雫 りん

2021.02.08〜  アラサー女子 恋に仕事に人生に悩み中  好きな作家 : 小…

雫 りん

2021.02.08〜  アラサー女子 恋に仕事に人生に悩み中  好きな作家 : 小手鞠るい

最近の記事

ホットミルク

あまーい あまーい ホットミルク 眠れない夜のホットミルク 小学生の頃 眠れない夜によく作ってくれた お母さんの味 お砂糖たっぷりのホットミルク 飲むと不安もふわふわと 飲むと眠気もぽかぽかと 明日はそろそろお母さんと 仲直り しようかな

    • カゲロウ

      人の関係、繋がりなんて ある様でないに等しい 上手くいってるときは 永遠にも似た輝きを感じるけど 途切れてしまえば 端から何もなかったような 幻が揺らめく これまでに構築してきた 関係、歩んできた時間 分かりあった様な錯覚 何もかも一瞬で消えていく まるでカゲロウ

      • トゲトゲで守ってたものを あの子が溶かした 雫が頬を伝う

        • 歯ブラシ

          今朝も彼を追い求める様な夢をみて目が覚めた。 付き合ってる間は一度も出てきやしなかったのに、別れてから時々顔を出す。 そんな朝は少し憂鬱だった。 2ヶ月近く触れる事の出来なかった。 洗面台に並んだ彼の歯ブラシ。 一人ゆっくりと録画したドラマを観ながら晩ご飯を食べ終え、お皿洗いを終え、明日は燃えるゴミだから流しのゴミ受けネットを変えた。 ふと排水溝のドロドロとした真っ黒な汚れをジッと見た。 しばらく固まり、勇気を出して足を洗面台に向ける。 すっと彼の歯ブラシを手に

          何かの拍子に 昔、彼から貰った言葉が ぽこぽこと泡の様に浮かび上がってくる そして直ぐに消えてゆく それは懐かしい 優しく暖かい言葉だったり 冷たく刺さるような言葉だったり 泡が消えた水面は凪いでいて とても静かだ 泡はいつもまにか 空に飛んで行ったのかもしれない

          新しい私

          仕事帰り ふと思い立って 髪をばっさりと切った 変わろうと思っても 中身はそう簡単に変われるものではないし 何かが少しでも変わればいいと ほんの少し願うよう様な気持ちで 明日目が覚めて 新しい私になれてたら良いのに そんなことをぼんやりとおもいながら 静かに眠りにつく

          マスクと感情表現

          今日のお昼は会社の近くのお蕎麦屋さん。 鴨南にしてみた。お肉がプリプリとしていて美味しゅう御座いました。 テレビのワイドショーでは 「日本人は何故マスクが平気なのか?」 と話していて、なるほど、文化の違いってすごいなと感心した。 「目は口ほどに物を言う」 これは馴染みのことわざだ。 日本人は目で感心を表現するらしい。これに対して、欧米人は口で感情を表現するらしい。 それは絵文字にも現れ、日本の絵文字は目に変化をつけるものが多いのに対し、欧米の絵文字は口に変化をつけ

          マスクと感情表現

          車窓

          いつもの慌ただしい朝 いつもの様に仕事へ向かうため車に飛び乗る 窓越しに流れるいつもの風景 見慣れ過ぎて見飽きた風景 その風景に時々ふと違和感を感じる なんだか自分がここに居ないような 居るのが不思議な様な いつもの風景なのに 自分だけその中から ぽっかり浮かび上がってしまったような なんでここにいるのか こんな所で何をしているのか ここじゃない何処かへ行きたいのか 小さな頃からそこはかとなく覚える感覚 自分がここに存在しない様な感覚 何処かへ行け

          私の中の私

          彼と別れた日 私の中に沢山の私が現れた まず孤独な私 毎日余す全ての時間を費やした 彼の存在が突然消え ひとりぼっちで心細く 悲しくて辛くて苦しい孤独な私 つい先日まで大好きだって言ってた あの言葉も全部嘘だったの? いつから嘘になってたの? 次に怒れる私が現れた 嫌なことがあるなら なぜ一度でもちゃんと言わなかったんだ 向き合おうとしなかったんだ 私はどう思うか聞いたのに! 誤魔化して本当に思ったことを言わない彼が悪いんだ! 言ってくれたら直したのに! 勝手に決め

          私の中の私