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ボロ戸建て物語 解体実施編

どうもゴリラ不動産です。
前回は、DIYスタート編として、ボロ戸建て(昭和レトロ家)の採寸と何となくリフォームの内容を考えておりました。気が付いたら昭和トリップをしてしまい、1日が終わっておりました。

 まずは、内装の解体が必要だと思い、道具を買いにホームセンターへ行きました。解体する為に、「バール」と「ノコギリ」を購入しました。やる気満々である。

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 3週間後 変わり果てた姿が!

暑いから、ちょっと休憩していただけなのに…

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「うわぁぁぁぁぁぁぁ!」また、やってしまった。
 前回相模湖で経験した。夏休みの恒例行事 大繁殖した雑草達が元気にすくすく育っていた。ちょっと目を離した隙に、「また、これだぁ。」大きくため息をつく。一歩進んで十歩下がる。


 気を取り直して、除草作業を進めると、庭に大きな板があった。
 邪魔くさいのでひっくり返すと「たわば!!」下には、大きな蛇がいた。
 閉まり切った雨戸を開けると、「ひでぶっ!」頭に、大きなヤモリが降ってくる。
 畳をめくると「あべし!!」Gの大群が……

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 自然界の猛攻にやられ、怒りに満ち溢れた僕は、バールを振り回し、解体を進める。垂れ壁の石膏ボードに、思いっきりバールを振り回し、穴をあける。テコの原理で壁を引っぺがす。モルタルの塗られた壁は、とても重い。

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 勢い余って、天井も解体してしまう。北斗百裂拳炸裂である。
DIY(Do It Yourself)は、気を付けないといけない。解体を始めると、壊すことが止まらない。もうどうにも止まらないのである。

DIY(ディー・アイ・ワイ)とは、素人(専門業者でない人)が、何かを自分で作ったり修繕したりすること。英語のDo It Yourself(ドゥ イット ユアセルフ)の略語で、「やってみよう」の意。


DIY(Do It Yakeppachi)やけっぱち、やぶれかぶれな気持ち、もうどうにでもなれという心境、自暴自棄、ヤケクソ、やけのやんぱち状態である。


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そして、小雪が舞う冬

 毎回、一人で、バールとノコギリのみで解体しては、ガラ袋にゴミを入れ産廃業者へ運ぶうちに、季節は冬になっていた。
 あまりの辛さに、現場に行って、煙草をふかし、ため息をついて、帰るという事もあった。ただの喫煙所である。

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再び顔を出す 昭和の遺構

 解体を進めていると、見えない所から、またしても昭和の遺構が姿を現した。2階の天井を解体していると、昭和50年上棟の文字とお飾りが眠っていました。そして、庭にある物置には、昭和45年落成という文字が。

 「誰かの想いが、50年近く、家を見守っていたのである」

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 …そして僕は、力尽きた。
 …「もう限界だ。」

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