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ジャック・マー氏が東京大学の客員教授に!

世界最大規模の通販企業、アリババの創業者であるジャック・マー氏が東京大学の客員教授に就任するというニュースが報道されていました。

マー氏が就任するのは東京大学の研究組織、「東京カレッジ」という機関になります。

ジャック・マーとは何者か

noteにアクセスをする人ならばジャック・マー氏を知らない人の方が少ないとは思いますが、簡単にまとめたいと思います。

ジャック・マー氏は子供の頃に英語を学ぶために、ホテルに通い詰めて外国人と仲良くなるなど、勤勉で積極的な性格の子供だったそうです。

しかし学業成績が振るわないため、大学進学を諦め、三輪自動車の運転手として就職します。

その後、再度大学進学を志し、卒業後は英語の講師などを務めています。

90年代後半に中国政府の電子商取引部門に携わり、その後eコマース事業を立ち上げて世界的な企業へと成長させます。

近年はトランプ元大統領との会談や中国政府批判により表舞台から姿を消していましたが、日本にいるという噂も囁かれていました。

その流れからの今回の異例の大抜擢となったわけです。

世界的、歴史的な大起業家

ジャック・マー氏に関しては中国政府との繋がりでアリババが成長した側面は否定できません。

そのため、日本では彼の業績を過小評価する向きがあります。

しかしアリババは流通総額世界最大のeコマース企業であり、その規模はAmazonを上回ります。

いかに中国政府の後押しがあり、中国市場に特化した企業であろうとも、アリババグループを築き上げたビジネス手腕はジェフ・ベゾスにも劣るものではないはずです。

彼に対する個人的な好悪はあれども、世界的、歴史的大起業家である事に間違いありません。

「東京カレッジ」の客員教授

「東京カレッジ」とはそもそも何でしょうか。

世界の第一線で活躍する研究者や知識人を招き、市民の皆さんと一緒に未来社会の様々な側面について考える場を作ります。

一流の知識人を招き、市民にフィードバックするというのがその役割のようです。

関係者の中には東京大学マーケットデザインセンターの小島武仁教授など超一流の研究者も名を連ねており、興味深い取り組みのようです。

中国政府と関係が悪化しているジャック・マー氏がどんな役割を担うのか、今後日本に関わるビジネスを行うのか、そしてどんな未来を見せてくれるのか、楽しみにしたいところです。

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