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1つの型でできる!【読書感想文の極意】〜親子で簡単スピード解決〜

 夏休みになると主に小学校の宿題として読書感想文を書くように指示されます。大人になっても「小学校の夏休みの宿題といえば?」と問われれば、まずは読書感想文が頭に浮かぶのではないでしょうか。ただ、その「頭に浮かぶ」という状態も、その記憶が良い印象として残っているために思い浮かべるというよりも、苦い思い出として嫌な気持ちを持って思い出しているという方が遥かに多いでしょう。大人になって振り返ると笑い話にはなるものの、夏休みの最終日に親から「今さら何を言っているの?」と怒られながら、ドキドキしながらもなんとかごまかして原稿用紙を埋めてしまおうと、大量の汗を流した方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。他にも漢字ドリルや計算ドリルなどのプリントも宿題として配布されるにもかかわらず、いつも読書感想文だけは後回しになってしまいます。

 それではなぜ他の宿題と比べて読書感想文は常に後回しの対象になるのでしょうか。それは他の宿題と違って何か質問をされて答えるという、比較的楽しい問答形式・クイズ形式ではなく、そもそも本を読みたくないのにもかかわらず、嫌いな中からどの本を選ぶのかというところから始まり、なんとか集中力を頻繁に切らしながら何日もかけて読んだとしても、「だからなに?」ということで自分で何を書けばいいのかというところに至るという形式だからです。つまり、問答・クイズ形式であればドリル側がスタートを切ってくれますし、ゴールとしても後ろのページの正解を見て答え合わせをすることで、正解だったり不正解だったりを確認してそれなりに楽しく一喜一憂できるわけですが、読書感想文は本当に最初の最初から白紙の状態でまっさらなスタートになる上にゴールも何も見えず、用紙として完成させたとしても完成した気がしないのです。

計算ドリル
=ドリル側が出題しドリル側が正解を確認させてくれる
=ドリル側でスタートしてドリル側でゴールしてくれる

読書感想文
=自分で本を決める上に、正解というものは存在しない
=自分でスタートして、自分ではゴールが見えない

 すなわち、もうそもそもスタートが切りにくい状態になっていて、かつ、ゴールも見えないままに文字数だけを埋めて満足をするフワフワとした状態になってしまうために、読書感想文が後回しにされてしまうわけです。後回しにしてもスタートもゴールも見えやすくなるわけでもなく、最後は怒られながらなんとか苦しんで文字数を埋める作業だけを嫌々進めるということになります。

 このように、読書感想文はスタートもゴールも見えず、どの段階でも作業を進めるのが苦しい宿題です。何よりもまずはスタートを切らなければ話が始まらないわけですが、最初の第1文の第1文字目を書くことこそが何よりも難しく、そのため後回ししか選択肢がなくなってしまうわけです。

 そこでこの学習テキスト【1つの型でできる!読書感想文の極意〜親子で簡単スピード解決〜】では、小論文.comのこれまでの数多くの添削指導経験から、本をサッと選ぶところから読書感想文をスラスラと書き終えるところまで、読書感想文の構造をたった1つの型・パターンに集約させることで、楽しく興味深く、何よりも親子の共同作業によって最大1日で読書感想文を完成させられるように指南していきます。上記のような「スタート」「ゴール」が見えないという大きな問題を簡単に解決する方法を伝授します。

 特に読書感想文のせいで本を読むことも文章を書くことも嫌いになり、また親としてもそのような状態の子どもに対してイライラしてしまうことは、将来に渡って家族の人生全体にとっても最悪の事態です。これは何も大げさな話ではありません。そのような悲劇が起こらないように、むしろこの特殊な宿題という機会を通して、実は親にとっても子どもにとっても勉強になり、為になり、スピーディに宿題を済ませて気兼ねなく楽しい夏休みの思い出を作ることができるようにしていきましょう。


【 も く じ 】

第1章 親の役割の重要性
 《1》 一般的な宿題における親のアプローチ
 《2》 読書感想文における親のアプローチ
 《3》 他ではない親にしかできないサポート

第2章 読書感想文の正解とは
 《1》 親子の日常会話と読書感想文の違い
 《2》 読書感想文は理系か文系か
 《3》 論文と読書感想文
 《4》 スウェーデンの時間割
 《5》 読書感想文で子どもが気にしていること
 《6》 読書感想文のイメージを変える
 《7》 読書感想文の完成予定日

第3章 親子の本選びと読み方
 《1》 課題図書と本選び
 《2》 具体的な本の選び方と2つの裏技
 《3》 何も悪くない “反則的な” 大裏技
 《4》 反則技から正式に大好きになる

第4章 題名の決め方
 《1》 なぜ題名・タイトルが決まらないのか
 《2》 コンクールに出さないならこれでいい
 《3》 題名の重要性
 《4》 コンクールに出すならこうしよう

第5章 読書感想文の「1つだけの型」
 《1》 世の中、自由が最もむずかしい
 《2》 たった1つの型はこれ
 《3》 ワンパターンにしてしまう
 《4》 各ブロックにパズルを当てはめよう

第6章 パズルを映えさせる
 《1》 述語の置き換え
 《2》 主語の置き換え
 《3》 世代間の語彙
 《4》 小学生は自由帳に迷路を作りたがる

第7章 社会のルールを確認
 《1》 大人も間違えること
 《2》 原稿用紙のルールは守る
 《3》 簡単な句読点の打ち方
 《4》 正確に伝えるためのテクニック

第8章 読書感想文の真髄
 《1》 読書感想文から始まる才能開花
 《2》 全科目の勉強方法に自分で気づく
 《3》 世界に1人の輝く我が子

下記より電子書籍(PDF/70ページ/24000字程度)をダウンロードしてください。

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