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実家のかたづけ

父なきあとの一軒家。どうするか。
いらぬものは、すぐ捨てました。
かたづけをしていて、でてきたもの。

【閲覧ご注意】孤独のたびだち。つらいかたは、お読みにならないでください。


あき家のはじまり

なにから手につけようか?
「ゴミ袋45 L」「ポリ袋 手さげつき」「保存袋」
ごみ袋。キレイ好きの父のストックが、たくさんのこっていた。

下町の父ひとりで住む家。駅から徒歩15分の距離。駅前のスーパーはすでに閉業していたのです。
ごみ袋ひとつを買いに走るだけでも疲れるところだった。

かたづけには、まずゴミ袋。
のこしてくれてありがとう。


わたしひとりとはいえ、実家のかたづけ。みんなが通るみち。


父の衣類・靴など。もういらない。
バサバサ、ぽいぽい。ゴミ袋。
ひとりでよかった。
家族がいると、背広ひとつでも、つい話しこむのでしょうね。
「おもいで」がメモリー満タンになるまで動けなくなるそうだ。

衣類は、すぐ片づいた。ほぼ捨てることに。はやい、すくない。
セーターなど何着かは置いておく。オットが着たいそうなので。


祖母のきせつのうつわ

何が、かさばったかというと、うつわ。すべて祖母が買ったもの。
高価なものではなく、ふだんづかい。
まいにちの、せともの。


服の衣更ころもがえがあるように、うつわのころもがえをしていた祖母。


  はる なつ あき ふゆ


はたらき詰めの祖母の楽しみは、季節感のある、うつわとキモノ。
父は、すてられなかった。

そうしぼり

娯楽もなく旅行や外出が、いまほどらくに行ける生活ではなかった。

ガラス・せともの・木のいれもの

うつわで出かける。旅をする。

携帯お茶セット
引き出もの
茶筒
コーヒーのセットたくさん

だれとコーヒーやお茶を飲むの?
それぐらいうつわがありました。
これも新聞紙にパリパリ包んで。
すこしずつ ゴミの日に。

いつのドリンク?

ききょう なんてん ぼたん つばき

めぐる季節

なんだろう

かたい木。 おひつかな? 
一人前の食器収納箱? 
茶道具入れと書いてあります。


木の香りはもうない。とんでいった。

プラ容器にかこまれた、わたしのうつわ。

かおりも、においもない毎日。
すこし思い出しては、新聞紙でつつむ。まとめる。

お菓子 くだもの むかしのおやつ

おかしいれ


カメラ

茶色いフィルムを、いれるカメラ。
コニカ。ぶあつい。なめらかじゃない。
背中が、パカッと。両手が重たい。


くるくるフイルム巻き取ってポン。
大きな乾電池みたいな容器に入れてカメラ屋さんへ。
ほら笑い話の黒いフタ。

父は、なにを写したのだろう。
アルバム。あったはず。
かたづけ中は、見てはいけない!
紙ものは、あとまわし。
あとまわし。


おまけ。お菓子入りのカメラのカンカン。孫娘にプレゼント。
なんだかわからない。へんな顔。

レンズをまわしてピント


わたしのもの

音楽雑誌のタオル。なつかしい。
ニューミュージック。自作自演。
雑誌しか情報がなくて大きな本屋さんに買いに行った。

ファンシー雑貨

コルクのコースター。これも使わないのに。
わたしのものがたくさん、父は捨てずに置いてありました。

モデルがバブリー

ジャンボフェリーのパンフレット。四国へ行くときの。
1993年とある。30年前だ。
瀬戸大橋は、できていた。明石海峡大橋は、まだ。
橋と新幹線が、ほんとうに増えましたね。


いけない。紙もの登場。


話が長~くなるので、
きょうは、おしまいにします。


毎週火曜日は
「フォト・イラスト」の日


いつも こころに うるおいを
水分補給も わすれずに


さいごまでお読みくださり、
ありがとうございます。

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