個人的に仕事で重要視したいこと

noteはとりあえず一週間くらいは毎日書いてみようかな、と思い三日目。
果たして一週間続くのかしら。頑張ってみます。
さて、今日は個人的に仕事をしている時に大事にしたいこと、というか重要だと思っていることを書いてみようと思います。
あくまで個人的な意見ですが、昔先輩に言われたのを気にし続けているようなことです。

とりあえず結論から書きます

私が重要視していることは「間違いに気付くことができるか」ということです。
プロフィールや他の書いたnoteなんかにも書いていますが、私はシステムエンジニア(以下、SE)というお仕事をしています。
SEという職業は、誰かが作った資料を確認したり、自分が作った資料を誰かに説明して確認してもらったりという仕事が少なくとも私はかなり多いです。
一般的なイメージとしてずーっとパソコンに向かってプログラミングしているみたいな感じらしいですが、そんなことはありません。どちらかというとそれはプログラマ(PG)という職業の方です。
もちろんPGでありSEである、SEでありPGであるみたいな人もいますが、プログラミングができない、苦手なSEは私含め、特にインフラ分野のSEには結構多い印象です。

話が逸れましたが、いわゆる資料レビューをしたり、されたりすることが多い職業ですので、他人が作ったものに対して正しいものは正しい、間違っているものは間違っていると言わなきゃいけない訳です。
レビューした資料をお客さんに出したり、その資料をもとに実際の構築が進む訳ですから、誤った情報でプロジェクトが先に進まないようにするための防波堤のような役割がレビューにはあります。

正確なレビューを阻むバイアスと知識習得という壁

資料は人が作るものですので、もちろんケアレスミスもあったりします。
どんな完璧な人が作っても間違う可能性はあります。
↑は世界の常識的にも当たり前のことじゃないですか。しかし心の中のどこかで「この人が作った資料なら大丈夫でしょ」と思ってしまうのです。不思議と。
必ずではありませんが、私の経験則では、仲間内のレビューは「大体大丈夫でしょ」というバイアスがかかりがちです。バイアスがかかると、レビューの精度は落ち、真面目にレビューをしていれば気付くはずのケアレスミスに気付くことができなくなるのです。

また、SEという職業、というかどんな分野のエンジニア全般にも言えることだと思うのですが、数多くある製品への理解や、技術への理解ということが必要になってきます。
それらの知識がないと、そもそも提案書や設計書、手順書等に書いてあることが技術的な観点から正しいかどうかを判断することができません。
なので、少なくとも誰かの作った資料をレビュー会みたいなもので説明される場合でも、必要最低限の知識をつけておかないと正確な判断はできませんので、知識がある人がレビュアーになるのと、そうでない人がレビュアーになるのでは資料の完成度が大きく変わってきます。
逆に自分が資料を作る場合においても同じことが言えます。むしろ必要最低限ではダメで、結構細部まで知っていないと資料を作ることはハリボテを作るのと同じです。素人は騙せるかもしれませんが、それではどこかでボロが出ます。

だから私は、印象は悪かろうが、レビュアーとなる時は必ず相手と資料のことをバイアスがかからないように、疑ってかかるようにしています。そうすることで自ずと品質は上がりますし、ミスも起こりにくくなります。
また、技術習得というところでも、アンテナを大きく広げたりすることが重要だと思いますし、自分が得た知識はどんどん深掘りして自分の糧とするべきであると思います。

しかし、特に技術習得というところに関しては、簡単に経験できなかったりという問題があります。評価版のライセンスが配布されていたり、環境があれば実際に触って覚えることができますが、そうでない製品もかなり多いと思います。環境がなければ、机上の学習しかできませんが、机上と現実は大抵の場合、大きく異なります。
なので、貴重なチャンスを逃すことなく次に活かす、チャンスは自分で掴みにいくということがエンジニアには求められていると考えています。

話は最初に戻ります

長々と書きましたが、「間違いに気付くこと」は誰もが必ず正しいことをしていればやる必要のないことです。
前項の冒頭でも書きましたが、人は間違うし、知識が足りない状態で仕事をしてしまうのです。そして、必ずどこかで「正しいことを前提として」資料をレビューしてしまうものなのです。
間違わないということは本当に難しいことで、どんな人がやっても間違う可能性があります。
そんな時に「間違いに気づき指摘できる人」がチームに1人でも2人でもいるとそのチームの仕事の品質は向上します。

私は社会人になって2年目になったくらいに「間違いに気づけるようになれ。ただ資料を眺めるだけならそれはただの読み合わせじゃないか、そんなのレビューじゃないぞ。必ずミスや気になるところはあるだろうから細かいところでもいいから一つ以上指摘しよう」と言われたことを今でも忘れずに心の中で反芻するようにしています。
これが今回書いたことに繋がるエピソードです。感謝してもしきれません。

以上、私が仕事で大事にしたいことでした。
多分、エンジニア以外にも通用することはあるんじゃないかと思いますので、どこかの誰かの役に立てば幸いです。

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