厚利小売はいいことだけじゃない
厚利小売という言葉をご存知でしょうか。簡単に言うと「高い利益率のものを少なく売る」ということです。理想的な話ですが、そんな簡単な話でもないと思いました。
意識高い系の本を読むと、顧客を選んで、ブランド価値を高めて、きっちり利益を確保しよう、みたいなことが書かれています。つまり、厚利小売。
できるならそれはそうだろうという話なんですが、それをするために何をしたらいいの?の方が大事だろうと思うのです。
エルメスもアップルも自社のブランド力を確保するために、かなりのコストを払っているはずだし、激安スーパーも高く売れるなら売りたいだろうと。
厚利ということは割高ってことで、それを文句を言わず買ってもらうためにはコストが掛かるはずです。
エルメスもアップルもコストを掛けた結果、厚利小売の商売ができているわけで、厚利小売はやろうと思ってできるほど簡単じゃないだろうといつも思っています。
結論:あらゆる事柄はトレードオフ
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