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2023/11/20週|サム・アルトマンさんの人生のアドバイス

OpenAIについて最近話題になっていましたが、X(旧Twitter)を眺めていたら下記のpostが目に留まりました。

非常に示唆に富んでいたので、上記以外のサム・アルトマンさんが書いたブログを読んでいったらもう一つ興味深い記事を発見しました。

The days are long but the decades are short(日々は長いが、数十年は短い)というタイトルのこの記事は30歳になったサム・アルトマンさんがそれまでの10年を振り返っての人生のアドバイスをまとめたものになっています。(2015年4月の投稿)

リスト数でいうと36あるので、その中でも個人的に琴線に触れたものを下記でいくつかご紹介してみたいと思います。20代のみならず、多くの大人が取り入れられる考え方を含んでいるように思います。

・人生はドレス・リハーサル(本番そのままに衣装を着けて行うリハーサル
)ではない。時間を大切にすること。 時間は非常に限られており、あっという間に過ぎていく。 自分が幸せで満たされることをすること。自分がハッピーになれないことはやらないこと
・一生懸命働くこと-あなたが一生懸命働くことを選んだことを怒る人は驚くほど多いだろうが、残りの人生が過ぎ去ってしまうほど一生懸命には働かないこと。
・どんな仕事でも世界一を目指すこと。たとえ失敗しても、おそらく最終的にはかなりいいところに行けるだろう。
・毎日、毎年、10年ごとに、自分自身の明確な目標を持つ。
・懸命に働くことのメリットのひとつは、良いチャンスがやってくること
・どうでもいいことに気を取られ、自分の認知的負荷を最小化する。生活から気を散らすものを取り除く。 特に仕事では、嫌なことを積み重ねたり、精神的サイクルを奪ったりしないよう、非常に強力な方法を開発する。

・そんなに心配することはない。 人生において、見かけほど危険なことはめったにない。 ほとんどの人はリスクを回避しすぎるため、たいていのアドバイスは保守的な道に偏りすぎている。
・やらなかったことを後悔しそうなら、やったほうがいい。
・わざわざ人を助ける。 人生でこれほど満足できることはほとんどない。 見知らぬ人に親切にする。 
・両親にもっと頻繁に愛していると伝える。 できるだけ頻繁に家に帰り、会いに行く。
・新しいことを頻繁にする。毎年何か大きなこと、新しいこと、リスクのあることをすることを目指そう。
・ステータスを追い求めない。 中身のないステータスは長くは続かないし、満たされない。
・口先だけでなく、実行する人になる。
・他人をすぐに判断しないこと。 その人がなぜ何かをしたのか、しなかったのか、その全貌を知ることはできない。 共感すること。

The days are long but the decades are short より

個人的な感想程度ですが、上記アドバイスと個人的経験を少し紐づけて解説を試みてみます。

その①

「懸命に働くことのメリットのひとつは、良いチャンスがやってくること」
-> 自分のようなものでも、振り返ってみると一生懸命取り組んでいたら個人としても資産(スキルや経験など)が貯まり、それにより次の仕事のチャンスが得られてきていると感じます。
例えば広告会社の頃にデジタル領域とTV領域のプランニングや効果検証、意思決定の機会に多数携わらせてもらったのが、事業会社で最初の仕事になりましたし、事業会社で挑戦させてもらっている各種仕事がその後の挑戦(マネジメント、採用、新領域へのチャレンジ、、etc. ) につながっていると明確に思います。
加えて、スタートアップのよいところは会社の成長に合わせて次々とオポチュニティが生まれてくることですね。

その②

これは最初に紹介した別記事に記載されている内容なのですが、

たいていの人は、直線的なチャンスに埋もれてしまう。ステップ・チェンジの可能性に集中するために、小さなチャンスを手放すことも厭わないこと。

人生やキャリアについてですが、この、直接的なチャンス という表現が絶妙です。直線的であることは一見して連続性のある未来、進歩した状態を示すので一見すると正しい。しかし、ここでは「埋もれてしまう。」というどちらかというと賛成をしていない表現になっています。
つまり、長期的な視野をもち、短期的には周囲が「🤔??」と思うような選択の方が後に指数関数的な結果をもたらすこともあるのではないか、という話で、(自己正当化ではありますが)自分も後者の考え方を支持します。
個人的な例で恐縮ですが、自分は新卒で入社していた広告代理店に勤めていたところから、2015年末の段階でタクシーの業界に飛び込むという話を周囲にしたときは結構怪訝な顔をされることが多かったです😅

しかしながら、①に連動する話ですが、その場で悪戦苦闘しつつ、様々な機会をいただいたことが今につながっていると思いますし、直線的なチャンスの世界線だったら(それが悪いとは思いませんが)少なくとも体験できていないことを体験させてもらっているのかなと思います。機会そのものもですし、時間軸もだいぶスキップさせてもらっているのではないかと思います。

が、この辺は何を目指すかにもよると思うので個人の好みといえば好みです。そこまで見据えた上での結論である方がより良い意思決定なのではと個人的には思います。

その③

で、自分自身もそうなのですが、リスクにビビってしまって中々直感に反する非直線的な意思決定をしづらいと思うのですが、その時にサム・アルトマンさんの下記アドバイスは自分の認知をやや矯正してくれるような感覚を持ちます。

「そんなに心配することはない。 人生において、見かけほど危険なことはめったにない。 ほとんどの人はリスクを回避しすぎるため、たいていのアドバイスは保守的な道に偏りすぎている。」

自分達はどうしても目の前のリスクを過大評価する癖がありそうで、それを認識しておくことは何かを判断する時にきっと役立つと思います。

📓この記事について

株式会社タイミーで執行役員CMOを務めている中川が、マーケティング関連の仕事をしている中で感じたことを綴り、コツコツと学びを積み重ねる『CMO ESSAY』というマガジンの記事の一つです。お時間あるときにご覧いただければ幸いです。オードリーのオールナイトニッポン 📻 で毎週フリートークしているのをリスペクトしている節があり、自分も週次更新をしています。
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