エッセイ:Imperfect
最近、imperfect(不完全)という言葉に
「完全性」よりも、むしろ、
透き通った広い可能性を感じるようになりました.
Imperfectは、わたしが高校生の時に
ひとつ変化をくれた言葉だったけれど、
ヨーロッパに来て
経験を重ねる度に、
使いこなした皮のように
この言葉がやっと自分の手の中に納まってきたような感覚です.
白と黒、
善と悪、
敵と味方、
勝と負、
そういう、極端の世界の間に広がる
不完全な空間が
もっと人を強く、柔らかく、してくれるのかなと.
今年は、
起こったこと、
感じたこと、
創ったもの、
相手のこと、
すべて、
良し悪しを決めつけず、柔らかく、
受け止めてみようと思います.
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?