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食によるコミュニケーションの可能性

留学してから更に痛感しているのだが、日本食及び日本文化の世界人気はかなり強い。スーパーや高級百貨店に行っても必ず寿司はあり、ヨーロッパに数ある肉料理の中で最高グレードとして扱われている食材は和牛であった。
WAGYUMAFIAの浜田氏がインタビューで述べていたのだが、食を通じてのコミュニケーション能力は言語を超えるものであると私も考えている。
留学先で英会話を重ねて感じたのだが、英語はネイティブレベルの実力まで持っていくのはかなりの時間を要するし、そもそも国際環境ではネイティブ自体が少ないので、イントネーションや発音の時間でどうしても会話に齟齬が生じてしまう。
また、ビジネスを極めるのであれば、スピード感もあり見直しの効く非同期コミュニケーション、テキストベースのやりとりのほうが良い。
以前の投稿でほんやくコンニャクの可能性について述べたが、少なくとも全世界に行き渡るまでには30年は要するだろうから、現在25歳の私は、それまでの若年期間を国際的なコミュニケーション能力を持ち得ず過ごせば、機会損失は間違いなく多くなる。
そこで留学予定が2ヶ月短くなりスケジュールに余白ができたので、兼ねてから行きたいと考えていた寿司アカデミーで、寿司職人の修業を行おうと考えている。
将来世界中の人とのディールを扱う上で、例えば契約締結直前で自ら寿司を握りもてなすことができれば、競合よりもインパクトを残すことができる。また、一般人よりも感度の高いVIPへのアクセスも容易になるだろう。
このように、普通に英語を上達するよりも遥かに破壊力のあるコミュニケーション能力を手に入れることができると考えている。
日本生まれ日本育ちの人が抱える言語のハンディキャップを、日本の強みの食文化で補うことができれば、最高ではないだろうか。

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