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自転車屋、倍働いたら倍儲かる訳ではない職種説
いろいろ例外はありますが、自転車屋はビックマネーを稼げる職業ではありません。多店舗展開やチェーン店化など資本家側にまわれば可能ですが、一個人事業主を貫く場合、大金は稼げません。
理由としては、収益の要である修理に時間がかかってしまうからです。たとえばパンク修理1000円としても、一件当たり15分(接客、修理作業、お会計)、一時間当たり4000円の利益です。また、工賃仕事はレバレート6000円くらいです。
じゃあ、高額なスポーツ車を売ればいいじゃんと思われるかもしれませんが、そんな簡単に売れませんし、組み立てにも時間が掛かります。
レバレートとは、1時間当たりの基本工賃のことです。 整備工場やディーラーが各々で決めています。 都心部の自動車工場や国内メーカーディーラーは7,000円〜10,000円程度です。 外車ディーラーの場合は10,000円〜15,000円程度だと思います。
つまり、いくらお客さんが来ようが一人だと捌ける仕事には限りがあり、売り上げにも限りがあるということです。
そして、仕事が増えれば増えるほどお金にならない裏方作業も増えていきます。忙しい店ほど在庫管理や発注作業が多くなります。
お客さんが二倍になれば、実際に収益の発生する作業以外の手間は倍以上に増大します。さらに、その手間にもコストが発生します。
結論としては、選択と集中が必要であり、無制限にお客さんを増やせばいいという考えだと店(というか店主)がもたないということです。無駄な動きを減らし、効率の良い動きを徹底する。つまり、ガン=カタです。
統計学的に有利な位置に自らの身体を移動させながら戦闘する事で被弾率を最小限に、攻撃効率を最大限に高めるという合理化された戦闘術である。
結論:最小の動きで最大の結果を
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