見出し画像

40代フリーランス、これからの走り方

今年で39歳になります。
ライターとして働き始めて、ブランクを挟みながらも計10年くらい。フリーランスになってから約3年。

40を目前にして、最近これからの働き方について考えるようになりました。


20代、30代前半の働き方

憧れていた書く仕事になんとか携わることができて、とにかく必死に働いていたのが、20代だったと思います。

失敗したり、怒られたり、徹夜したり。
仕事がほとんど日々の中心で、がむしゃらに頑張っていた。
遅くまで働くことも当たり前だと思っていたし、「仕事だからやるんだ」という気持ちがいつもあったような気がします。

とにかく早く、仕事ができるようになって、一人前になりたかった。

ただ目の前の仕事のことだけを考えて、自分さえ無理すれば何とかなっていたのが、20代、30代前半でした。
同時に、前に進んでいる手ごたえも確かにあって、少しずつ仕事ができるようになっていく、実感がありました。

私には、常に目標がありました。
「コピーライティングをしたい」「取材して記事を書きたい」「雑誌で記事を書きたい」「記名記事を書きたい」「深くインタビューしてみたい」

その目標を、自分なりに一つずつ叶えてきました。
そして、今。
目標を、見失っているような気がしています。

このままでいい?

だんだん関わる人が年下になって、怒られることも失敗することもなくなってきて、淡々と仕事を受けている。
今は、そういう状態かもしれません。

頂いた仕事は、もちろんすべてしっかりやります。
余裕でこなしているわけでもありません(未だに余裕はありません)。
でも、自分がこれまで蓄えてきた力を使って、
その範囲内でできる仕事をやっている、という感覚です。
つまり、前進していない。

インタビューで話を聞くことは、毎回わくわくするし、新しい発見があります。それは続けていきたい。
同時に、新しい道を探して、新しい景色が見たい、と思うのです。

目標を見失ったのではなくて、目標を立てるのが怖いのかもしれません。
40を目前にして、これから新しく何かを始めるのは、正直に言うと怖い。
もう昔みたいな気力も体力もないよ、と思ってしまう自分がいます。
でもその隙間にふと、「このままでいいの?」と問いかける自分もいるのです。

フリーランスだから、できること

組織にいると、ただ座っていても新しい仕事はやってきます。
不安だろうが何だろうが、挑戦しなくてはならないときもあります。

フリーランスは、どうか。
自分で「やる」と決めなければ、いつまでも機会は訪れません。
逃げることだって、いつでもできます。

めちゃくちゃ気力、体力を使わなくても、行きたい方向へ少し、足を向けてみるだけでもいいのかな、と思い始めています。
「飛び込む」というと勇気がいるけど、ちょっと覗いてみるくらいのつもりで、興味がある方へ動いてみてもいいかもしれない。

若い頃と同じように動けないのなら、今あるものを手放して、新しいものを入れてみたらどうだろうか。

最近、もう昔のように無理をしては働けないことをひしひしと、感じます。
無理したい、とも思いません。
ゆとりを持って、生きたい。
でもまだ、わくわくしていたい。

この先の新しい景色を見るために、もう少し動いてみようと思います。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?