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授業中の珍事とプレッシャー


大学のオンライン授業も、秋学期が始まって1週間が過ぎた。ようやく12コマ全ての授業を一通り受け終え、それぞれの授業の雰囲気を掴んだところだ。
全てオンライン授業、といっても授業ごとに雰囲気が違ってくるので、うまく合わせていかないといけない。

今期は中国語の授業のウエイトが高い。週12コマのうち、4コマは中国語なのだ。
この授業は他の授業より1週間早く始まったこともあって、すでに9回目の授業を終えた。
日々の復習や、次の授業に向けた予習課題がかなり充実していて、授業時間外での取り組みも必要になるためなかなかタフな科目である。
そんな中国語の授業で、先日起きたエピソードを3つほど書いてみようと思う。


EP1:僕の名前は新出単語じゃない!!

授業ではいつも、その章で新しく習う単語の読み合わせと音読を行う。学生が指名されて一人5単語ずつ読んだり、全員がミュートを解除して先生の発音に続いて読んだり、といった感じで進んでいく。
あるとき、先生の後に続いて順番に新出単語の音読練習をしていると、急に先生が僕の名前を呼んで声をかけてきた。(先生の意図としては、そのときたまたま僕だけがカメラをつけていたので、この単語はこう使うんだよ、というように僕を例にして新出単語を使った例文を提示した、ということだった。)
しかし、単語を順番に音読していく流れだったので、先生が僕の名前を呼んだ時、聞いていた何人かの生徒が先生の後に続いて僕の名前をリピートしてきたのだ!!
僕の名前が新出単語リストに加わってしまったみたいで、なんだか恥ずかしくて、笑ってしまったエピソードである。

EP2:あ、いつも見てます笑

1回90分の授業の中で、だいたい5分から10分ほどペアワークの時間がある。zoomのブレイクアウトルームという班分け機能を使って、教科書の読み合わせや文法問題の確認を行うのだ。
一昨日もペアワークの時間があった。ペアワークだったからか、相手の人はこの時に初めてカメラをオンにしてくれた。初めて顔を見たので『はじめまして!よろしくお願いします。』といった。すると、相手はニコニコしながら『あ、いつも見てます・・・』と返してきた。あ、やっぱり2人しかカメラつけていないから目立ってたんだ・・・となんだか恥ずかしくなってしまった瞬間であった。

EP3:画面から感じる謎のプレッシャー

授業では、音読練習することが多く、「先生の後に続いて発音してください」と言われる。こういう時はだいたい生徒全員がミュートを外すのだが、オンラインならではの弊害が生じる。
先生の発音をリピートするタイミングが掴めないのだ。生徒同士、顔も見えていないので、なんとなく「誰が言い出すかな・・・?」みたいな空気が一瞬流れる。
みんなに合わせよう、とみんなが思っているから妙な「間」ができてしまう。

僕はこれがどうも嫌なので、(みんなどんどん先に声出しちゃえばいいのに、と思うのだが。)だいたい1テンポ早く1音目を発声していた。何回かやるうちに、その流れが定着してしまったようだ。←ただの勘違いだったらごめんなさい。🙇‍♂️
ただ、困ったことに先生が発音した後、僕の発音が耳に入ってくるようで、必ずつられる人が出てくるのだ。だから、僕がイントネーションを間違えると、続いて何人かがバラバラ間違える。そして案の定、先生に修正される。

zoomは声を出した人のところに黄色い枠がかかるようになっているので、きっと先陣を切って間違えたのが僕だと気づいている人も何人かいるのではないか。そう考えると、どうも顔の見えない画面から「先陣を切ってるんだから、発音ミスるなよ!!」と圧をかけられているようでならないのだ。いつしか、”音読の際は発音ミスできないから先生の発音をよく聞いておかなきゃ”という嬉しい癖がついた。笑


最近になって、僕が入っている中国語のクラスは同学年が多いということがわかってきたので、少し安心できた。はやくみんながカメラをつけてくれることと、対面授業が再開されることを願うばかりである。

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