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True Love 第三話

小さなことでも感謝するという習慣をつけると、今まで気づくことが出来ていなかった両親の愛を感じるようになった。きつい体に鞭打って掃除をしてくれたり、なるべく私たち4人姉弟の要望を叶えようと妥協してくれたり…。面と向かって「ありがとう」は気恥ずかしくて言えないけど、心の中ではすごく感謝している。でも、今は思春期やら反抗期やらいろんな理由で素直になれないので、この間母に「明日学校あるの?」と聞かれ、当たり前だろうと苛立って「そうやけど!」とつっけんどんに返してしまったのだ。そう言った直後に、母が制服を洗ってくれようとしていたことに気付いて後悔した。

いつからだろうか、「ありがとう」や「ごめんなさい」を家族に言えなくなったのは。

家族は世界を縮小したものである。だからこそ、家族が一つにならなければ、世界に平和など訪れるわけがなく、息子・娘である私たち兄弟姉妹が家族の光とならなければならない。

最近、そういう事をよく聞く。いつまで経っても父や母を最前線に立たせて苦労させる訳にはいかない。だからこそ、立派になれというメッセージなのだろう。

私は最近、3daysという修練会(概要は省略)に参加した。と言っても、午前中は学校で、午後からしか参加できなかった。私はその少ない時間で多くのものを得た。AP(アクションプラン)というものを立てさせられて、学んだ事を家で実際に実践できるのか、すごく試された三日間だった。

「真の愛は、与えて与える愛です。与えても忘れてしまい、また与えたいと思う愛です。与えて満足するのではなく、与えてももっと与えたいと思って恥ずかしさを感じる心を持つ愛です。」

「勉強で本を読む時、『自分がこのページを全て習得し、一つの単語を正しく理解すれば、将来、国の悲運の歴史を正すことができる。そのような基盤がこの一つの単語にある』そのようにすれば、その勉強は国の為の勉強になるのです。」

この二つの言葉を胸に刻んで三日間を歩んでいった。自分の抱えている課題にとても合う言葉だった。だから、三日間を過ぎた今でも、この言葉は忘れずにこれからも実践していきたいと思っている。実践して行った先に喜びがあると確信している。

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