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2022/03/07「掃除ってそうでもないなぁ」

 部屋の片付けで1日が終わった。部屋の片付けをしていると、収束→発散→収束という順番になるのだけれど、部屋に足の踏み場がなくなるほど発散し終わった段階が一番疲れる気がする。それなのに、部屋は埃っぽくて、それならばいっそ片付けなければ良かったかなとさえ思ってしまう。それでもなんとかクローゼットの中に移動させて、発散し切った部屋を無事収束へと導くことができた。掃き掃除なんかを終えて、その日の片付けは終了とした。
 デスクに戻って、部屋を見渡す。部屋は実際に広くなったはずなのに、なんかイメージよりもちょっと狭いかなっと感じてしまう。例えるなら、同窓会で小学校の教室って広かったよなって話をしながらいざ母校の教室を見てみた時に、あれっ、こんなもんだっけかと感じるあれです。
 掃除する前の部屋には多くのもので雑然となってはいたが、無限の可能性が満ち満ちていた。けれども、実際に掃除してしまうと、そこにはそれなりの広さという現実が待ち構えていた。
 今回は棚を二つ捨てるレベルでの大掃除だったので、なんか微妙だなぁと思ってしまう。インテリアとかおしゃれにしてみれば、こんなんだっけ、で溢れているこのお部屋も素敵に生まれ変わるのだろうか。
 と言っても、僕にはインテリアとかのセンスは本当にない。デスクとかベッドとかを本当に悩んで悩んで買って、実際に部屋に置いてみるとそうでもないなんてことはよくある。ポケモンでも、秘密基地とかってどうしてらいいかわかんなくてぬいぐるみみたいなのを一個置いておしまいにしてしまった気がするし、どうぶつの森でも何したらいいかわかんなくて、ただただベルを稼ぐだけの生活を送っていた気がする。
 そう考えると、ああいうゲームって実生活のシミュレーションみたいなところもあるなっていう気がする。なんか色々と余裕が出たらインテリアとか考えようとか言って、なんとはなしの物を仮置きぐらいの気持ちで購入し設置する。そして、そのままずるずると時間が流れていく。ゲームでもそうだったし、実生活でもそうだ。そういえばどうぶつの森の時の部屋って、今の部屋と雰囲気が似てるなぁとふと思う。違うのは部屋数が少なくて、狭いということぐらいだろうか。
 もしかしたら、僕がリアルに感じているこの世の中だって、誰かのゲームなのかもしれない。もしそうだとした、そいつはあんまりゲームスキルもないし、おしゃれのセンスもないよなぁということは確実である。早くプレイを他の人に代わってもらった方がいいよ。もしくは攻略サイトでも見ておくれと思う。

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