いつもの慌ただしい朝
いつもの様に仕事へ向かうため車に飛び乗る
窓越しに流れるいつもの風景
見慣れ過ぎて見飽きた風景
その風景に時々ふと違和感を感じる
なんだか自分がここに居ないような
居るのが不思議な様な
いつもの風景なのに
自分だけその中から
ぽっかり浮かび上がってしまったような
なんでここにいるのか
こんな所で何をしているのか
ここじゃない何処かへ行きたいのか
小さな頃からそこはかとなく覚える感覚
自分がここに存在しない様な感覚
何処かへ行けたらその感覚は消えるのか
いや
きっとどこへ行っても付き纏うのだろう