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天上のバレエ・地上のダンス(92)汗をかかないひと

趣味のバレエ・ダンスのおはなし。下手の横好き、バァさんの習いごと。なので、読んでもレッスン上達の参考にもなりませんよ。
通し番号ふってますが、一話完結です。
(1343文字)



バレエって汗をかきますか?


たまに聞かれることがあります。
「バレエって汗をかきますか?」
虫も殺さぬ優雅さと豪華な衣装。
クラシック音楽のしらべ。汗など無縁。


バレエにたいするイメージの大部分は、うそ八百。ひとは劇場で舞台の部分しか鑑賞しない。
日ごろの地味なレッスンなんて。


あれだけ重力に逆らって足を上げたり、まわったり跳んだり。バレリーナの辞書には「空気抵抗」なんてコトバは、はじめからない。削除されている。つま先で立つのも、片足で立つのも体重の質量がジャマをする。


それでも「バレエは汗をかきますか?」ときたもんだ。
バレエ練習生のバァさんには、最たる愚問。老化・退化で「できない冷や汗」が若い生徒より警戒アラートですから。
しかも毎回……。


レッスン後は、レオタード(練習着)とタオルが汗でボトボト。
重い!しぼれます。
洗面所で水洗いして帰る大人クラスの生徒もいます。




汗が出なくて、しんどい

なんと、大人初級クラスの生徒さんにいるのです。
「暑い、汗でない」
わたしは、6月から初級クラスをふやしたので知らなかった。
Bさん。汗をかかないひとが。


汗をかいて体熱発散できない。
体温が下がらずカラダに熱がこもる。
暑い、暑いとクーラーのちかくでしかレッスンできない。
つらい。
Bさんの症状は、更年期障害のひとつかもしれません。そんなお年ごろ。


汗をかきにくい体質のひともいますと、先生はおっしゃる。
首に冷却グッズを巻いてレッスンするBさん。レッスン中に水分も摂っているのに。


つらそう……。
回転(ピルエット)の練習で目がまわってしまうと休憩している。
これまでは、じぶんの汗かき体質が恥ずかしかったけれど。


「代謝が……よくないのよねぇ……。」
先生もどうしたものかと、こまり顔。
先週のレッスンで動きがあった。




なんちゃってストレッチ

「毎朝、まずストレッチしましょう」
ストレッチ。わたしたちには、一晩中の冷房でダルさを感じたりするので有効だ。
寝たまま、敷ふとんの上で手足をのばす。
そんなユルユルしたことから。


座って両脚を前にのばしてブラブラ。ヒザ曲がったまま前屈。
足首かたい。まわしとこう。
足指をパラパラ動かそう。
ブラブラ、パラパラていどに
これ以上は汗ばむ。やめとこう。
なんちゃってストレッチ、おわり。

毎朝、ねぼけまなこで。
脚、おもに足さきだけ。
わたしは2階で寝ているが、階下におりるとき「足のこわばり」で階段をおりにくいのが、なくなった。

足さきは、血液のめぐりもわるくなっているんだ。クーラーで冷えるので、キシキシ感も強かった。


Bさんはストレッチと、サウナに行くようにしたそう。
「汗腺が開いたのか、すこし汗かいた」
きょうのレッスンは、顔色がよかった。


スキマ時間に、足首まわし、肩まわし。手首をグルグル……。
夜でも、いつでもいい。
首って、まわらないものだ。
じぶんも経済も。
決めつけはよくないか。

ココロもストレッチ。


これから習慣にします。



木曜日のテーマは
「バレエ・ダンス」


いつも こころに うるおいを
水分補給も わすれずに


さいごまで お読みくださり
ありがとうございます。

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