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方向を変えるために、少し立ち止まりたい

こちらの記事に書いたように、ずっと続けてきたライター業以外のことを、探そうとしています。

昨年の10月頃から、立て続けに取材と執筆を行ってきて、
充実しながらも追い立てられるような日々を過ごしていました。
ひと息つく暇がないというか。

他にできることがないだろうか、というモヤモヤを抱えながら、
忙しさにかまけて、しっかりと向き合わずに来ました。

一連の取材がひと段落したので、ここで次の予定を入れず、少し立ち止まりたい、と思っています。
立ち止まるだけでは何も生まれないのは、百も承知ですが、
次に踏み出すための余白が欲しいのです。

日々仕事があると、きちんと生きているように見えるけど、流されてしまうこともある。
やるべきことがあるのを言い訳にして、本当に自分が今やるべきことを見ていないのではないか。
そんな気がします。

新しいことを始めるのは、いつだって勇気と力がいります。
ずぼっとはまっていた足を引っこ抜いて、違う方向へ踏み出したい。
そのための、今は準備期間なのかもしれません。

きっともう、前に進むしかないんだと分かっているんだと思う。

「帰ってきた日々ごはん⑤」高山なおみ

いつも力をもらっている、高山なおみさんのエッセイ。
高山さんが東京を離れ、神戸で一人暮らしを始めるときの日記です。
新しい暮らしに少しずつ誘われていく高山さんの心境に、自分の現在が重なりました。

フリーで仕事をしていると、手帳の空白が怖いときがあるのですが、
今は意識して空白の日を増やしたいと思っています。
とりあえず一旦、一息つきたい、という感じ。
余白をつくって、充分休んで、そこから自然に動き出せれば一番いい。

どこかで区切りを付けて動き出すのに、この春というタイミングはちょうどいいかもしれません。
桜が咲く時期には私も、新しいことができているといいなと思います。

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