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キャンパスの中の名建築 ~一橋大学編~

早稲田大学の大隈講堂や東京大学の安田講堂など、歴史のある大学には有名な建築がみられることがありますが、これは何も都心の大学に限ったことではありません。新宿から中央線で西へおよそ30数分、国立駅近くにある一橋大学には、フランス風庭園の美しいキャンパス内に3つの登録有形文化財(registered tangible cultural property)に指定された貴重な建築物があります。 2014年3月

■このnoteを書いている人:かまふち管理人"sho"
日本の歴史・文化・自然・世界遺産、国宝、(続)100名城、日本遺産、建築、町並み、旧街道、映画、日本酒、折り畳み自転車などに興味があります。京都/奈良/横浜/鎌倉/江の島などなど…。
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■まずは東キャンパスから

国立駅南口から正面にまっすぐ延びる大学通りを10分弱歩くと一橋大学に到着します。まずは左側の東キャンパスに入りましょう。ここにある東本館は、元は「旧東京商科大学附属商学専門部本館」といい、1929年(昭和4年)11月に竣工した建物で登録有形文化財に指定されています。

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写真は幾分アップで撮影されていますが、「引き」で撮ると自転車の「群れ」や進入禁止の標識があり、やむなくアップでの撮影となりました。

■まるでおとぎの国 一橋大学旧門衛所

道路を横断して西キャンパスに入り、道なりに進んだ左手に小さな建物があります。これは「一橋大学旧門衛所」という建物で、フランス瓦葺ハーフティンバーの瀟洒な洋風建築です。

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屋根の上の百葉箱がおわかりでしょうか。なんだか西洋のおとぎ話から飛び出してきたような可愛らしい建物ですが、これでも立派に登録有形文化財に指定されています。旧門衛所前から振り返ると遠くに時計台が見えます。

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こちらの建物は一橋大学付属図書館。文化財に指定されてはいませんが一橋大学大学を象徴する建物のひとつとなっています。

■一橋大学のシンボル 旧東京商科大学兼松講堂

一橋大学は、大正12年(1923)の関東大震災の後に神田一ツ橋から国立に移転してきましたが、総合商社「兼松」の創立者兼松房次郎氏の遺訓により建てられたのがこの兼松講堂、「旧東京商科大学兼松講堂」です。

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これは、明治から昭和期の建築家である伊藤忠太設計のロマネスク風建築物であり、一橋大学の象徴としてよく知られた美しい建物です。

■最後に

キャンパス内は武蔵野の面影を残す緑が豊富に残され、市民の憩いの場ともなっています。時間があればキャンパスを散策し、美しい建築物と都会に残された豊かな緑を堪能してはいかがでしょうか。

■キャンパスの中の名建築シリーズ

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