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祝 ジャッキー・チェン生誕70年 おめでとうございます

俵省太郎です、こんばんは

ジャッキー・チェンへの感謝

知らずに育った皆さん、ジャッキー・チェンを。
興味を持ってください、まずはジャッキーに。
鑑賞してください、映画を、ジャッキーの。
私が望むもの、それは、彼の映画に込めた想い、観客の皆さんに向けた想い、というものを肌で感じてください、ということ。
また、受け止めてください、との願い。

素晴らしい彼の、アクション、ユーモア、スタント、全ての彼のセンスに釘付けになります。驚きます。超一流なのです、動き、身のこなし、カンフー、マーシャルアーツ。
高いところから飛び降りる、高い塀をアッという間に飛び越え、綺麗に着地する能力。スターです、全てが輝いて見える人間界のスターです。

ですが、私は、彼を決して心から尊敬していたり、とか、彼の真似をしたい、とか、そういった対象ではありません。尊敬や憧れとは違います。
ただひたすらに「凄い」、「アメージング」、「とんでもない事をしている!」と、只々とても凄いものを見たという、驚き、楽しむことしかできないのです、彼の、ジャッキーの映画を観ると。

何故ならば、彼は、映画スターで、真のエンターティナーであり、スクリーンの中の人物です。私は、彼の私生活を知りませんし実際に会ったことはなく、彼の人間性を全て知っているわけではありません。

しかしながら、彼には大変良い印象、つまり『好感』を持っています。
何故か、何故そういった気持ちを私は持つのか。
彼の普段の人柄は、彼が演じる主人公の表情や仕草に表れているように感じ、彼の良い人柄が滲み出ています。そして、映画のストーリーが完結した後に、スクリーンを通じて彼の人間的なものが多く伝わってくるのです、劇中ではなく、終わった後にです。

そう、ジャッキー映画といえば、あの数々のNGシーン。そう、映画の最後に流れる恒例のNGシーンです。スタッフロールと一緒に、失敗した演技のNGシーンやNGスタントが映し出されます、必ずと言っていいほどに。彼の映画は、最後の最後まで観客を楽しませ満足させます。

そして、そこには、ジャッキー、映画スターであるジャッキー・チェンの素顔を垣間見ることができます、ほんの一瞬かもしれませんが、彼の性格、性質、演技以外での『表情』を見ることができます。

彼のジャッキーである前の人間としての魅力、暖かな振る舞い、優しい気遣い、それは共演者、スタッフに対しても同じです。
それが彼の全てではないかもしれませんが、素晴らしいサービス精神、人々を本当に楽しませたいというサービス精神です。それが、本物なのだと、彼の本心だと気付くことができるのです、NGシーンによって。
もはや、失敗したNGシーンですら彼の映像作品の一部なのです。それはとても今までに類のない素敵なことであり、映像作品の中の財産に成り得ます。そう、失敗のシーンを成功に変えているのです。

私は、もう40年以上前から、彼の活躍を観ています。それは、テレビジョンを通じて、その他、劇場、現在では映像配信コンテンツもありますね。
常に私は、彼の作品を楽しみに待っている観客の一人であり、決して彼を尊敬や崇拝はしておりませんが、彼の立ち振る舞いや彼の創り出す映画が好きな人間の一人です。

何故に、私が、わざわざ彼、世界のトップスターであるジャッキー・チェンを尊敬しないと、言うのか。それは、ジャッキーさん、私が仮に貴方の家族だとするならば、
「ジャッキーさん、危ないよ、毎回毎回、縮んでしまいますよ、私の寿命が、心配で縮んでしまうのですよ、危ないアクションばっかりだよ」、という気持ちにさせるからです。

ジャッキーさんは、観客に大きな喜びを与えていますが、家族にはおそらく心配ばかりかけておりますので、私としては残念ながら、尊敬できない、ということになってしまいます(笑)、すみませんね(笑)。


最後に、、、

最後に、俳優としてのジャッキー、監督・製作者としてのジャッキー・チェンさん。ここで私は、大きくして言います、声を大きくして伝えたいのです。
私や、私をはじめ多くの貴方のファンの人々の為に、正式な『酔拳』の続編、『酔拳3』を創ってください。是非とも創ってください。そう、お願いしたい。

貴方にはまだその力が、まだまだ残されています。『酔拳2』はとても優秀で素晴らしい作品でしたが、いま以上に大きな、とても大きな可能性を秘めたタイトルだと感じています、『酔拳』がです。

70歳を超えたジャッキー・チェン、その様な老人に過剰な期待は持てない、もう、期待してはいけない、と皆は思うかもしれません、言うかもしれません、いや言うでしょう。

しかし、私は想います。 年老いた老人が見せる、アクションスターである老人が白い髭を生やし、とてもスムーズだとは言えない動きをするのです。

一見、貧弱で、嘆かわしい、と思われる老人の挙動。そういう印象を与える、とてもある意味スリリングな映画かもしれませんが、ですが、そこに、その中にが真の酔拳で眠っているのではないかと、信じています、私と、私の心がです。多くの観客もそう、胸の奥底には、そういった思いを持っている筈です。

私は、ジャッキー・チェンの作品をいつも欠かさず拝見してきた私は、そう信じているのです。

娯楽の少なかった私の幼少時代、あの頃は小さな自宅の小さなサイズのテレビジョンでしたが、大きな喜び、胸躍る大きな感動、それは他では味わったことのない初めての大きな衝撃であり、興奮でした。

本当に楽しみの少なかった時代の私の一番の娯楽であり、他の映像作品では味わえない素敵な、観たあとに何日でも心に残る作品でした。
現在でも、当時の素晴らしいアクションシーン、楽しいユーモア、はっきりと思い出され、暇さえあれば配信コンテンツで、『ジャッキー』と検索してます。便利になりましたね、とっても。

70周年、おめでとうございます。本当に、おめでとうございます。
どうか、これからもお体に気をつけて。
                                           s.tawara


ジャッキー・チェン作品 私的BEST10

1. ドラゴンロード
2. 酔拳2
3. ポリスストーリー/香港国際警察
4. 奇蹟/ミラクル
5. プロジェクトA
6. ヤングマスター/師弟出馬
7. ポリスストーリー3
8. スパルタンX
9. ポリスストーリー2/九龍の眼
10. WHO AM I?




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