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出発の日 2019. 12. 27

旅行はいつも、なんとなく計画しているときが一番楽しい。

頭を悩ませながらフライトとホテルを押さえ終わったあと。
どこを観光しようか、何を食べようか、なんて考えているとき。

直前になって、本格的に荷物を準備し始めると、あれだけ楽しみだった旅行が、少々、時にはとても、面倒くさく感じられたりする。

気付けば、あっと言う間に12月が終わろうとしていた。
前日までごく普通に仕事に行き、朝はバタバタと準備し、慣れない大荷物を持って家を飛び出した。

いつもより30分だけ遅い通勤時間帯の電車。いつもと同じ方向。行き先だけちょっと違う。

さあ、ニューヨーク行くぞ!というよりは、いつもの通勤の延長みたいで、何も実感が湧かなかった。

飛行機の中では、今さらガイドブックを開き、付箋を貼ったりなんかして。
でも、土地勘がないから、どこをどの順で回ろうかなんて、うまく考えられない。

久しぶりの長時間のフライトでは全然眠れない。
そんな中、私を乗せた飛行機は、着々と目的地に向かっているのだった。

Run away with me
We’re on the way to New York City
Take my hand and see
Manhattan never look so pretty
Travel light and see the world right
You’ll never know if you never go so
Run away with me
And say hello to New York City 

https://www.youtube.com/watch?v=bw1hTfbu5ps



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