いまは、本を読むときだ。
もっと、もっと本を読まなきゃ…!
小説でも、エッセイでも、なんでも。
そう強く感じることが、時々ある。
自分の中で悩みごとがぐるぐる回って、解決策が見えない時。
トラブルの渦中に巻き込まれて、客観的に物事を見られなくなった時。
自分が発した言葉に、自信が持てなくなった時。
いつも会う友人の話が、つまらなく感じてしまった時。
頭の端っこで、もやもやと燻っている何かの、糸口を求めて、本を手にする。
つまらないことに悩むのは、大抵暇な時だ。
どうでもいいことで悩み始めると、「ああ、自分はこんなことに悩む時間があるくらい暇で平和なんだな」と思うようにしている。
一生懸命、真剣に何かに取り組んでいる時は、忙しくて悩む余裕がない。
お話は、暇な時間を有意義なものにしてくれる。
何に取り組んで良いかわからない、行き先を失った心に寄り添ってくれる。
毎日同じに見えていた光景を、違ったレンズをかけて見せてくれる。
心の中の閉じていた扉を開けて、風通しをよくしてくれる。
何より、本の世界への旅は、とても楽しい。
本を読むのは、旅に出るのと似ている。
日々の生活の中にも、様々なヒントが転がっていて、ある時ふと新しい意味に気がつくことがある。
いつだってヒントは側にあるのに、それを見つけるきっかけが掴めない。
いつもとちょっと違うことをすると、不思議と違うことに気がつくのだ。
数週間前、思い立って、23冊の本を買ってきた。
ずっと読みたかった本、好きな作家さんの本ばかりの、偏愛セレクション。
noteを書き始めて、改めて作家さんの偉大さを感じる。
しばらくの間は、この本たちから生きるヒントをもらえるだろう。
楽しい旅は、まだ始まったばかり。
Schönen Tag noch! 😄