天上のダンス・地上のバレエ(58)洋楽でダンス
映画「フラッシュダンス」のヒットで、ジャズダンスを習いはじめました。雨後のタケノコ状態でクラスがたくさん誕生。あらたな洋楽の時代がきらめいて。
(1260文字)
はじまりはエアロビクス
(人名・敬称略。ご容赦ください)
ちょうど米女優ジェーン・フォンダの「ワーク・アウト」もブームに。みんな欧米人の体型に憧れ食いついてました。
こちらは、運動系・エアロビクスブームの始祖ですね。
音楽に合わせてカラダを動かしシェイプアップ。無音でカラダを動かすと地味なトレーニングで辛いものです。
ふしぎと音楽がかかると、音に助けられてカラダが動く。腹筋や軽いランニング、そしてクールダウンの整理体操。
決まった、一連の流れがありました。
なんてったって洋楽
やっぱりミュージック、音ありき!
音楽について、みんな新しい発見がありました。英語だからカッコイイ、何を言ってるのか、わからないから歌詞を追わず、ノリでカラダを動かせる。それもイイ。
エアロビクスは「エアロビ」なんて略して言っていました。
エアロビ音楽もオリビア・ニュートンジョン、リック・アストリー、バナナラマ……。
洋楽とよばれて、みなテレビの『ベストヒットUSA 』で新曲と流行りをチェック。
ネットは、なかった時代です。
ディスク・ジョッキー、
略して「DJ」の小林克也、大好きでした。
当時のわたしの黒歴史は、英会話の教材【小林克也のアメリ缶】購入したことです。
通販で注文。カセットテープ(いまのCDのような音源)が、何本もバケツ缶に入っています。
①カセットテープを再生し、流れてくる小林克也のフレーズと一緒に発音する。
②いつの間にか英語がしゃべれて、発音も上手くなる……。
(はず)
1回だけの通信教育。ビデオもYouTubeもない時代、通信販売がすべてでした。
ジャズダンス
ジャズダンスも、ジャジーなダンスなので音楽ありきの振り付け。
でもジャズというカテゴリーは、なじみがなくて。
レッスンでは、なぜかリズムがバッキバキ、にぎやかな洋楽も多かったような気がします。
派手な音で、乗せよう、ノリでいこう状態でした。シャイな日本人ですから。
音楽は先生の好みで選曲。
そうそう、先生のことを「インストラクター」と呼んだのも、このころから。
レッスンでは、日本のニューミュージックも聞こえてきました。洋楽のコピーのグループの。原語と日本語訳が違うのもわからずでしたよ。
スティービー・ワンダー、スパンダー・バレエ、フィル・コリンズ。
ホール&オーツ、デュラン・デュラン、デヴィッド・ボウイ、ア~ハ、ワム!、カルチャークラブ……
洋楽でダンス。
もう、この世にいないアーティストもいて。
カセットテープが、ずるずると伸びたら……お仕舞い。
いつもペンの先で巻き取ったけれど。
寿命ってなんだろう。
巻き戻せないものがあるなんて。
時間は、若さは。
カーブは、いくつ曲がるの。
……夏のクラクション。
いつも こころに うるおいを
水分補給も わすれずに
さいごまでお読みくださりありがとうございます。
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