モテる職業とは
「モテる」とはどういうことか。まずは語義を闡明にしてから……などと言っているといつまで経っても書き終わらない。これは関心のあるテーマのため、また近く書こうと思っている。
だが今回は思い出したことがあるため先行してそちらを簡単に話したい。
「オードリーさん、ぜひ会ってほしい人がいるんです。」という番組がある。
https://www.ctv.co.jp/audrey/
中京圏のローカル番組のため、放送を見たことのない人も多いかもしれない。ダイジェストは番組公式アカウントにてYouTubeで視聴可能であるし、過去放送もHuluなら見られるとのことである。
この番組の構成は簡単に言うと以下のような感じになる。
まず(基本的に)一般人がなんらかのテーマなり悩みをもってゲストとしてスタジオに登場する。そしてそのテーマなり悩みについてオードリー若林&春日およびアシスタントがゲストとトークするというものである。
そして今回紹介したいのが(ずいぶん遡るが)2013年5月の放送に登場した医師ふたりである。彼らは「別に顔が悪いわけでもないし、医者なのにモテない」と悩みを打ち明ける(どちらかというとそういうネタとして話しに来た印象があった)。
ここで言う「モテる」とは「結婚相手として望ましい相手」というニュアンスが多分に含まれている。男性も女性もある程度の年齢になると「恋愛≒いずれの結婚」という社会通念に不可避的に巻き込まれることになる。これが高校生の恋愛なら将来の年収を気にすることはほとんどあるまい。
では恋愛相手に相応しい人と結婚相手に相応しい人の違いとは何なのか。ごく簡単に言えば後者は年収の高さや家事育児の能力や適正が見られるはずである。また結婚しても浮気に走らなそうな誠実な性格なども恋愛以上に求められるかもしれない。
さて、このふたりの医者はなぜモテないのだろうか。年収の話だけなら文句はなさそうなものだが。
しかしまさかの専門は「泌尿器科」である。うーむ、確かにこれはモテないかもしれない。医者と聞いたら内科や外科ばかりイメージしてしまう。医療テレビドラマは数あれど、泌尿器科の医者が出てきたことなどないのではないか。
医者なら誰でもモテるわけではないのだなぁ。
一方で医者で一番モテるのは「小児科医」だとのことである(内科も人気と言っていた気がする)。小児科医なら子供好きだろうとこれまた将来の育児にプラスイメージのようだ。
なるほどなぁ。と唸ったのを覚えている。
ぱぷりこ氏の『妖怪男ウォッチ』を読んでいると、困った男たちの生態の多くに頷いてしまう一方、「こんな人いてるんやな〜。ふ〜ん」ぐらいの関心度しかない妖怪(男)もいた。おそらく業種や地方住まいのせいだろうが、こんな高年収な男に会うことがないと思ってしまうのである。
しかし一部の職種だけ切り取って見てみても「年収さえよければモテるとは限らない」というのがわかる。いや、泌尿器科には泌尿器科なりに役目があるし、それ自体何も悪いことではないのだが。
とすると結婚する相手としていいイメージ、ネガティブなイメージのある職業というのは他にもたくさんあるのかもしれない。試しに男性のモテる職業についてググってみると「特殊過ぎやろ……」「もっともらしい理由つけてるけど要するに年収がいい職業=モテると言いたいだけでは?」な記事ばかりであり、今回は紹介を控えさせてもらうことにした。実際の婚活してる女性たちがどう思っているかは別にして、婚活市場に関わる人間の多くは「男は年収だ!」と言っているような気はした。いや、それだけあればいいとは言わんけど、銭は大事よ。
あえて触れておくなら昨今は男性に家事育児能力のある(「高い」ではなく「ある」レベルなのが現実なのかもしれない)ことを求める場合が多いらしい。そうなるとごくシンプルに保育士やコック、パティシエは比較的モテるかもしれない。ただコックやパティシエはイベントごと(クリスマスやバレンタイン)の時死ぬほど忙しくて休めない人もいそうだから、恋人としてはモテないかもしれない。
最後にこんな記事を見つけてしまったので。
「なぜ、もてない泌尿器科を選んでしまったのか」
http://www.kawakita-clinic.com/blog/2011/08/entry-175-1050947.html
がんばれ!
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