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4択アンケート

今日もキャンパスに足を運んだ。大学に入ってからというもの、1ヶ月の間に4回もキャンパスに足を運んだのは対面授業が実現した今年の4月以来だろうか。

今日の目的は2つ。
1つは、サークルの活動として、ドローンを飛ばしに行くこと。
そしてもう一つが、同学年の知人が行なっている”研究のための実験”に参加することだった。

”研究のための実験”は、何度か協力者をインスタグラム等で募っていて、たまたまキャンパスに来る日と被ったので、面白そうと思い研究室を訪ねてみたのだ。
この研究は、「発達障害の一種である自閉症について、自閉傾向と顔を認識する仕組みの関係を明らかにする」という目的で行われているものだった。

話を聞いてみると、心理学や脳科学、認知科学などが関連分野だが、先行研究のために英語の論文を読んだり、実験の設定のためにはプログラミング技術が必要だったりと、学問分野にとらわれない研究はまさに”SFCらしい”と感じた。また、自分も研究会には所属しているものの、道具や機器を使う研究会ではないので研究室もなく、研究室で実験ユニットがあって・・・という雰囲気が新鮮だった。

自分は今回、3つの実験と1つのアンケートに参加・回答した。
「ひらがな8文字が一瞬表示され、特定のひらがながあったかどうか答える」など今までにはやったことがない実験だった。いくつかの図形の組み合わせがあって、自分の中で、どれを顔に近いものと認識するか、といった実験もあった。(実験にはそれぞれ意味や背景があるのだが、説明が難しいのと間違ってしまってはいけないので詳細は省かせていただきます。)
これが、意外と難しかった。😂(難易度が高いほど、実験結果に個人差が出るので、データとしては良いものになるそうです。)

顔認識の実験をしていた気がついたのは、「顔かどうかの基準が、目が目と判別できるか」だったということ。自然と目に意識が向いていたのだ。これは、コロナ禍でみんながマスクをしている1年半に影響されたのか、日本人だからなのか。というのも、日本人はマスクをそんなに嫌がらない。口より目が見えていれば話していても違和感がない。ただ、欧米の人たちの多くはマスクを嫌うという。口が見えていないと気持ちが悪いようだ。でも、フツーにサングラスをかけて会話している。日本人からしたら、サングラスのまま話されたら怖いとか失礼だとか、マイナスに感じることが多いだろう。文化の違いも出るのだとしたら、コロナが収束した後に実験して見たり、海外の人を対象に実験してみるのも面白いかもしれないね、という話をしていた。

お国柄といえば・・・。実験の合間に、1つのアンケートに回答した。
「些細なことが気になるか」「特定の数字にこだわりを感じるか」「子供の頃の性格はどのようだったか」「何かにのめり込む性格か」「社交的だと思うか」など、自閉傾向を調べるための質問項目が40〜50くらい並んでいた。
色々と自分の性格を振り返りながら、できるだけ正直に回答していったのだが、自分の回答を見て、あることに気がついた。

「当てはまる」「どちらかといえば当てはまる」「どちらかといえば当てはまらない」「当てはまらない」の4択のうち、圧倒的に真ん中2つで回答している部分が多い。特に、「当てはまらない」という欄に丸をつけたのはごく僅かだった。

自分の性格なのかもしれないが、日本人ってはっきりとした否定・肯定をするのが苦手だよな、と感じることがある。(いい意味でも悪い意味でも。)まさにその傾向が出てしまっているではないか。そう考えると、4択って難しいね笑。海外の方向けに同じようなアンケートをやったらどんな結果が出るのだろうか。両サイドに回答が偏る、となっていたら面白い。

皆さんはどうですか?
学校や職場でのアンケート、ちょっと振り返ってみると面白いかもしれません。

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