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【翻訳】"Inside the Business of BTS-And the Challenges Ahead" from billboard⑤

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(原文)https://assets.billboard.com/articles/news/9618967/bts-billboard-cover-story-2021-interview

事実上、全ての有名なポップスターたちは、アーティストの最新の作品を買ったり再生したりするために団結する忠実なファンダムに依存している。しかしARMYはその水準を新たに全く違うレベルまで引き上げた。「これは努力の結果であり、そして私はそれを見過ごしたくない。」RMはBTSの成功について、BTS自身が舞台裏で頑張った時間についてではなく、BTSが世界や音楽チャートのトップになることを確実にしようとARMYが努力したことに言及して話す。

ワーナーミュージックKポップ、Jポップ部門のリーダーであるシン=チョウ氏によるとこれは、応援している芸能人が誰であれ話題の中心として確実に注目されるように尽力するというKポップの独特なファンカルチャーに由来している。「ファンたちは成功物語を創作するために、できることはなんでもするのです。」チョウ氏は言う。

しかし最近、ファン達がどれだけのことをするかが疑問視されている。公明正大な手段を使って、ARMYは長年BTSのシングルの業績を押し上げるために、ビルボードを含む音楽チャートに関するルールの抜け道を利用してきた。ビルボードのルール、例えば各週に一定のバージョンの曲やアルバムを購入できるようにしている。そして各バージョンの売り上げ上限を過度に超えるものは、アーティストの1週間の総売り上げやチャート順位に寄与しない。BTSのようなKポップグループでは、一般的にひとつのシングルに対して複数のバージョンをリリースし(デジタル音源とCD音源の両方を含む)、消費者ひとりあたりで複数の売り上げをあげることができる。(例えばButterは6つのデジタルバージョンと2つのCDシングルがある。)ファンたちがチャート成績に影響力を持つために、Twitterで(BTSは3800万人以上のフォロワーがいる)ARMYの代表として活動しているファンたちが援助を呼びかけるだろう。

そのため、この問題に詳しい情報筋によると、HOT 100に載っている他のシングルは一般的に、加点のウエイトが大きいストリーミング再生数(続いてラジオでのオンエアそしてCDの売り上げ)に頼っているが、例えば7月にBTSの「Butter」が収めたチャート首位の成績はCDの売り上げが大半を占めており、その大部分がBTS自身のウェブストアから直接上がった売り上げである。情報提供者によるとそのウェブストアは、ある人がすでに1部所有している状態でないと記録されないiTunesとは異なり、事前購入は認めていないし、一人あたりの購入数に制限を設けていない。

他のアーティストのファンたちも、持続的な売り上げ維持のためにダイレクトトゥコンシューマー(生産者が直接商品を売り込むビジネス形態のこと)を好み、アーミーのように必死に駆け引きしているが、未だ誰もアーミーのように効果的に、また誰が見ても明確にアーミーと同等だと言えるほどの影響力を持つことができないでいる、と情報提供者は述べる。そして今年の夏、「Butter」と「Permission to Dance」がHOT100の頂点にトータル10週連続君臨したとき、オリビア=ロドリゴやデュア=リパ(彼女たちのシングルは1位から締め出された)のようなアーティストのファンたちが、アーミーのやっていることは詐欺と同類だと主張し始めた。




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