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思い出のシーデー(CD)
今日は急に聴きたくなった、
僕の宝物である
シーデー(夢グループのTV通販風)を
ご紹介しましょう。
![](https://assets.st-note.com/img/1671320109678-UrJyZKrOCN.jpg)
ジャズピアニスト
二村希一さんのアルバム、
「マイ・フェイバリット・チューンズ」です。
静岡市に住んでいた頃、
地元のジャズライブハウスに
二村さんがよく出演されており、
僕もちょくちょく聴きに
行ったものです。
演奏前は、
「あの、えっと……」と、
たどたどしい口調の二村さんでありますが、
一たび演奏を始めるやいなや、
感動のプレイで観客を
魅了してしまいます。
まるで楷書で書いたように
丁寧で、美しい音色。
そして緩急自在の演奏技術。
上等な大人の世界を
体験した気分に包まれたのを、
よく覚えています。
このCDはちょうど初めて
二村さんを聴きに行った日に
お店のカウンターで
販売されていたものです。
感動の余韻の影響もあって、
思わず買い求めたら、
なんとサインを書いてくれました!
![](https://assets.st-note.com/img/1671320235712-wivRjuYh1i.jpg)
見よ、
この描き慣れていない感じの
認印がごときサインを!
これぞ職人!
二村さんは真の音の職人です!
収録されている曲は、
スタンダードソングから
異国情緒を感じるものまで、
バラエティに富んでいます。
腕利きの職人たちが創り出す、
大人な音の世界を堪能できる一枚です。
……実は、吾輩一度だけ二村さんと
セッションをさせてもらったことがあります。
ポケットサックスという楽器で、
有名な「A列車で行こう」を演ったのですが、
まだ楽器初心者だったのと
緊張とで間違いまくり、
惨憺たるものでした。
心優しい二村さんは、
「そう気を落とさないで」と
吾輩を励ましてくれたのでした。
このシーデーを眺めていると、
そんな青春のほろ苦い思い出も
よみがえります。
二村さん、お陰様であの時と比べて、
ちったぁ僕も上達したと思います。
いつかまた、
機会があれば二村さんの演奏を
聴きに行きたいものです。
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