大阪・田代珈琲さん（東大阪市 俊徳道)
ここは東大阪市。JRと近鉄、ふたつある俊徳道 (しゅんとくみち)駅。俊徳丸が大阪・四天王寺までかよった道として、俊徳街道の名があります。みちゆけば茶店ならぬ珈琲店があるのです。
(1952文字)
田代珈琲(たしろコーヒー)さん
大阪府東大阪市永和1-25-11
平日・10:00~19:00
土日祝・10:00~18:00
注文は30分前まで
もより駅は……
●JR・おおさか東線 ●近鉄・大阪線
各線・俊徳道駅…徒歩約3分
ベージュのビルに「TASHIRO COFFEE」の文字。
ご注意…コーヒー豆・ギフト・ドリンクのテイクアウトのみ。店内飲食なし。
さんぽで通るとおもての椅子とテーブルをチェック。空いていたらラッキー。ここで珈琲をいただきます。ひとやすみ、ひとやすみ。
創業と歴史
トビラを開けるとそこは別世界。
シルバーのおおきな管弦楽器のような焙煎機。圧倒されます。
いまは自家焙煎の珈琲店も多く、焙煎機はよく見ます。田代珈琲さんの焙煎機は工場のようなたたずまい。
素人のわたしには、なにがなんだかわかりませんので画像だけ。
いつから創業されているのでしょう？
創業時の奮闘
昭和8年2月、田代珈琲は「田代兄弟商会」として戦前にシロップの製造業を起業しました。創業者は田代 辰(たしろ のぼる)。
当時、銭湯や駄菓子屋や売られていたミカン水などの清涼飲料水を製造する「鉱泉所」というところが地域ごとに存在しており、そこにシロップを卸していました。そのシロップの味付けとしてコーヒーを加えてコーヒー牛乳の素を作ることになったことを契機に、その後は株式会社 房屋商店として改組し、コーヒーの製造も手掛けることになります。
「田代珈琲ヒストリー」より
引用いたししました
なんと、シロップ店からの出発。銭湯にある「コーヒー牛乳の素」の先祖は田代珈琲さん。
昭和8年は1933年、戦前の創業。
銭湯ドリンク・ミカン水の王冠によく「鉱泉所」と書いてあるのは何だろう？ 字のイメージで、地下水が湧き出している所と思っていました。
まさか珈琲のお店で、正しい答えがわかるとは……。感謝します。
約30種類の珈琲豆
2002年…カップオブエクセレンス・ニカラグアのコーヒーをある経営者から紹介されました。1997年頃から高い品質のコーヒーの取り扱いという方針は出していましたが、価値観を変えたのがこのコーヒーを口にした瞬間でした。
目指して」より
現在、高い品質のコーヒー豆ばかり。自慢のコーヒーですね。
テイクアウトのサラリーマンや、焙煎コーヒー豆を買いにくるひとたち。みんな静かに立って待っています。イスはひとつだけありました。
アウトレット・10〜50%オフのコーヒー豆があります。田代珈琲さんは、焙煎後1週間の販売期間。日にちが経っていますが、飲みたかったコーヒーや、掘り出し物の豆があるかも……。
コーヒーのメニュー
これはコーヒーのソフトクリーム
◆エスプレッソ マデューロ 500円◆
スペシャルティコーヒーで抽出したエスプレッソを使ったソフトクリームだとか！
このサンプル、もしかしたらソンをしてるかもしれませんね……。
「エスプレッソ マデューロ」
◆淹れたてコーヒー500円
おもてのテーブルが空いてます。
飲みやすいのは？
スタッフさんにたずねます。
ビスケットおいしそう。お菓子も店内にあります。
トレイに乗ってやってきた。
トレイを取って砂のような豆のうえ。
近鉄電車が頭上を駆ける。目のまえは俊徳街道。車が多いのでホコリが気になるかたは、フタをして。
大阪は、すぐ暑くなるから今だけの特等席。
かなり気温がたかくなりましたね。50%オフのコーヒー豆を挽いていただきました。
ホリデーコーヒ
コーヒーでなく「コーヒ」に
大阪人はうっとりします。
だいすき濃ゆいコーヒ
阪神百貨店にもあるのだ
青空とコーヒー
線路に、すぅーっと赤いすじ
特急「ひのとり」に違いない
すぐ消えた
コーヒーのすじも消してみよ
コーヒ 珈琲 いいかんじ
私鉄でいちばん長い鉄道
大阪の四天王寺につづく道
むかしのひとは健脚だ
つぶつぶコーヒー豆のつぶ
砂利道は
コーヒー豆の街道だったのかな
若いから あるいて行ける1歩ずつ
期間限定の豆の道
そう田代珈琲さんの コーヒも。
■参考のサイト■
田代珈琲株式会社さん
「コーヒー・喫茶店の日」
いつも こころに うるおいを
水分補給も わすれずに
さいごまでお読みくださり
ありがとうございます。
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