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【翻訳】"Inside the Business of BTS-And the Challenges Ahead" from billboard⑦

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(原文)https://assets.billboard.com/articles/news/9618967/bts-billboard-cover-story-2021-interview

HYBE自身が組織的にファンたちにチャートの市場操作をさせているのではないのか?と尋ねると、BTS所属レーベルBig Hit Music(Hybe傘下)の社長であるシン=ヨンジェ氏はくすくす笑いながら答える。「実際にそんなことを陰で操る能力が我々にあったら素敵ですね。」彼は言う。一部の人には理解し難いBTS関連の市場の発展があることを理解している。しかし私はアメリカの市場において、ダウンロード数ひとつで容易にトップになれるなどとは思っていない。我々は、曲のインパクトはさまざまな方法で表現できると考えているし、その実績に誇りを持っている。

いまだにHYBEはBTSのファンを飽きさせないためにベストを尽くしているように見える。最近ではHYBEはWeverseの事業を主催しており、そのプラットフォーム上ではYouTubeやTwitterを使わなくても、独占コンテンツを見たり、更にアーティストとファンが文章を投稿したり、動画のアップデートを行ったりもできる。2021年上半期の収益報告でHYBEはWeverseについて、「ファン集団の統率や団結のみならず、ファン間のコミュニティ活動を育成することにより、ファンダムの長期存続を支援している。」と示し、加えてHYBE自身にとってもグッズやコンテンツの購入によって直接的な収益を生んでいるとした。

HYBEはさらに8月18日にARMYの一員として、新しいファン参加型プラットフォームであるFaveの主要な出資者となった。FaveのCEO /創設者であるジャクエル=アマンコナ=ホートン氏によると、HYBEはファンにユニークなアーティストグッズの創作と販売を許可するというFaveの市場の特徴に特に興味を示している。「彼らは、ファンたちはお互いに興味があり、交流したいと思っていること、そしてファンが作るグッズなどでお金を稼ぐ方法があるということ理解している。」ホートン氏は言う。「私は彼らから学ぶことがあるのではないかと考えた。なぜなら彼らはこの西(アメリカから見たアジアを指す)のファンダムの世界を釘付けにしているからだ。すると彼らは言っていた。『いや、あなたは我々の事業を拡大しているのだ。なぜならあなたはファンとファンとの間に入り込んだのだから。』と。」

まだ初期段階ではあるが、HYBEがWeverseやFaveのような事業に関与することは、この業界においてファン参加型の新しいテンプレートになるかもしれない。HYBEとユニバーサルミュージックの戦略的協定により、すでにグレイシー=エイブラムスやジェレミー=ズッカーなどの若いアーティストがWeverseにアカウントを開設した。BlackPinkなどのライバル事務所のKポップアーティストもWeverseと契約している。

BTSがやっているように、ファンとのコミュニケーションに関して前向きに自分の役割をきちんと果たすことができるアーティストを見つけることは一方で困難であるかもしれない。BTSはアメリカで表彰式のアフターパーティーに一度も出席したことがないと言う。代わりにいつもホテルに帰り、ARMYと一緒にお祝いするために急いでVライブ(現在はWeverseと合併しているライブストリーミングアプリ)を始めるのだ。「僕たちにとって儀式みたいなものなんです。」とRMは言う。同社の米国事業部であるHYBE Americaのレンツォ=ユン共同代表は、デビュー前の2013年から(このとき人々が初めて4G–LTEが使えるスマートフォンを買っていた)、BTSはライブストリーミングを使ってファンとつながってきたと話す。ユン氏は初めて動画に参加する案を提案し、早くから運営を管理してきた。現在、BTSが週に数回ARMYと共有している瞬間は、(受賞式など彼らのキャリアにおいて重要な場面であっても、はたまた平凡な日常のひとときであっても)それぞれ数百回視聴されている。ライブパフォーマンスの後、ファンたちはBTSに関して良かったことと、そうでないことを尋ねるEメールも受け取るのだと、ファンはビルボードに答えてくれた。

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