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消防官採用試験作文・小論文対策【小論文.comの受験情報】  

 消防官採用試験では小論文が課されることが多く、対策は欠かせません。この記事では、消防官採用試験の小論文の書き方がわからない方のための小論文対策やテーマ例についてお話ししていきます。

 なお消防官になるための進路、適性、学校選び、試験内容については下記の記事でお話ししていますので、ご興味のある方はぜひご覧ください。↓↓↓



【1】小論文と作文の違いは何か  

 一般的に学校で小論文を学習しないために起こる最大の誤解は、小論文と作文をほぼ同じものとして捉えられてしまっているということです。小論文.comにも「私が受験をするのは作文試験なのですが、小論文.comで対応できますか」といったご質問・お問い合わせをいただくことが多くあります。

 結論からいえば、一般的に作文試験と呼ばれる試験の中の約95%は、実質的には小論文・論文をベースにした文章を書く必要がある試験です。

 なぜそのようになるのかについて詳細はこちらの記事をご確認ください。↓↓↓


【2】小論文に欠かせない「論理」とは何か  

 小論文とは、ある事柄に関して論理を使って自分の意見が正しいということを読者に納得させ証明していくもので、自分の主張を論理で説明するものとでも言えるでしょう。読み手を納得させ、証明していくには作文のように自由気ままに語るわけにはいきません。論理とは「議論や思考を進める道筋・論法」のことです。

 「論理」についての解説はこちらの記事をご確認ください。↓↓↓


【3】小論文の段落構成を理解しよう  

 前述の通り、小論文では結論に至るまでの過程をいかに表現するのかが重要です。そのような展開にしていくには次のような段落構成が望ましいといえるでしょう。

<第1段落> 仮説(自分の主張)の提示
   ⇒自分の主張をシンプルに書く

<第2段落> 論理展開
   ⇒対比や例示など、論理を使って読み手を納得させる文章を書く

<第3段落> 結論
   ⇒第2段落の論理展開をもとにした自分の主張をまとめる
   (第1段落と同じ内容になるが文自体は第1段落とは別のものにする)

 上記の枠の中で自分の知識を総動員して論理を展開していけば、説得力のある素晴らしい論文を書くことができるはずです。


【4】小論文の「型」を理解しよう  

 小論文試験において「型」と呼ばれるものが大きく分けて4種類あります。

・用語1語型
・用語2語型
・疑問文型
・課題文/資料型

 詳細はこちらの記事をご確認ください。↓↓↓


【5】小論文は「読みやすい字」で書く  

 小論文.comでは各々のレベルに沿った指導をしているわけですが、まずは無駄な失点をする可能性を排除するためにも、読み手にとって読みやすくなるような文章を書く細かい技術について少し考えていきましょう。

 試験官もやはり人間ですので、汚い字で書いたり読みにくい文章にしたりすると、どれだけ論理展開がしっかりしていてもついつい減点してしまいがちです。まずは出来る限り読みやすい字で書くことを意識しましょう。これは決してきれいな字ということではありません。 字が汚い人はそれだけでどうしようもないというわけではありません。きれいな字と読みやすい字は別のものなのです。

 読みやすい字を書く1つのコツとして、下記の記事でマス目の中の文字配置について説明しています。詳細は下記をご覧ください。↓↓↓


【6】小論文の文末表現は「だ・である」か「です・ます」か  

 小論文において、文末表現を「だ・である」にするのか、「です・ます」にするのか、どちらにすべきなのかということでご質問をいただくことがあります。

 結論から言えば、基本的にどちらかに統一する必要があります。小論文の場合「です・ます」の表現は、一方では丁寧で柔らかい印象を与えますが、他方ではまどろっこしくしつこい感じがしてしまいます。 論理展開を重要視する小論文においては、このようなまどろっこしい表現は好ましくないといえます。

 したがって、小論文を書く上では「だ・である」の表現に統一するのが望ましいといえるでしょう。

 文末表現については、下記の記事でも考察しています。↓↓↓


【7】小論文のために普段の生活の中でやっておくべきこと  

 しっかりした論理展開をしていくためには、対比や例示のような論理テクニックをしっかり使えなければなりません。このような論理テクニックを使うためには、自分の主張とは反対の主張や、自分の主張の論拠となるような分かりやすい例などを考えておく必要があります。

 つまり、新聞やテレビのニュースなどで、自分の主張に近いものだけでなく、様々な種類の知識を吸収しておかなければなりません。

 そのような普段の生活での意識が小論文をスムーズに書かせてくれる助けになるのです。それぞれのニュース等に対して自分の意見をしっかりと持ち、その論理を意識しながら生活するようにしましょう。そのように毎日を過ごしていると、自然に論理的思考力が身についてきて、試験の時にどのような課題が出題されても簡単に答えていくことができるようになります。

 様々な分野での語彙や知識教養、最新時事ネタ情報を解説しているマガジンをご紹介はこちらからご確認いただけます。↓↓↓


【8】消防官採用試験で出題されやすいテーマ例  

 ここで消防官採用試験に出題されたテーマを一部、横浜市を例に挙げてご紹介します。

・ 市民及び横浜を訪れる人の安全・安心を守る消防職員は、業務を遂行するうえで規律を守る必要があり、高い協調性が求められています。そこで「組織」におけるチームワークの重要性と、なぜ「組織」にはルールが存在し守らなければならないのか、今までの経験を踏まえて書きなさい。(令和4年度)

・近年、本市でも風水害により大きな被害が発生していることを踏まえ、風水害による被害を未然に防除し、かつ、発生した際の被害を軽減するために消防職員が市民から期待されていることは何か、あなたの考えを具体的に述べなさい。(令和3年度)

・消防職員が市民から求められる役割は何だと思いますか。また、その役割を果たすために、あなたの強みがどう生かせるか述べなさい。(令和2年度)

横浜市

 また他の自治体では、志望する市の魅力、防災対策・危機発生時対策・事後対策、社会人としての心構え、地域・住民主体の地域防災力の向上についてなど、さまざまな分野から出題されています。

 志望する自治体の傾向を掴み、練習を重ねてしっかりと対策を行いましょう。


【9】小論文.comでの対策  

 小論文.comでは消防官の就職試験でよくみられる、小論文・志望理由書・活動報告書・面接など、すべてにおいてきめ細やかな対策を行なっています。これらの対策はすべて「これ」といった唯一絶対的な正解がないものですから、自分1人で悩み続けるのではなく、是非一緒に対策を進めてまいりましょう。

 小論文.comの講座一覧は、こちら公式サイト「小論文.com|講座案内」よりご確認いただけます。

 ※面倒な会費のお支払いなどは一切ありません。

 また、小論文.comが自信を持ってお届けする「オリジナル電子書籍」の販売も行っております。下記のnote記事やマガジンから電子書籍のご購入が可能です。是非ご覧ください。

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