ペダルで発電する自転車が駄作だと思う理由

こんなニュースが飛び込んできた。
【ペダルで発電する自転車「mocci」が未来のお仕事ビークルになるかも】


環境に優しい的なコピーが書かれていたので、
そこで、「んなワケ無いだろ!」と思い一筆。

結論は、「漕げば漕ぐほど環境破壊になる。そして絶対に売れない。」

エネルギー変換効率が100%のハズも無く、モーターの効率はせいぜい90%がいい所。更に動力に伝えるエネルギー効率は95%なので、結果85%程度になる。
なので通常のペダリングよりも効率が15%も悪くなる。
つまり、同じ速度で走ると「15%重くてやってられない」

更に、エネルギー発電効率は火力発電でも7割程度ある。
ガソリンでさえ1Lで8000Kcalの熱量があるので7割だと5,600Kcalが発電可能。

1kWhは860Kcalなので、人間が食物を摂取してガソリン100㏄分だと560Kcal発電をする為には、白米2杯分のエネルギーが必要。

米を1Kg生産するのに必要なエネルギーは、石油ダケでも8500Kcal必要。ガソリン100㏄分だと白米2杯分、つまり精米150gの1200Kcalも必要。
人間は米だけじゃ栄養失調になるので鳥(4倍)豚(6倍)牛(11倍)肉を食べるので更にエネルギーが必要。

要するにエネルギー利用効率が最低でも2倍悪い。平均的な食事をすると、恐らく4~5倍程度になる。

全部自然から食物を摂取している人なら別だけど(笑)
でも環境面からだと別。

【つまりCO2もエネルギーも人間の存在が一番の環境破壊】

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