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茶寮・つぼ市 製茶本舗さん・シンプルにお茶
つぼ市製茶本舗さんは大阪府堺市・お茶問屋が発祥の茶寮・喫茶店です。
大阪難波のショッピングセンター・なんばCITYのお店で上質なお茶を。
なんばCITY
なんばシティ? 知らない人も多くなりました。1978年(昭和53)開業。
南海電鉄・難波駅にあるショッピングセンターです。
いかにも昭和のネーミング「シティ」昭和時代は「シティ」がついた言葉をよく耳にしました。
古くは、ベイ・シティ・ローラーズ、人気グループの名前でしたね。
漫画では『シティ・ハンター』自動車・ホンダシティ……などなど。
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人々がリアルに暮らす街・賑やかな都会のイメージ。沢田研二さんの歌の中の「スーパーシティ」や、
「シティピープルよ、シルヴァーの光沢にしびれてみたまえ」
…なんてコピーもありました。
近年は別の言い方や意味合いで溢れているシティなのです。
なんばCITYには「ロケット広場」なる場所がありました。地下1階と2階の吹き抜けの空間。
今まさに、ロケットが飛び立たんと天空へ向いたオブジェが。
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なんばCITYは、部分的な開業を増やし1980年に全館オープン。
わたしが高校生のころ、携帯電話のない時代。有名な待ち合わせの場所になりました。お世話になっていました。
みんな、未来を夢見て。ロケットのように上を向いてた。
日本茶の喫茶店
もちろん昭和・ミナミの繁華街です。なんばCITY はもとより、近隣に喫茶店は、たっくさんありました。いまは、カフェと呼ばれるオシャレなコーヒー屋さんも多くあります。
そんな中での「茶寮 つぼ市製茶本舗」さん。
和のお菓子とお茶をいただけるお店です。この喫茶店の茶は緑茶ですね。
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なんば店
大阪市中央区難波5-1-60
なんばCITY本館・1F
■つぼ市製茶本舗さん・歴史■
つぼ市は、時代時代で合う形で現在まで170年以上お茶の製造販売を続けております。
嘉永3年(1850年)谷本市兵衛が泉州堺に茶問屋を創業したのが、つぼ市の始まりです。神戸港開港(1868年)時には出張所を設けるほどに事業を拡大し、明治初期には神戸港や横浜港から茶を輸出。また、この頃、遠州地方に茶畑を開墾したと伝えられています。渋沢栄一翁がお茶のせいさんと販売に寄与した頃と重なります。
お茶の問屋を経ての喫茶店。
嘉永といえば、「泰平の眠りを覚ます上喜撰《じょうきせん》 たつた四杯で夜も寝られず」……の時代ですね (嘉永6年)。
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そんなむかしからの、お茶問屋さん。
こだわりのお茶を、いただきます。
濃茶のような緑、茶壺が目印。以前は別のところ(なんばスカイオ)にありました。照明ひかえめ、落ち着く隠れ家的存在だったのです。
前のお店には何回か行きました。メニューが多すぎ、お茶の専門店のキャラクターが弱かったように思えます。
参考までに画像を載せます。
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堺市の名産品・刃物の真骨頂
ふっわふわ無重力
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お休みメニューか廃番か
いまは、ありません
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迷いに迷いました
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右の四角い「もなか」は今も継承中
なんばCITYに移転
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1Fのレストランエリア。お店は移転前と同じ、静かにお茶をいただくところ「市中の山居」。
しかしリニューアルオープン当初は人の列が長く伸び、落ち着くのを待ちました。
新しいもん好きの大阪人。いずこも同じ。場所を移動しただけなのに。
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入りやすい雰囲気
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壺入り栗ぜんざい
栗茶巾
11月になり、お店に入ることができました。なぜか空いているような、何があったのかと緊張も連れて入店しました……
メニュー厳選!すべてお茶つきに
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■お水はセルフサービスです。
■お茶だけならワンコイン程度の値段。
■お菓子は最初から「お茶がついた
値段」に。
■看板の「かき氷」「パフェ」「もなか」「抹茶菓子」に厳選。
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なんば店
小学生以上はワンドリンク制になり、ドリンク以外のお菓子メニューが1000円以上になりました。
お茶とセットなのですが、価格が高いと感じる人も。
そのためか客層は中高年が多いような気がします。そのぶん落ち着いて、ゆっくりとくつろげます。
たまの贅沢・じぶんへのご褒美に。
わたし、雑多な雰囲気の昭和の喫茶店が、だ~いすきなのですが使い分けとして。
お茶の引き出し、いや、お茶のツボに、はまってしまいました。
背もたれがついた木のソファ-。
どっかり座ってしまい根が生えそうです。
たまたま、わたしが入店した14時ごろは、他のお客さまも少なく嬉しくなりました。
季節の栗・上質な渋み甘み
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栗茶巾
丹波栗。これはステキな季節のお菓子。パフェにしようか、ストレートな栗にします。
|栗茶巾《くりちゃきん》と、お茶は「上折」を注文しました。
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店員さんがお盆ごと持ってきてくださいます。
急須・お湯のポットも。日本茶のポットティ-スタイルです。
お茶の、一煎め。お湯のみから緑色が、こんにちは。
「おいしい低いめの温度で淹れております。二煎めからはご自身でお願いします」
そう言って店員さんは視界から消えました。
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そういえば、あまり店員さんの姿が見えない。仕事の怠慢ではないように思います。
わざと姿を隠していて、必要以上にホールに出てこないのでは。お客さまにリラックスしていただくために。
わたしは、そう思いました。
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栗茶巾の、なめらかさ。もそもそ、ポロポロしない、栗そのもの。
渋みがあり、甘味だけではない秋の深さ。手間ひまかけて作られたお菓子です。シンプルに濃い栗。
お茶は余裕で三煎め
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きれいなお茶の色。二煎めから、じぶんでポットのお湯を。
ポットのお湯は熱い! 直接、急須にそそいで気がつきました。
お湯の温度を冷ますには、お湯をお湯のみにそそいで、ワンクッションおいてから急須へ。
そうでした、普段やっていないのが丸わかりです。恥ずかしい。
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お茶しっかりと出ます
色がきれいです
上質なお茶の出がらしの葉っぱ、お醤油かけたら、食べれます。
美味しい箸休め・お茶うけに。
これも、かつて
茶寮つぼ市製茶本舗さんの茶粥のセットについてました。それからは、ちょっといいお茶っ葉、たまに食べています。
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セルフサービスのお水は
紙コップ(左)
何でだろう?
最近は、我が家で急須を使わなくなりました。家に帰ったら急須を使おう。三煎めも以外や、おいしくて。
緑茶や抹茶などの、お茶が飲みたいなんて、歳とってきたからかもしれません。
なにやら、渋みが今の気分です。
ちょっと上質な栗の和菓子。
煎茶。紅茶。お茶にもいろいろあるけれど。
茶壺に、はまって……ドンピンシャン。
お茶は、ごまかせない。葉っぱとお湯だけ。シンプルにいこう。
熱湯はダメ。お湯をすこし冷まして落ち着いて。
ぬるめでゆっくり、ゆっくり。
急がばまわれ、人生と同じ。
ゆっくりお茶を淹れて思う。
まだまだ、出がらしの葉っぱにならないぞ。
甘いも渋いも、いいもんだ。おいしいお茶。おいしい人生。
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シンプルがいいね。残りの人生も。
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「喫茶店・コーヒー」の日
いつも こころに うるおいを。
水分補給も わすれずに。
最後までお読みくださり、
ありがとうございます。
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