「隣の芝生は、ずっと青い」
テレビ東京の「あちこちオードリー」という番組で、ファーストサマーウイカさんが言っていた言葉です。
隣の芝生を見てしまうこと、あるよなぁと思い当たりました。
例えば、同業者であるライターさんの活躍。
月の売上などをアップされている方もいて、特に自分の収入が少ないときは「こんなに?」と唖然としてしまうことがあります。
もちろん、ご本人は自分の記録のためや誰かの参考になればという意図で公開されているのだと思うのですが、それを見て勝手に落ち込んでしまうのです。
他にも、子育てしながらたくさんの記事を納品している方を見ると、自分には到底できる気がせず、「できない自分」の存在ばかりが大きくなります。
素晴らしい記事を読んだときに、素直に感動できるときもあれば、自分の実力の無さに打ちのめされるときもあります。
「なぜ私にはこんな記事が書けないのだろう」「この表現は絶対に思いつかない」と。
隣の芝生を見て、それが自分を鼓舞する原動力になればいいのですが、嫉妬のようなマイナスの感情が溢れてしまうと、結局何もいいことはありません。
たぶん周りを見渡せば、青い芝生ばかりなのだと思います。自分がどんなに頑張って成長したとしても、どこに行っても。
ではどうするか。
周りを見ないようにするのは、正直言って難しいです。
でも周りを基準にしないようにする。
自分の庭を、昨日より豊かなものにする。
基準は、過去の自分です。
昨日より一ミリでも成長できていれば、それでいい。
SNSが普及して、自分と同じような境遇にいる他人が、どんな生活を送っているのかが見えるようになりました。著名人ではなく、同じような仕事をして、同じような環境にいる人。似ている人だから、余計に羨む感情が芽生えるのだと思うのです。できていない自分に、罪悪感を感じてしまう。
だからこそ、意識して自分自身に向き合わないとと思います。
周囲の声をシャットダウンしなくてもいいけど、プレッシャーにならないように、上手く付き合わなければいけない。
実際、他のライターさんの存在に力をもらうことも、多々あります。
実生活では同業者に会う機会がほとんど無いので、noteなどで投稿を見られると、すごく参考になるし、自分も頑張ろうと思えます。
できればパワーを持った方を妬むのではなく、そのパワーをお裾分けしてもらって、自分の糧にしたい。でもどうしてもマイナスな感情が湧いてくるときは、そっと画面を閉じてもいいのかなと思いました。
最後に余談ですが、この「あちこちオードリー」という番組、若林さんがとても上手にゲストの話を掘り下げていて、面白いです。
インタビューをやりたい方の、参考になると思います。
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