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人材育成について1/6

Z世代の接し方について、考えてみたいと思います。
(世代で分けるのはアレなんですが、、、)

今回は、全6回の1回目(6回も続くかわかりません)

1回目は「価値観」について、考えてみたいと思います。
価値観の中でも、会社に対する価値観です。

価値観の形成は、諸説あるのでここでは取り扱いませんが
ここでは、経済構造が価値観を変えたという前提で話を進めます。

会社に入ると20代は新人で、50、60代がその組織(会社、店舗)のトップ
30、40代が中間管理職といったところでしょうか。

詳細なデータはありますが、ここでは触れません。以下も同様。

端的いうと、
「年功序列、終身雇用」を“ある程度信じて”、20代を頑張れた50、60代と「年功序列、終身雇用」が”ない”20代とでは、
組織に対する考えが異なるのは当たり前です。

もっとわかりやすくいうと、20代は会社のために頑張っても
会社は最後まで面倒を見てくれない時代になった
のです。

このような中、会社人生を確率的に逃げ切れる50代、60代に
「あーしろ、こーしろ」「俺の時はこうだった」「俺はこれでここまで来た」は、20代にほとんど響かないのです。

もっというと、SNSの台頭による情報の民主化で、同じ20代の中で
「年収1000万」方や「年収300万」、、、

なんでこんな年収低いのに、上司からこんな怒られるのか、頑張んなきゃいけないのか、、、 モチベーションが下がり、やめちゃお!!となります。

以前までは、情報が民主化されていないおかげで、周りと比べることができず、自分を当たり前(普通)だと思うことができました。(良くも悪くも)

今は、比べることができ、「石の上にも三年」は意味ないと短略的に考えるようになってしまいました。(本当は実力の差なのに、、、)

(みんな平等という洗脳がダメだったのかもしれません。少なくとも給与に関しては、業界、学歴等の違いで何倍もの差が、相関的に確認できます)

まとめると、最近の若い子は、組織に対してそこまで思い入れはないようです。
仮に、あるとすれば、その組織に属している自分に対して価値を見出します。「大企業に入っている自分」「この仕事をしている自分」など。

そうなると、「会社のためにー」とか「チームとしてー」はあまり通用しません。 

個人にとって、どのような効果があるかを説明する必要があります。
もっというと、それにより個人のキャリアがどうなるかというイメージを与える必要があります。

そこまで、具体的に教えることができる人がどのくらいいるかって話ですね。だから、人材育成はどの会社も悩んでいることなんです。

前みたいに、”会社人””組織人””24時間戦えますか”はもういないのです。

ちなみに、僕は24時間戦えます。   僕も老害です。

というわけで、1回目は、会社に対する「価値観」の違いでした。


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