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思い出のシーデー(CD)

今日は急に聴きたくなった、
僕の宝物である
シーデー(夢グループのTV通販風)を
ご紹介しましょう。


マイ・フェイバリット・チューンズ




ジャズピアニスト
二村希一さんのアルバム、
「マイ・フェイバリット・チューンズ」です。

静岡市に住んでいた頃、
地元のジャズライブハウスに
二村さんがよく出演されており、
僕もちょくちょく聴きに
行ったものです。


演奏前は、
「あの、えっと……」と、
たどたどしい口調の二村さんでありますが、
一たび演奏を始めるやいなや、
感動のプレイで観客を
魅了してしまいます。

まるで楷書で書いたように
丁寧で、美しい音色。

そして緩急自在の演奏技術。

上等な大人の世界を
体験した気分に包まれたのを、
よく覚えています。


このCDはちょうど初めて
二村さんを聴きに行った日に
お店のカウンターで
販売されていたものです。

感動の余韻の影響もあって、
思わず買い求めたら、
なんとサインを書いてくれました!


サイン入りシーデー




見よ、
この描き慣れていない感じの
認印がごときサインを!

これぞ職人!

二村さんは真の音の職人です!


収録されている曲は、
スタンダードソングから
異国情緒を感じるものまで、
バラエティに富んでいます。

腕利きの職人たちが創り出す、
大人な音の世界を堪能できる一枚です。



……実は、吾輩一度だけ二村さんと
セッションをさせてもらったことがあります。

ポケットサックスという楽器で、
有名な「A列車で行こう」を演ったのですが、
まだ楽器初心者だったのと
緊張とで間違いまくり、
惨憺たるものでした。

心優しい二村さんは、
「そう気を落とさないで」と
吾輩を励ましてくれたのでした。


このシーデーを眺めていると、
そんな青春のほろ苦い思い出も
よみがえります。

二村さん、お陰様であの時と比べて、
ちったぁ僕も上達したと思います。



いつかまた、
機会があれば二村さんの演奏を
聴きに行きたいものです。

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