見出し画像

【アメリカ大陸縦断記Day39🇨🇴】文化の違いについて議論した朝、怠惰で弱気な午後

11/8(火)

6時に起床。今日も爽やかな天気。ランニング、筋トレ、プールで朝から体を動かして気持ちいい。8時ごろトーリーと朝ご飯。彼女の地元では年に数日しか雪が降らないのに昨日雪が降ったという話を皮切りにまずは天気の話題。日本では4月が年度の変わり目で「春夏秋冬」と言うのに対して、カナダでは「Winter Spring Summer Fall」の順番だと聞いたときには、自分の中では当たり前なことが世界の常識とは限らないのだと感じた。カナダはサマータイムを取り入れているが、後述のチップ文化にしろ日本人の自分からすると面倒だと思うことも、世界のどこかではそれが常識だということは気に留めなければならないと旅をして様々な人と出会う中で感じている。

彼女は大学生のときにスタバでバイトをしていたが、日本ではスタバのバイトと聞くと人気で華やかなイメージがあるのに対して、カナダではスタバのバリスタ=誰でもできるeasyな仕事というネガティブなイメージもあると話していた。向こうでも多くの大学生がバイトをしていて、ブリティッシュコロンビア州では最低賃金が15CAD(約1600円)と言っていて驚いた。旅をしている中で、円安の影響も相まって日本の物価や給料が相対的に安くなっていることを身をもって感じる。

ウェイターはチップをもらう分低めの時給らしいが、チップはウェイターだけでなくキッチンの人とも分割されるのであまりもらえないのが実情だそう。チップの文化がない日本人からすると面倒なシステムだなと思うが、チップは貴重な収入源で採算的にも無くすのは難しい現状があるという。実際カナダのレストランでクレジットカードで支払う際、15%、20%、25%のどれかを選ぶようになっていてチップがとても高かった。その他にも「fluent」の定義は人によって異なるとか、「めっちゃ話せる!」と自信がみなぎる日があると思えば、次の日には「全然話せない…」と落ち込んで会話するのが怖くなることがあるなど、同じスペイン語学習者として共感できる点がたくさんあった。

ノートを見ているふりをするトーリー

お昼にはマックスが帰ってきて食卓はとてもにぎやかだった。午後は気分が乗らずYouTubeやNetflixを観てダラダラ過ごしていた。

唐揚げは日本と同じ味でとてもおいしかった

17時半にマックスの代わりに先週自分が担当していたクラスの授業が終わった。他の生徒と同じく高校生かと思いきや実際は29歳だったパオラとは先週仲良くなったので30分くらい話していた。彼女はセラピストとして働いていて、来年の3月にヨーロッパに旅行に行くためにお金を貯めていると言っていた。自分は1年半働いた貯金で今こうして旅をすることができているが、コロンビアの給料事情だとさらに働かなくてはならないので改めて自分が恵まれた環境に置かれていることを実感した。

マックスの授業が終わった後にリカルド、アンパロ、ルイサ、マックス、トーリーと話していた。マックスが旅行に行っていてトーリーが到着する前だった先週はボランティアは自分だけだったので自動的に話を振ってもらえたが、今は自分から積極的に話さないとその場にいても空気になってしまう。今日は気持ちが乗らず、話の内容が分からない場合に質問したり会話の中でタイミングを伺って発言することは無かった。目線は発言している人に向けられるので発言しないでその場にいるだけの自分は話の輪に入っていない感覚になり、ますます気持ちが落ち込むという負のループだった。

気持ちは曇り空

部屋に戻ってからはトーリーと仕事、家族、人生などについて話していた。彼女が来てからまだ4日しか経っていないが、日々たくさん会話をして深い話ができるような関係になった。2時間ほど話して今の時刻は23時すぎ。明日は久々に授業があるので頑張ろう。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?