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[話題]リンパ浮腫にも効果あり!?キャンサーフィットネスってなんだろう?

リンパ浮腫にも効果があると噂のキャンサーフィットネス。無理なく行える運動として注目が集まっています。創設者の広瀬真奈美さんは、自信ががんになった経験から体を自由に動かせるようにを思い始めたこの運動。

今回は、キャンサーフィットネスについてご紹介していきます。

本記事の内容

・キャンサーフィットネスとは?

・キャンサーフィットネスはリンパ浮腫にも効果があるの?

キャンサーフィットネスとは?

キャンサーフィットネスとは、がん患者のためのリハビリを目的とした運動になります。病気で不自由になった手足で運動ができなくても、指先や顔を動かすだけでも効果があり、社会復帰に向けサポートしてくれます。

創設者の広瀬真奈美さんは、自身が乳がんと診断され、術後の後遺症で手が思うように動かなかったようです。今まで通りの日常生活に戻れるのか不安だった毎日が、体を動かすことで前向きな気持ちになっていくのを実感したそうです。体調が悪く気持ちが落ち込んでいる時こそ、体を動かし気分転換をするのが良いと語っています。

医療関係者と相談し作られた運動プログラムなので、患者さんの安全を第一に考えられリラックスしながら運動を行うことができるんです。

キャンサーフィットネスはリンパ浮腫にも効果があるの?
リンパ浮腫の発症は、乳がんや子宮がん卵巣がんなどの婦人科系のがんの治療によってリンパ節を切り取ってしまうことで起こりやすい病気になります。

がんの術後の経過が良好でもリンパ浮腫は、数年から10数年後に起こるパターンもあり、患者さんを苦しめる怖いものです。見た目にも現れ、次第に着れていた服が着れなくなり、履けていたズボンが入らなくなり、人目を気にして外出を控えるようになってしまいます。

私も一時期は人目が気になり家にいることが多かったです。リンパ浮腫の合併症の蜂窩織炎もよく起こっていたため、余計に外に出る機会が減っていきました。

キャンサーフィットネスでは、リンパ浮腫になる原因を理解しセルフケアができるようにサポートしてくれます。早い段階から適切な治療をすれば、リンパ浮腫は悪化することなくむくみを抑えることができます。

病院で手術をしても自宅で弾性包帯やスキンケアを怠ると、むくみがよくなることはありません。医療関係者でも知識が少ない方が多く、まだまだ研究が進んでいない分野なのです。ご自身でリンパ浮腫の知識をつけることは、自分を守る上でも非常に重要です。キャンサーフィットネスのような講座を利用して、情報をキャッチしセルフケアを行えるようにしていきましょう。

ウォーキング

背筋を伸ばした姿勢で歩き、腕を後ろにしっかりと引き体全体を使って歩くことで、下半身だけでなく上半身の筋肉を鍛えることができます。

体をひねる運動

体の中心のお腹にもリンパ節があります。お腹のリンパの流れをよくするために、体を左右にひねりリンパを流してあげるようにしましょう。

ニーアップ

ヒザを90度の角度まで上げ下げする運動になります。鼠蹊部(そけいぶ)のリンパ節を刺激し、リンパの流れをよくしてくれます。

キャンサーフィットネスを通してQOLの向上

QOLとはQuality of lifeの略で、人生の質や生活の質に注目し、人生をいきていく中での満足度を調べる指標のひとつになります。物質的に満たされた状態ではなく、心身が充実した状態に焦点をあて幸せを数値化したものです。

キャンサーフィットネスもここに注目し、がんになったりリンパ浮腫になったことで気持ちがふさぎ込んでしまう患者さんを一人でも救おうと活動されています。

運動はQOLを高める効果があり、運動を通して筋力アップをすれば他の人のサポートなしで行える日常生活のバリエーションも増えていきます。キャンサーフィットネスでは、初心者向けのコースもあるので無理なく、楽しく運動を行うことができます。

まとめ

・運動にはQOL向上の効果がある

・キャンサーフィットネスでは、リンパ浮腫の知識を高め楽しく運動できる

・初心者にも安心の講座プログラムが用意してある

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