NAKAGAWA Shohei

NAKAGAWA Shohei

マガジン

最近の記事

Journalism2016年5月号

Skype座談会にお知り合いの斎藤正美さん(ジェンダーとメディア・ブログ :http://d.hatena.ne.jp/discour/)がいらっしゃったので読んでみました。  内容的には右派と呼ばれるグループがどのような経緯で現在に至っているかをお話になっておられました。99年の男女共同参画社会基本法制定あたりからなので僕自身ちょうど大学入学と感覚的にはインターネット草創期でもあったのでいろんな言説が可視化されてきた時期ですね。  小熊英二・上野陽子「“癒し”のナ

    • 生活困窮家庭への支援

      今朝(2016年2月22日月曜朝刊)の北日本新聞の一面より 内容は「高校生の中退防止へ 厚労省、支援策を強化」 http://mainichi.jp/articles/20160222/k00/00m/040/066000c 「不登校気味の場合は、学校と連携して通い続けられるよう問題解決を手助けする。」この辺りは、学習塾を運営しているNPOやサポステを受託している旧自立塾系の団体が名乗りを上げている。あと、地方自治体などとの協力体制がどの程度できているかによるかな。独自

      • The meaning of universe

        恒例になった「無風状態」の感想です。長文になりすぎました。 読む場合はご注意を。 #73 にわか仕込みのヴィゴツキーでNPO法人内のバラバラ感を語る https://note.mu/mufuujoutai/n/n16726da4707e  学習理論が好きな僕としてはとても興味深いやりとりでした。 ネット上で探せる簡単なヴィゴツキー解説を一応貼り付けておくと 「第3回:学習を[個人の営み]ではなく、[社会的な営み]として捉え直す〜[社会的構成主義]」 http:/

        • マネージメント層と現場のコミュニケーションは可能か?

          #72 NPO法人の代表は、本当に組織を代表できているのだろうか? https://note.mu/mufuujoutai/n/nfdbddd583a08 現場支援者の発信はなぜむずかしいか  https://note.mu/yoi_suimin/n/na46467c599b9 上記の2つの記事の読後感想文です。 結論から言うと「むりじゃね?」となかば諦念を持っているのが実感です。  これは、「無風状態」でもよく取り上げられている自組織のミッションを語られるか/語

        Journalism2016年5月号

        マガジン

        • しょーへーの日々悶々
          22本

        記事

          「失敗」をするハードルって相当高いんだろうなぁ

           昔(20代前半の頃)、恩師に言われた一言「お前のはプライドじゃない、ただの自意識。そもそも“プライド”なんてものは、お前ぐらいの年で得られるものじゃない」 思い出は綺麗になるものなので、あくまで、自己認識として、  (意訳)「大体20代ですげぇことできるわけないんだから、ウジウジしてないで殻を破れ(みんなそうやって恥をかいて痛い思いをして“プライド”ってレベルまで到達したの)」って励ましだったのと思う。  たった一回の「失敗」。 それも本人がそう思っているだけというケ

          「失敗」をするハードルって相当高いんだろうなぁ

          サポステとは

          サポステには法的根拠がない@ニート引きこもりJournal http://nhjournal.blog37.fc2.com/blog-entry-1213.html コメントがなかなか厳しいですね...なかなか対象がお題目と実像とで乖離があるので(言い訳かな?) 一応、法的根拠は。。。勤労青少年福祉法等の一部を改正する法律案(http://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/kousei/gian/189/meisai/m18903189050

          サポステとは

          メディア・ネット私刑が社会的制裁とみなされる怖さ。

           最近怖いなと思ったのが、雑談レベルで出た話なんだけど、出所した元受刑者の情報がネット上に出ていることについて、「それが抑止力になれば」という発言があったこと。気持ちはわかるけど同時にこわいなぁと思う、今日このごろ。  今季はこういった問題もとりえれてみるといいかもなぁ 陽月秘話: 犯罪者の家族への社会的制裁について http://imogayu.blogspot.com/2008/12/blog-post_03.html?spref=tw 犯罪を行った本人にのみ効力

          メディア・ネット私刑が社会的制裁とみなされる怖さ。

          生存権覚書

          1>生存権行使に大きな代償生活保護の現場で - 山梨日日新聞 生活保護は、憲法がうたう「健康で文化的な最低限度の生活を営む権利」、いわゆる「生存権」に基づく制度。弱者を救う最後の「セーフティーネット」だが、申請を断念させられたり、受給を打ち切られたりするケースが後を絶たない。 http://www.sannichi.co.jp/article/2013/04/30/80001799 生存権をめぐる今日的課題 http://repo.lib.ryukoku.ac.jp/

          「サポステ」が抱える矛盾

           FBの方でポストしたものですが改めて。  もともとニート・ひきこもり支援としてスタートしたはずが、年度ごとにポストひきこもり支援(アウトリーチ事業)から中退予防と中退後支援(学校等アウトリーチ事業(http://www.mhlw.go.jp/sinsei/chotatu/chotatu/kikaku/2011/12/dl/kk1215-01_03.pdf)・要はひきこもり化・その長期化、ニート化予防)になって、今は短期間での就労可能な層・ハロワの下請け化みたいな就労支援機

          「サポステ」が抱える矛盾

          孤立化が進んでいるのか?つながりが過剰になっているのか?

          時代の風:道徳の低下と孤独な社会=京都大学長・山極寿一:http://mainichi.jp/shimen/news/20150125ddm002070108000c.html

          孤立化が進んでいるのか?つながりが過剰になっているのか?

          「社会学の体系」って。

          「試合終了の笛は、次の試合開始の笛である」(ゼップ・ヘルベルガー) うーん。これ教える側も困るってな。 ギデンズの「社会学」が包括的に行為・相互行為から構造・変動に関する“理論”を把握するのに良いと思うけど。全体像の把握なんで、じゃあそれって社会学の体系ってなると「うーん、古典から様々な考え方を網羅しているけど、体系というかそれを構成している様々な社会理論を知ることができる」って感じで「うーんもう社会学って何よ?」ってなりぃの「なんで、それを考えるのが社会“学”(;・∀

          「社会学の体系」って。

          「支援2.0」への思索

          Facebookの方でドーナツトークの田中さんが ひきこもり問題を「暗い問題」にしているのは「支援者たち」ではないか。https://www.facebook.com/tanakatosihide/posts/897237100286822 と問うていた。 たぶん、そういう側面はあると思う。  “問題”になっていてもらわないと飯が食えないのが支援者。なのだとしたら? 問題であってもらわないといけないって力が働くのは当然で。その中にうまく、当事者を当てはめていくっていう

          「支援2.0」への思索

          コウモリの寓話

          コウモリは、鳥の一族が優勢になると「私は鳥の仲間です。あなたたちと同じように羽を持っています。」と言い、獣の一族が優勢になると「私は獣の仲間です。ネズミのような灰色の毛皮と牙があります。」と言い、形勢が有利な方に加担しました。  その後、鳥と獣は和解して争いが終わります。すると、何度も寝返ったコウモリはどちらの種族からも嫌われて仲間外れにされ、やがて暗い洞窟に身を潜めるようになりました。 動物たちはイナゴの大群を追い払おうと必死に戦いますが、奴らは自在に飛び回って攻撃をかわ

          コウモリの寓話

          リ・エゾンに落としたいなぁ。

          昨晩は大阪のaimaカフェさんで「無風状態」の"無風トーク"に参加してきました。 それを踏まえて「無風状態」に新しい記事がポストされていました。 居場所は、「孵卵器」か永遠のモラトリアムか?https://note.mu/mufuujoutai/n/n80d9958f8cff 今回のイベントは、これまで感想をnoteに書いてきたので、石井さん(株式会社シェアするココロ)と田中さん(一般社団法人officeドーナツトーク)が直接話をするというので、参戦してきたのが理由はあ

          リ・エゾンに落としたいなぁ。

          スティグマが連鎖していく。

          12月1日の世界AIDSデイを前にして残念です。 まじかよ。来年度もテーマとして取り上げようーっと。 HIV感染者、風邪での受診拒まれる 高知市内の病院 - ニュース - アピタル(医療・健康) http://apital.asahi.com/article/news/2014110800001.html >別のHIV感染者が、かかりつけの歯科診療所で感染を告げたところ、歯科医師は「外に知られる可能性があるので」と以後の治療を断ったという。歯科診療所の風評を意識した発

          スティグマが連鎖していく。

          再生

          MF DOOM - Madvillain - Accordion

          借りてきた時間を潰していると 時計の針は速度を増していく その時だ 奴らが滑らかな宇宙ガンをコツンと叩く 不気味に笑う卑怯者ディックと犬のマトレイ*1 銃撃戦だ 奴らはミックスマスターを切りに来る 氷は冷たく 年を取るのは悪くない 二千年を二倍あるいは三倍に あいつは巻物を売り払った おい、よく見るんだ 語られた偉大な物語*2のように一番ヤバいのは誰なのか知れ お前の栄光を黄金色に輝かせつづけろ 奴の仲間の半分はあいつをそこから引き摺りおろそうとするし 残り半分の金持ちは何も考えちゃいない その両方を混ぜ合わせ液体をひとひねりしたのがVillain ビールで口直しして 味わえ、真実か勇気みたいに あいつがマイクを持てば そこはこんな風になる 「アーイエー」 奴らはなにが起こるのか知ってるみたいだ 眼をしっかり開いとけ 「わかりました、キャプテン!」てな具合に  あいつは誰も聴いてるやつがいなくても拍手*3できるようなイカした奴なのか そして奴らは心の奥から証明することができるのか 人生において、ホンモノの神々*4はお前らになにも与えない ただ売春婦二人みたいなフレーズだけ*5 詞(ことば)をもっと多く 教会で「おお神よ」なんていうより沢山   そして奴がマイクを持つ するとお前の注意力はまるで二本の剣だ いや一本でも刃は二つ付いてる お前、エイズが伝染るかもなんて風にマイクに触るな 目的が導く経過*6みたいなもの 中毒者に送る腐ったメッセージ だから奴は自分の注射針を持ってくきて ドリトス、チートス、フリートス*7よりもチーズ*8をたっぷりいただく フロイド的失言*9みたいに滑るんだ お前自身をアコーディオンみたいに演奏するための 最初で最後のステップ   奴がマイクをもったらお前は躊躇しちまう 臆病者達はタンポンつけなきゃならないくらい流血してるが放置 人差し指は鍛えとけ Bowflexの筋トレ用具はいらない ジョーテックスも言ってたが、細い足の女を狙え 「Madvillain/Accordion」【にわとりのように速く】 http://d.hatena.ne.jp/lessthanzero/20120903/1346659089 より。

          MF DOOM - Madvillain - Accordion

          再生