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フルリモートで求める人材を獲得した岡山企業の一例

本日はこんな記事を見つけました

岡山県倉敷市に本社を置くDTP、広告制作会社のスタイルプロダクツは、新潟市在住のWEBプロデューサーを中途採用した。

「紙媒体の仕事が減り、クライアントの広告費用がWEBに流れていくのを肌で感じていて、社内を強化したいと考えました」

守屋将志社長は、こう振り返る。

「といっても、岡山では人材が限られますし、仮に優秀な人材がいたとしても、育成するのは難しい。そもそも、新しい分野に出ようとするわけですから、教えることができない。となると、広く全国を見る必要があります。フルリモートを条件にしましたから、新潟の方を採用することになったのは特に驚くべきことではありません」

2021年11月に入社した小林浩紀さんは、WEBのプロデュース経験が豊富で、29歳で起業し、2つの会社を経営していた。

「万一に備えてビズリーチに登録しており、経歴書はマメに更新していました。今のタイミングで就職したかったわけではなく、いい会社があれば、と考えたところ、スタイルプロダクツからスカウトがかかったのです」

起業して以来、新潟に拠点を置きながら10年以上にわたって仕事を続けてきたが、地元にこだわったのは新潟で納税して、貢献したい、という気持ちがあったから。また、今回の場合は、幼い子どもがコロナに感染するのが怖い。それで、新潟にとどまることを条件とした。

スタイルプロダクツが求めていたのは、クリエーティブなスキルを持つと同時に、幹部社員として会社の軸になってくれる人材。その点、会社経営の経験もある小林さんは適任だった。

「知見が広くて深いし、人柄もいい。面談のときに、早くもいろいろな事業アイデアを共有できたので、是非に、と思いました。新潟在住というのも、逆に面白いと思いました。会社の将来構想に世界中のクリエーターとつながって仕事をするということがあって、遠くにスタッフがいると広がりも感じさせる。東京や大阪にしか優秀な人材がいないわけではない、とも考えていました」(守屋社長)

入社後に、リモートによる新商品会議を実施したところ、談論風発して2時間を超えるほどの盛り上がりだったのだという。アイデア豊富な小林さんは最初から会話に溶け込み、既存社員も含めてさまざまな意見が飛び交った。

「そこで出てきたアイデアは、どれもすごい資金がいるとか、深い研究が不可欠ということではなくて、頑張って注力すればできる、というものばかり。〝人がいなくて新しいチャレンジができないな〟とウズウズしていたところに道が見えて、前に進むイメージが持てたことは大きい。このタイミングで小林さんを採用したのは正解でした」(守屋社長)

小林さんも前向きである。

「入社しようと思った決め手は、自由な取り組みを推奨してくれること。やりたいことがいろいろできそうだ、と感じました。プレッシャーもありますが、自分が成長できるとも思いました。フルリモートは違和感がありません。起業してから基本的にはリモートワークで、海外の人ともやりとりしてきましたから、どこででも仕事をやっていく自信はあります」
上記記事より

岡山県の企業が新潟の人材をフルリモート形態で獲得できた事例が記載されていたので紹介します。

非常に良例だと思います。近場にいない人材を獲得する手段を正しく考え実行されていて素晴らしいと思います。このように地方の雇用もどんどん多様化すればいいですね。

本日は以上でーす。
しょーじん

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