといけません。そうすると動ける人への優先順位が後回しになってしまいます。

毎日が同じことの繰り返しだと脳にとっては刺激がほとんどないです。


新しいことをすれば脳が活性化して認知症にもなりにくいと思います。

レクレーションや脳トレも同じことの繰り返しなんです。

音楽も懐かしい曲は昔を思い出すのは一理ありますが、最近流行っている曲も流したりして脳に刺激を与えることも認知症予防に大事だと思います。

老人ホームに入居すると認知症が進んでいくのは毎日が同じことの繰り返しが良くないんです。何か新しいことをして脳に刺激を与えて活性化させることが重要なんだと思います。

だから老人ホームに入居すると認知症がどんどん進んでいきます。

出来れば家で家族と過ごすのが1番なんです。

それが出来ないからみんな悩んでますね。

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