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うつ太りから抜け出したいと考えている人へ|プロのダイエット指導者が伝える抗うつ薬の副作用と意識すべきワンポイントアドバイス

こんにちはSHOです。僕のnoteを読んでいただきありがとうございます。

2022年7月も明日を残してもう終わり。

時が過ぎるのは本当に早いものだと年を重ねるたびに強く実感いたします。

世間ではコロナの第7波ということで、首都圏を中心として全国的に猛威を奮っているところ。僕の周りでもコロナに感染した人が増えてきている印象を持っています。

ただし、真に憂うべきことは日本の経済や医療現場ではないかと僕は考えているところ。

これは決してコロナに感染した人を軽んじて扱うと言いたいわけではなく、重要なのは経済が回らなくなることと、感染者や濃厚接触者が増えすぎて医療現場の人が対応しきれない。結果、本当に困った人の対応すら後手に回ることもあるのではないかということです。

身体がキツいというのはもちろんなのでしょうが、それよりもっと不安視されているのが「精神(メンタル)面」ではないでしょうか。

「コロナうつ」っていう言葉が登場するくらい、ここ最近世間ではメンタル面の不調になる人が多くなってきているというのも取り上げられています。

○うつになると太るって本当?

さてさて、僕はダイエットコーチなので

【うつ×ダイエット】

この視点で記事を書いていきたいのです。

僕は精神科医ではないので、精神科医視点からの投稿はもちろんできないし、実際に医者にうつを宣告されたわけではなく、抗うつ薬を飲んだ経験もないので、実体験を書くこともできません。

にもかかわらず、なぜ僕が「うつ」を取り上げるのかについてはこちらでお伝えしています。

僕は「プロのダイエット指導者」という目線から、うつの人向けのダイエットについて話をしていきたいのです。

今回お伝えしたいことは以下の三つです。

1:抗うつ薬を飲むと太ってしまうのか?もしそうなら、なぜ太ってしまうのか?どの薬が太りやすいのか?

2:抗うつ薬の副作用を知る

3:プロのダイエット指導者目線からのうつ太りしないようにするためのワンポイントアドバイス

「うつ」って、どうしてもネガティブなイメージを持ってしまいがちです。僕もそうでした。

僕は自力でなんとかしてしまいましたが、そこまで重度ではなかっただけだと勝手に思い込んでいまして、誰しもがなる可能性があるものだと思っています。

だからこそ、このように思ってしまう人が多いのではないでしょうか。


「こんなはずではなかった」

予期せぬ自分の体調の変化。

メンタルクリニックにかかって、お医者さんから薬を勧められたとしても「不安」がよぎります。

・薬を一度飲み始めたら、やめるのが大変なんじゃないか
・薬を飲んで太ったって言ってる人がいる。自分もそうはなりたくない
・副作用の強いって聞くから、飲みたくない

などなど。

このような不安に対して、僕ならではの回答をしていきます。

・うつ太りはしたくない!
・薬を飲んでもいいけど、太りたくない!
・抗うつ薬を服用している時でもダイエットはしていいの?
・どんなダイエットならOKなの?
・何かいい方法があったら教えてほしい!

上に当てはまるものではなかったとしても、うつ中のダイエットについて興味がある方や、僕の見解が気になる方は最後までご覧ください。

●抗うつ薬について

これはこちらの記事を参照ください。

今回の記事を載せたいがために書いたと言っても過言ではありません。

●抗うつ薬を飲むと太るのか?

これは上の記事でもお伝えしたのですが

この答えは….【Yes】でもあり【No】でもあるのです。

「どっちなんだ」という話ですが、今回はこの話の続きをしていきます。


抗うつ薬は3種類ありますという話をしました。
本当はもっと細い分類ができますが、まずはこれでOKです。

・SSRI
・SNRI
・NaSSA

です。

この中でも、太りやすいと言われている抗うつ薬はNaSSAです。ミルタザピンというもので、商品名は「リフレックス」「レメロン」などと呼ばれています。

逆に太りにくいと言われているのがSNRIです。ベンラファキシン(商品名:イフェクサー)、デュロキセチン(商品名:サインバルタ)、ミルナシプラン(商品名:トレドミン)などと呼ばれています。

●NaSSAが太りやすい理由

NaSSAは3種類の中でも効果が出やすいと言われているものです。

しっかりと効いてくれるのですが、食欲増進効果があります。

・抗ヒスタミン作用
・抗5HT2c作用

この二つの作用が特徴です。

<抗ヒスタミン作用>
ヒスタミンは、アミノ酸の1種であるヒスチジンが変換した物質です。

アレルギー反応を引き起こしたりするものでもありますが、ここで取り上げたいのはヒスタミンの食欲抑制作用で、ヒスタミンが増えると満腹中枢が刺激されるので、その結果食欲が抑制されます。

抗ヒスタミン作用があると、食欲抑制されにくくなるために食べる量が増えてしまうのです。

<抗5HT2c作用>
そしてもう1つが「抗5HT2c作用」です。

全く覚える必要がありませんが、「セロトニン受容体」というものがありまして、現在確認されているものが11個。その中の1つが5HT2c受容体で、食欲を抑える働きがあります。

NaSSAはこの2つの作用をブロックするために食欲を増進させ、その結果太りやすくなると言われているのです。

●SNRIが太りにくい理由

SNRIはノルアドレナリンを増やして意欲を高めて活動的にする抗うつ薬です。NaSSAのような抗ヒスタミン作用はみられず、代謝は促進されることから他の抗うつ薬と比較すると太りにくいと言われています。

●SSRIの中でも太りやすい抗うつ薬

SSRIの中で「パロキセチン(商品名:パキシル)」について取り上げておきます。

これは飲み始めてすぐに太り出すというのではなく、ずっと飲み続けている場合(目安としては数カ月程度)に太ってしまうことがあるものです。

理由は、セロトニンによる代謝抑制作用だと言われています。

セロトニンは精神を安定させてリラックス状態をつくっていきます。すると、身体はエネルギーの消費を抑えるようになるので代謝は下がっていくのです。

ちなみに、ここではパキシルについて取り上げましたが、他のSSRIも飲み続ければセロトニンの代謝抑制作用が働くことがあるというのはお伝えしておきます。

○抗うつ薬を飲むにあたり注意しておくべきこと

ここまでは「抗うつ薬は飲むと太ってしまうのか?」ということについてお伝えしてきましたが、抗うつ薬を飲んでおきることはこれだけではありません。

抗うつ薬は、主に脳内の神経伝達物質を増やすこと(特にセロトニン・ノルアドレナリン)を目的としたものです。

薬はサプリメントとは違い、効果がしっかりと出て規格もあって用量・用法を守って服用していく必要があります。

それに伴って注意しなければいけないことは「副作用」なのです。効果が強いがゆえに出てしまう可能性があるので、これについてみていきましょう。

●副作用が出やすい理由

ざっくり言ってしまえば「敏感になっている」とでもいいましょうか。

セロトニン量が不足しているので、脳内の神経細胞は少ない量でも反応しようとしているのです。言い方を変えれば「感受性が良くなっている」というお話。

だから、抗うつ薬を服用して急にセロトニン量が増えると「びっくりする」のです。

似たような状態で、ファスティングをしている時に数日固形物を取らずに回復期の最初の食事で油っぽいものを食べたり、一気にたくさん食べたりすると、苦しくなったり気持ち悪くなったりすることがあります。

これと一緒だと思っていただけるとイメージしやすいはず。だから、抗うつ薬も量を少なくして徐々に飲んでいくことになります。

飲み続けると感受性も下がっていくので副作用は感じにくくなるのですが、適量は人によって違うので、この調整がなかなか難しいです。副作用が出るということは薬が効いているという証拠になるので、初めが頑張りどころになります。

●主な副作用

色々あるので、ポイントだけ抑えておきましょう。

SSRIは吐き気を感じることが多くなります。また、下痢や便秘症状がおきたり、喉が渇くことが増えたり、性欲減退なども起きやすいです。

SNRIもSSRI同様、吐き気を感じることが多くなります。また、頭痛や立ちくらみなどの症状が起きたりするのが特徴です。

NaSSAは吐き気というより、眠気が生じることが多いです。また、上でお伝えしたように、他の抗うつ薬と比較すると太りやすいものだといえます。


○うつ太りしないようにするためには、どうしたら良いのか?

僕の考えの根本にあることを先に伝えておきます。

【うつの時には「痩せる」を手放す】

おいおい、何を言ってるんだと。

太りやすくなる言ってるから、痩せたくなるに決まっているだろ、そのノウハウが知りたいからここまで読み進めたのに何を言っているんだと思ってしまった方もいらっしゃるかもしれません。

その方には大変恐縮ではありませんが、僕の考えは変わりません。

なぜ、このように思うかを以下でお伝えしていきます。

●「痩せる」より大事なことがある

僕の実体験の話。

うつと診断はされていなかったとしても、症状はうつっぽいものが出ていたことは間違いありません。

その時は、はっきり言って毎日気力なんてなかったし、ダイエット指導やってるくせに食事も運動もどうでもいいやと思っていたし、明日を無事に迎えることしか考えられなくなっていました。

僕の場合は「こんなところで終わってたまるか」という精神と、周りの協力あって何とか再び立ち上がることができましたが、そうではない人もたくさんいるはずです。

まずは、元気になること。これが何より大事だと考えます。

「元気になる」というのは抽象的表現なので、もう少し具体的に表現すると、僕が考える「元気になる」とは、心から笑えるようになることです。

うつの時は、意識的に笑顔になることはできるけど、正直ひきつった笑顔になることが多くなるし、目が笑っていないことが多くなります。

心からの笑顔ができる時間が増えるということは、少しずつメンタルが回復している兆候です。笑顔になれるって当たり前のことではありません。

なので、まずは心から笑えるようになることが何より大事だと考えます。

この考えに賛同できない方もいらっしゃるでしょう、何より痩せないことには笑顔になれないよという人もいるかもしませんが、それは順番が逆だろうというのが僕の考えです。

●プロのダイエット指導者目線からのワンポイントアドバイス

普段「アドバイス」ということは滅多にしません。

理由は単純で「偉そうだから」です。

今回はあえてこのような表記をしたのは、ぜひ知ってほしかったからです。想いの強さが出ちゃいました。

前置きはこれくらいにして、結論をいいます。

僕のアドバイスは『普段からセロトニンを増やす習慣を行うこと』です。

抗うつ薬を飲む目的の1つは、セロトニンを増やすこと。セロトニンが不足することが「うつ」になってしまう原因だと言えます。

ということは、普段から「セロトニン」を増やす生活を意識的に送っていくことが大事です。いわゆる「痩せたい」という気持ちを全面に出すより、「セロトニンを日常生活で増やしていく生活をしよう」という目標設定したほうが、結果的にダイエットに繋がるでしょう。

メンタルダイエットにおいても「セロトニン」はキーワードの1つです。

なので、僕のnoteでは改めて「セロトニン」についてまとめていくことにいたします。

○まとめ

いかがでしたでしょうか。

まずは、太りやすい抗うつ薬もあれば、太りにくい抗うつ薬もあるのだとお伝えしておきました。

そして、抗うつ薬で注意することは体重増加だけではなくて、さまざまな副作用があるからそれも知っていてほしいということ。

最後に、うつ太りしないようにするためには「痩せる」を手放すことが大事で、意識することは「日常生活においてセロトニンを増やすこと」を意識していこうという話をしてきました。

メンタルダイエットにおいても、セロトニンは重要な物質の1つなのでしっかりと知識をお伝えしていきたいところです。次回以降でお伝えしていきますので、ぜひ僕のnoteをフォローしてお待ちください。


ちなみに。


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<3日間/1ヶ月チャレンジ>

今回は以上となります。
ここまでご覧頂きありがとうございます。

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