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よしなごと

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思いついたことなどです。つぶやき以上、ブログ記事未満
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2022年1月の記事一覧

お前の給料が安いのはお前の努力不足、はミクロでは正しいけどマクロでは正しくない。

 人間とは都合のいい生き物で、自分が成功した場合、その成功は自分の努力によるものだと思い込みたがります。  そうなると出てくる言葉が「あなたの給料が安いのは努力不足」という言葉です。  例えば、コンビニのアルバイトで年収1000万を超える給料を得ることは可能でしょうか?多分、無理です。  では、環境を変える努力をして、高給を得られる職業につけばいいじゃないかと言うかもしれません。  では、高給を得られる職業が全員に用意できるでしょうか。  もちろん不可能です。そして、

厚利小売はいいことだけじゃない

 厚利小売という言葉をご存知でしょうか。簡単に言うと「高い利益率のものを少なく売る」ということです。理想的な話ですが、そんな簡単な話でもないと思いました。  意識高い系の本を読むと、顧客を選んで、ブランド価値を高めて、きっちり利益を確保しよう、みたいなことが書かれています。つまり、厚利小売。    できるならそれはそうだろうという話なんですが、それをするために何をしたらいいの?の方が大事だろうと思うのです。  エルメスもアップルも自社のブランド力を確保するために、かなりのコ

自分の成功はたまたまだったと思うべき理由

「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」という格言があります。そして、勝ったときも負けたときも、その原因を探そうとするのが人間です。  勝ったときは自分のおかげ、負けたときは周囲の環境のせいというのが大体の相場です。問題なのは、自分の行動が成功の要因だと思い込んだ時です。そうなると、勝ったときの自分の行動に縛られてしまいます。  「開業してから道行く人たちに毎日元気に挨拶をしていたら、お客さんが増えた」と言っている人がいました。その後、その人は経営者側になり、部下

信用経済という罠【おらこんな村いやだ】

 これからは信用経済の時代、影響力の時代。本当でしょうか。  ここでの「信用経済」は経済学用語の信用経済ではなくて、意識高い系が用いる人間関係が金になるという意味で用いられている信用経済についての話です。  ここからは、いわゆる「それってあなたの感想ですよね」系の特に根拠のない私が感じていることを書いています。  いま、若い人を中心に経済合理的に動く人が増えてる気がします。むかしはご近所さんだからという理由で、大して安くもないものを購入している人が多かったでしょうが、今は自

来年の目標

 明けましておめでとうございます。毎年、今年も頑張らないといけないなと思っています。年々輪界の経営環境も苦しくなっているような気がしますね。  ということで、今年の目標を考えています。  まず、お金を使う。今後、円の価値はどんどん下がっていくと思います。コストも税金も上がっていきます。つまり、今がお金の使い時ということです。  将来にお金を生み出す投資のチャンスだと考えています。  次は事業拡大。自分一人で生み出せる利益に限界を感じています。なぜかというと、自転車屋は労