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コテンラジオ「性の歴史」~年齢制限の理由

『コテンラジオ』という歴史系Podcastを、ご存知でしょうか。
有名なPodcastのひとつなので、知っている方も多いと思います。

教科書では教えてくれない歴史をおもしろおかしく学んじゃおう、というテーマで配信している番組です。

膨大な知識のうえに一話一話が成り立っているので、スキマ時間にさくっときける、とはいかず・・・。一時期はハマって、ずっと聞いていたのですが、さいきんはあんまり聞けておらず。

しかし、久しぶりにひらくと、こんなタイトルが。

#210 [PG-18] 性の歴史 ー人類が紡いだ愛とセックスの物語ー

んん?性の歴史??
これは必見じゃないか・・・?

まんまとタイトルに惹かれて、聞き始めました。
おもしろすぎて、いま配信されている三話分、いっきに聞いてしまいました。

この回を聞いて、開始そうそう感銘を受けたことがあり。


それは、「年齢制限への説明の的確さ」です。


コテンラジオのすごいところは、「さまざまな角度から、物事を的確に解説するところ」だと思います。

「これには諸説があるんだけど、」「いろんな文献をもとにすると、」などなど。コテンラジオでよく耳にする言葉です。どのくらい確実な情報なのかを、ちゃんとつたえてくれる。

そして、貴族や庶民。当時の時代背景を踏まえた思想など、あらゆる面から出来事を解説してくれます。

ものごとを誤解がないように伝えること
とくに深井さんの言葉のチョイスには感銘をうけます。


で、今回の「性の歴史」のは、PG-18(18歳未満は保護者の助言・指導が必要)なのですが、その理由の説明が的確すぎて。

R-15とかR-18のものが世の中にはたくさんありますが、その意味を「教育にわるいから」としか、わたしは考えていませんでした。子どもがいないこともあり、「教育」というところに、疎いのかもしれません。

「性の歴史」が、PG-18な理由。
それは、これが常識だと思われてしまったら危険だから、とのことです。
子どものうちは、とくに「性」に関する知識が隠されがちです。大人になるにつれて、徐々に「いまの社会における常識」というものが形成されています。常識を知らないうちに、この回を聞いてしまうと、この話が「常識」と思われかねない。
また、この回を「学び」として聞けるのは、いまの社会をスタンダードとして認識して比較しながら歴史を聞けるから、というのもPodcastのなかで述べられていました。

説明のわかりやすさに、おもわず「なるほどなあ」とつぶやきました。

教育に悪い。
そのひとことで片付けられがちな言葉を、丁寧に説明された気がしました。
誤解なく的確に伝える能力、すごいなあ。

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